OPEN 1st PLACE『VERDE』(岡山大学)



一般 1st PLACE 『CANDY』(岡山県ダブルダッチ協会)




原竹 純(JDDA理事兼事務局長)【オリジナリティー】
NORTH、EAST、WEST同様にオリジナリティーの審査をさせていただきました。

一般部門で最高得点を付けたのが「CANDY」でした。少しミスが目立ったものの、質の高いアクロバットや安定感のあるスピードステップまた、スピードステップ中にロープのリリースも取り入れるなど複雑な事にチャレンジしていましたし、体の背面を全て使用してジャンプするなどユニークな跳び方もしていたので、最高得点を付けました。また、素晴らしいブレイクダンススキルを披露してくれた「ごりら」にも高得点を付けました。

オープン部門は参加したチーム数が少なく、他の大会に比べると各チームの差をつけることが難しい状況ではありましたが、その中で1番高得点だったのは1番ミスが少なく堅実に演技を披露してくれた優勝チーム「VERDE」でした。

今回のSOUTH大会は、一般部門で広島と福岡から1チームずつが参加するのみで、それ以外は全て岡山大学関係者の大会となりました。当日の審査員総評でも述べていましたが、中四国地方・九州地方でもっともっと普及をしてライバルチームを作っていかないと、今後のSOUTH大会の発展に繋がらず、また、JAPAN大会で上位に入るチームが当面現れてこないのでは無いかと思います。チームの練習ももちろん大切ですが、まだダブルダッチを知らなかったり、した事が無い人達をもっと巻き込んでダブルダッチをもっと周知していって欲しいと思います。
そして、SOUTH大会にたくさんのチームが参加し切磋琢磨が出来るようになればEASTやWESTのようにレベルの高い大きな大会になると思います。ダブルダッチの普及を念頭において活動をより活発にしていただきたいです。

参加した選手の皆さんお疲れ様でした。
 
JUN(alttype)【技術力】
昨年よりも、部分的には成長を感じられ個人的に楽しめた大会でした。
いいチームもたくさんいました。優勝チームはもちろん一般部門の『ごりら』、オープンの『howarrow』もよかったです。これらのチームには高得点がついたかと思います。

ただ大会全体のパフォーマンス見た印象は、ほとんどのチームがあせっているように感じました。
スキルはある。しかし、どこかバタついている。自信がないのか、前を向いてパフォーマンスしているチームは少ないように感じました。
勝つために攻めることは必要かもしれませんが、練習で確実にできていたのか?そういった印象です。練習で確実に出来るようにすれば 不安なく自信をもって 本番に望めます。それがチーム全体で共有できればすごくいいパフォーマンスが出来ると思います。簡略化してますが、本当にパフォーマンスに大事ですので、来年はそこに期待しております。

*技術とは関係ありませんが
まだSOUTHのシーンも小さく、意識しあう場が少ないように感じます。大会を目指すだけでなく、切磋琢磨できる環境を作ることが必要ではないかと。そのために『普及』にも力を入れてほしいと思いますし、それがもっともっとSOUTHのレベルを上げていくとすごく思います。

選手の皆様お疲れ様でした。SOUTHから世界に!
 
NAOKI(CANADA)【構成力】
SouthではWest同様、構成力を審査しました。

Southを審査して主に感じた事は
・音を意識してオープニングを作っているチームが多かった。
・曲の特徴を活かしきれてない曲編集、曲構成である。
でした。

構成力のみをみると点数にほぼ差はなかったのですが、中でも一歩飛び出ていたのがCANDYでした。オープニング及びエンディングの演出、縄技、スピードステップなどのムーヴ構成(4エイトのムーヴだとしたら4エイトの中で起承転結がある)が観客を盛り上げる構成となっていました。
自分たちの得意な動き、ムーヴを理解し練習を重ねて、且つ観客目線で盛り上げようと構成を考えたのだと思います。

オープン部門だとGanache、VERDE、howarrowが印象的でした。個性のある技をもっているので、それを活かす周りの動きや構成をもっともっと考えるとSouthのSHOWCASEのレベルは間違いなく上がっていくと思います。

【South出演者のみなさんに期待したい事】
普段練習している場所だけにとどまらず、色んなダブルダッチのパフォーマンスを見たり、ダブルダッチ以外のパフォーマンスを見て視野を広げてみても良いかもしれません。
他の地区の代表を黙らせる、見た事のない演技に期待しています。
 
YOSSY(戎)【完成度】
ディライトの審査基準に従った完成度の項目の総評を以下に記させていただきます。

・ミスについて
SOUTH大会では一般部門ではLog-in、オープン部門ではVERDEが最小ミス数でミス無く演技を終えるチームはありませんでした。ですので、どのチームも思ったように得点が伸びてないと思います。特にスピード系の技のミスが多く自分達のスキルにあった難易度の調整が必要不可欠と思います。
WESTの総評でも記しましたが引っかかることによって人の動き・縄の動きが止まってしまうことは完成度はもちろんその他の項目の得点も大きく下げかねません。ですので、難易度の高い技をどのテンポでいくつ入れるのか等のバランスを考えることによって今後ミスを減らすことに繋げてほしいと思います。

・パフォーマンスの安定感、熟練度
一般部門ではCANDY、オープン部門ではVERDEに最高得点をつけさせていただいたのですが、まずCANDYは、少ないミス数では無かったものの、その他の通ったところの技のクオリティーや演出の完成度が良かったので他のチームより良い点数がつきました。
次にVERDEですが、唯一パフォーマンス中のスピードパートをミス無く通したことが、印象に残っています。難易度も申し分無くオープン部門ではトップの点数でしたがスピード以外の技やフリ等の完成度がもう少し上がってくるとより点数がつくだろうと感じました。
全体的な傾向としてリズム・ダンスの完成度は高いが、スピード系は詰めきれてないチームが多かったように思いました。練習のバランス、もしくは入れる技を見直すことによって完成度が上がる可能性もあるかもしれません。

・個人的感想
オープン部門では岡山大学のみの参加になってしまいましたが、そんな中でもお互いに得意なところ不得意なところがハッキリと出ていたのでお互いに切磋琢磨しあってスキルを奪い合ってレベルアップしあうことができれば、岡山全体のレベルが上がるのではないかと思いました。
そして何よりもSOUTHのレベルを上げるためにはダブルダッチ人口の増加が必要不可欠です。今後のシーンのためにも九州、岡山の皆さんが少しでも普及活動に目を向けて頂けると幸いです。僕も頑張ります。

以上です。ありがとうございました。
 
KAORU (M.A.D)【表現力】
大会自体のオープニングからエンディングまで非常に盛り上がりが良く、とても素敵な空間だと思いました。MCへの反応、パフォーマンス中の応援、ゲストへの湧き等、他地区と比べて、会場全体の一体感がありました。

表現を審査していて、大きく感じたことは二点あります。
①衣装、髪型、化粧等のファッションをもっと工夫してほしい
チームで揃えていたり、男女で分けていたり、アイディアを出して決めたことは伝わりました。ただ、そのデモじゃなくても良いようなファッションをしているところが多かったかなと思います。
歴代のチームと同じようなファッションをする必要はありません。チームのデモに合ったものをもっと追求してください。今はテレビやネット、SNSで世界中のファッションが見られます。色々な方面から吸収し、どんどんダブルダッチに取り入れていってほしいと思っています。
その中で「ごりら」のサングラスをかけての演出は、雰囲気や彼自身の動作に合っていて、強く印象に残りました。

②観客目線でデモを作ってほしい
下を向いている、終始無表情、ジャンパーではなくなった途端に気が抜けてしまう・・・。そのようなチームや人が非常に多かったように感じました。
一度、自分が観客席に座って自分のデモを見ていることを想像してください。下を向いていたらどう思うか?終始無表情だとどう思うか?気が抜けた瞬間が見えるとどう思うか?直す点や、逆に気付かなかった良い点がたくさん見えてくると思います。また、縄の外の工夫をしているチームが少なかったです。

舞台上で行うこと全てがパフォーマンスであり、評価に繋がります。その演出が本当に自分たちの見せたい演出なのか、考えてほしいと思います。その中で「Log-in」は、手拍子等の会場を巻き込む箇所があったり、ミスした後のアピールがすぐに出来ていたりと、観客目線でのパフォーマンスが素晴らしかったと思います。

いま現役の方達には、先輩や前回勝者、他地区に「追い付く」ではなく、「追い抜く」気持ちで、ダブルダッチを追求していってほしいです。
冒頭にも伝えましたが、会場一体感は本当に素晴らしいと思います。今のアットホームな雰囲気を残しつつ、今後更にレベルが上がって行くことを期待しています。

2015年 7月 15日(水)10:00 ~ 7月24日(金)15:00
2015年 7月 27日(月)10:00 ~ 9月11日(金) 17:00まで
大人 前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
小人 前売り券 ¥1,500 当日券 ¥2,000
さん太ホール
〒700-0904
岡山県岡山市北区柳町2-2-1
TEL:086-803-8222
Google MAP
13:20 ~
<一般部門>
1 Libero (岡山大学/Jumping Cats)
2 Ficelle (岡山大学/Jumping Cats)
3 Log-in (一般 広島)
4 ごりら (一般 岡山)
5 astray (岡山大学/Jumping Cats)
6 CANDY (岡山県ダブルダッチ協会)
7 TKP (福岡ダッチャーず6161)
<オープン部門>
1 Ganache (岡山大学/Jumping Cats)
2 Blind Archer (岡山大学/Jumping Cats)
3 Desafiante (立命館アジア太平洋大学/Rich C Take)
4 VERDE (岡山大学/Jumping Cats)
5 howarrow (岡山大学/Jumping Cats)
12:00 開  場
13:00 開  演
13:20 パフォーマンス
14:30 GUEST SHOW
15:10 結 果 発 表
15:30 終演 予定
原竹 純(JDDA理事兼事務局長)
・1999年 NDDL「Holiday Classic」優勝(日本チーム)
・2004年 NDDL「Holiday Classic」優勝(アメリカチーム)
・2002年 DOUBLE DUTCH CONTEST Vol,1 優勝
・JUDGE:ADDL / NDDL / WJR / FISAC / DDCW / 各国DDC
JUN(alttype)
・ギネス世界記録保持者 [2本のロープの中で3人が駆足跳びを行いひっかかるまでに何回跳べるか]
・DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2013 優勝
・宝塚歌劇団 月組 技術・構成指導
・KBS京都「B-TRIBE TV」レギュラー出演
・Asia's Got Talent SEMI FINALIST
NAOKI(CANADA)
・2009年 Double Dutch Delight West 優勝
・2009年 Double Dutch Delight Japan 優勝
・2009年 NDDL「Holiday Classic」準優勝
・2010年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN Vol.9 優勝
・2010年 THE GOLD 2010 〜king of double dutch〜  優勝

YOSSY(戎)
・2012年 Double Dutch Delight West 2012 優勝
・2012年 Double Dutch Deligh JAPAN 2012 準優勝
・2012年 NDDL「Holiday Classic」 優勝
・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013 3位
KAORU (M.A.D)
・2012年 NDDL「Holiday Classic」3位
・2013年 Double Dutch Delight Japan 2013 優勝
・2013年 NDDL「Holiday Classic」準優勝
Nao-Z(alttype)

ダブルダッチを愛する熱い気持ちは誰よりも強く、キッズ達から絶大な人気を誇るのもNao-Z。後輩たちの気持ちを一番身近に感じるMCとして、緊張する彼らをステージへと導く。
YUI(REG-STYLE)

DOUBLE DUTCH界きってのイケメン女子!"REG-STYLE"の紅一点としてプレイヤーだけでなく審査員やMCとしても活躍する。一方で、モデル業やラジオのレギュラー番組を持つなど幅広く活動中。
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