1st PLACE 『LIBERTY GRAFFITI』(岩手県立大学 ROPE A DOPE)



一般 1st PLACE 『イマスマニア』(一般)



KO-YA(REG-STYLE)【 技術力 】
選手の皆さん、応援の方々、スタッフの皆さんお疲れ様でした! North大会の会場のあたたかい雰囲気がとても好きでした!
選手たちも気持ち良くできたのではないかと思います!技術面に関しては、ジャンパーとしてのレベルあがっている部分がありましたが、全体的にロープの安定感の無さが目立ち、もったいなく感じました!今回『技術力』を審査させていただいた中で、高得点に入ってきたチームは「LIBERTY GRAFFITI」「イマスマニア」でした。(eastとnorthは同じ基準値で審査しています)

《高得点に繋がったポイント》
・しっかりロープの中で技が行われている。
・ジャンパーの余裕感。
・ターナーの安定感。
・音のニュアンスに合ったリズムがとれている

技術面からみるとNorth大会は安定感が勝敗の分かれ目だったのではないかと感じました!
いくら凄い技をきめようとしても、ロープが乱れていたり、慌ただしい感じが出てしまうと技術面では高得点に繋がりにくいです!高得点にはいかなかったチームで、ステップやスピードなどのロープを引いて回していて、乱れていたのが特に目立ちました!
ロープに関しては、基本的なたるみや、張りをしっかり意識して回してみるだけで、印象が変わるのではないかと思います!レベルがあがってきている分、しっかりロープの安定感を出してNorthの力を100%発揮してほしいと思います!

JAPAN出場チームは、North地区から初の日本一を目指す強い気持ちをもって臨んでほしいです!
まだまだ伸びしろがあるNorth地区!今後、他の地区を差し置く勢いで、爆発的な盛り上がりをみせる日を楽しみにしています!
ありがとうございました!
 
HARUKA(SNOWMAN)【 表現力 】
選手の皆さん、お疲れ様でした。
今大会では「LIBERTY GRAFFITI」「Act’n Baby」「OHISUMMER☀」に高得点をつけさせていただきました。
この3チームに共通して言えることは、舞台上にいる時に初めから最後まできちんと観客を意識することができていてパフォーマンスとしての最低限の基準がクリアされていました(詳しくはNext Herroes East総評へ)。また等身大の演技を行っており、デモを通して自分たちの表現したい事が伝わってきました(East総評も合わせてご覧ください)。

今大会全体で気になったのは、動きが小さくて弱々しく見えてしまう人が多かったことです。観客に手拍子を促すかのように皆で手拍子しているのに腕や指に力がこもっていない、しかも無表情。というようでは、パッションは伝わりません。またダンスを取り入れていたチームがほとんどかと思いますが、頭の向き、胸の向き、目線、姿勢の正し具合、腕や指、足先の力の入り具合、表情などの振りの細部まで気に掛けることが出来ると良かったなと思います。

余裕感を醸し出して雰囲気を作ろうと試みているためか、敢えて動きを小さくしたり、縄の中で振り付けなしで跳ぶだけにしたり、という人もいくらかいました。しかしこれを意図通りに出来る人というのは相当限られていると思っています。出来る人というのは、動きにメリハリがあり、何もしていなくても立ち振る舞いがかっこいい人だけです。メリハリというのは、大きく力強く動く時と小さく繊細に動く時を演技中に混在させることと、ある一瞬の形を切り取ったときに力を込めている部位と抜いている部位を明確に分けられていることによって生じます。また立ち振る舞いがかっこいいというのは、前述したような振りの細部まで気に掛けられていて、更にその動きに年季が入った状態だと思っているので習得には時間がかかると思います。
厳しいことを言うようですが、理想と現実がまだ少し離れているかもしれません。このギャップを埋めるためにビデオ等を活用して自分たちをよく研究し、反映させていってください。

あと最後に細かいですが、大事なところ。演技終了後のポーズの後はしばらく静止して欲しいです。見ている側に余韻を楽しむ時間をください!

North大会の選手と観客の一体感はとても良かったです。舞台とジャッジ席が近かったのもあって、臨場感の溢れるパフォーマンスを見ることが出来ました。表情の良いチームが多かったように思います!
Japan出場チームの方々は頑張ってきてください!!
 
KANEKO(ZIXA)【 構成力 】
ダブルダッチデライトノース、お疲れ様でした。
North大会を観戦するのも、審査するのも初めてだったのですが、総じて楽しく見させてもらいました。特に一般部門はチーム数が少ないながらも、全チーム違ったカラーが出ていて面白かったです。
僕の担当した構成点の審査の大枠に関しては、DDD Next Herroes Eastと、DDDEastの講評を参照して下さい。
今日は、ダブルダッチパフォーマンスの構成に関する各論の話をいくつか出来ればと思います。

1.オープニングをもっと工夫して欲しい
「人は見た目が9割」なんて本が数年前にブームになったりもしましたが、同様に「デモはオープニングが9割」と言っても過言ではないかもしれません。(さすがに9割は言い過ぎかもしれませんが…。)
曲・衣装・演出・立ち方・身体の動き、最初の10秒くらいで「このチームはどんなチームなのかな」っていう印象は、良くも悪くも見てる人には伝わっちゃいます。ぶっちゃけて言うと、「見たいチーム」と「どうでも良いチーム」の2つに分かれます。大会ってチーム数多いですしね。
あ、誤解の無いように言うと、僕は今回審査員なのでどっちもちゃんと見てますよ。ただ、正直「点数を付ける」っていう目的が無いと、後者のチームが続くと見ててキツいです。
デモを作る上で、「本当にそのオープニングがチームの第一印象でいいの?」っていう視点は、持っておいて欲しいなあと思います。

2.見せ場になる『ルーティーン』をキチンと作って欲しい
アクロバットだったり縄技だったり、「スキル」に関して言うと、ノースもそうですし、全国どの大会も年々物凄く進化してると思います。ただ、それが「単発技」で終わるケースが多くて、「チームの特色としてインパクトに残るか」と言われると微妙なことが多いです。

審査項目にもありますが、良い構成を作るためには「インパクト」ってめちゃくちゃ大事です。インパクトのあるムーヴを作ることは大前提。それが出来て初めて「それをどういう順番で、どういうシチュエーションで見せるか」という話に進んでいきます。
そのためには、「練習中に周りの反応を見続ける」。これが重要になってきます。後輩とか身内だけじゃなくて、ちょっとした外での練習やパフォーマンスの時に通りがかりの人・お客さんがどう反応するか。
広く、深く、考えてもらえればと思います。

今回のNorth大会では一般部門の「イマスマニア」、オープン部門の「LIBERTY GRAFFITY」、「OHISUMMER☀」が、上記2点に関して他のチームよりも上手く出来ていると感じました。ちょっと話はズレるかもしれませんが、絵文字がチーム名に入ってるのは初めて見たので、「OHISUMMER☀」のデモは始まる前から結構楽しみにしてました。点数と直接関係ある話ではないですが、こういう「見てる人をちょっとでも楽しい気持ちにさせる一工夫」が出来るチームは素直にすごいと思います。
最後に、初めてNorth大会を見て、Northのフュージョンは関東とか関西と比べても全く違う独自のカラーが出ていて、とても刺激になりました。おそらく半分以上のチームで、ハリーステップ跳ぶ選手が2人以上いたと思うんですが、可能性無限大だなあと笑
僕も学生時代、東北にはパフォーマンスで来ていて、個人的には思い入れの強い地域です。この予選から、そう遠くない先に世界を制するチームが出てくることを楽しみにしています!
 
SHIGE(Who is Respected)【オリジナリティ】
選手の皆さん、お疲れ様でした。全体を通しての感想ですが、あまり見たことがないエンディングの見せ方だったり、技と技の組み合わせで新鮮に感じる部分があり、見ていて面白い場面がありました。ただ残念だったのが、それ以外の部分に動きの雑さや、見せ場までのミスが目立ち、自分たちのパフォーマンスを細かい所まで追求できてないように感じました。結果、ピンポイントで良く思えたチームも正直、トータルで評価すると高得点を付けることが難しかったです。

その中でも自分が高得点をつけたチームは、一般部門では「イマスマニア」でフォーメーションや舞台の使い方によって、他のチームにはない見応えがあり、キャラクターの濃い存在もいて個性的でした。
オープン部門では「LIBERTY GRAFFITI」で縄の中でのダンスが印象的でした。終始チームの雰囲気が統一され、他のチームよりも自分達らしさを見ている側に伝えられていました。ただ、高得点を付けたチームにおいても、独自の技や見せ方の部分でEast大会と比べてしまうと驚きに欠けてしまい、大きく得点を伸ばすことは出来ませんでした。
大会の総評でも話しましたが、低い点数だからといってオリジナリティが無いというわけではありません。あとは、観客を引きつけているか?ただ自分達のやりたいことをやっているだけになっていないか?などを意識しながら、十分に自分達の個性を発揮出来るようなパフォーマンスを目指し、練習していって欲しいです。

さらなるNorth地区のレベルアップに向けて、他の地区と比べて自分達が勝っている部分、追いつけていない部分をしっかりと見極め、その上でもう一度、今大会を振り返り自分たちを磨いて下さい。そしてJapan大会でどう自分達が上位に食い込んでいくかイメージしながら日々の練習に励んで欲しいと思います。Northが他の地区を食い潰す、その瞬間を期待しています!
 
タク( 超三流 )【 完成度 】
完成度の項目を担当しました。完成度は3つの小項目が公開されていますが、その中でも重要視したのは「パフォーマンス全体を通した演技の安定感」です。ジャンパー・ターナーその他の動きの安定感をみて加点しました。他に「ダンスなど複数人で行う演技・技は統一されているか」という項目では、複数人で動いている時や、直接縄に関わらない部分の動き等で全体の雰囲気にどう貢献できていたかをみて加点しました。
「ミスがない」かどうかは実際にミスのカウントをし、その回数に基づき加点をしました。その後の演技の流れが止まっていなければ0.5回ミスとしています。

North大会を通じて感じたのは経験値の重要性。そして出場チーム数が少ないからこそはっきりと感じる基礎レベルの差。上級生と思われるチームと下級生チームでは安定感という点で大きな開きがありました。これはネガティヴな話ではなく、しっかりと成長していく土台がととのっているのだなと感じた話です。
これらの前提の上でミスの話。オープン部門では優勝したLIBERTY GRAFFITI以外は5回以上のミスがありました。何チームかは一定以上の技術力を見せていたチームもいましたがなぜミスを重ねていたのか?その原因として考えられるのは3つ。

■背伸び
 そもそもその演技をする実力に達していない。
■練習不足
 その演技を安定して実施するための練習ができていない。
■本番不足
 いざ本番の緊張感でいつも通りの安定した演技ができなかった

上の二つについては事前の練習で判断できるものです。基礎力がもうちょっとのチームに多く感じました。最後のひとつについては、おそらく関東や関西地区に比べてダブルダッチの本番を経験する機会が少ない東北地区ならではの問題なのかもしれません。より本番に近い環境や意識で練習をすることや、ハードル高いものではダブルダッチイベントを立ち上げるなどなど、この結構高い壁である「本番不足」を盛岡中心に乗り越えてほしいなと思いました。

そしてグっときたのは単身で宮城から乗り込んできたチームがいたこと。住んでいるところも遠くバラバラなのにOBとして地元の大会に挑戦しているチームがいたこと。表彰の時、負けて泣いていたチームがいたこと。
悔しくて泣くくらい本気で取り組める大会に育っているNorth大会のはたしてきた役割の大きさを感じました。
それでももっともっと大きく育ってほしいから、代表で選ばれたチームとあわせて、今回は無念だったチームの皆さまの今後の活躍を願っています。
エントリー期間
2016年 7月 1日(金)17:00 ~ 7月11日(月)17:00


チケット販売期間
2016年 7月 4日(月)10:00 ~ 8月26日(金)17:00まで
大人 前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
小人 前売り券 ¥1,500 当日券 ¥2,000
PLACE
盛岡劇場
〒020-0873
岩手県盛岡市松尾町3-1
TEL:019-622-2258
FAX:019-622-1910 
Google MAP

OPEN  / 12:00
WORK SHOP / 13:00
START / 14:00
CLOSE / 16:10
JUDGES
SHIGE(Who is Respected)
・2007年 NDDL「Holiday Classic」3位
・2008年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2010年 Double Dutch Delight Japan 2010 GUEST SHOW 出演
・2014年 Double Dutch Delight North/East 2014 GUEST SHOW 出演
タク(超三流)
・2005年 ダブルダッチチャレンジinTOKYO ユーモア賞
・2009年 Duoble Dutch Delight EAST一般部門優勝
・2015年 World Jump rope over30 優勝
・2015年 JRSF全日本選手権中学生以上の部ダブルダッチ30秒スピード優勝
・judge:Duoble Dutch Contest Japan、Duoble Dutch Delight kids 他
KANEKO (ZIXA)
・2011年 Double Dutch Delight 2011 4位
・2012年 テレビ朝日系列「仮面ライダーフォーゼ」出演
・2014年 EDINBURGH FESTIVAL "Fringe"参加
・2015年 WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIP 男子オープン部門総合優勝
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 第3位
KO-YA(REG-STYLE)
・2010年 Double Dutch Delight EAST 2010 3位
・2012年 DOUBLE DUTCH CONTEST BELGIUM 2012 優勝
・2015年 超DANCE@HERO GRANDFINAL優勝
・DANCE@LIVE2016 GUEST
・多数メディア出演
HARUKA(SNOWMAN)
・2013年  NDDL「Holiday Classic」3位
・2014年  DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2014準優勝(BEST OF SHOW 獲得)
・2014年  DOUBLE DUTCH CONTEST HONG KONG 2014優勝
・2016年  DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2016 3位
MC FAther(ZERO DD&GA)

今なおプレイヤーとしても活躍するMC FAtherが今年もDouble Dutch Delightに登場!!まさにFatherのごとく、優しさあふれるトークで会場を包み込む。かつて自身も戦ったステージへ出演者たちを後押しする。
タイムテーブル
12:00 開場
13:00 WORK SHOP
13:50 休憩
14:00 開演
15:10 GUEST SHOW
15:25 休憩
15:40 結果発表
16:10 終演
出演順
〈一般部門〉
順番 通し順 チーム名 所属
1 1 Sree 岩手大学 RepTonto
2 2 イマスマニア 一般
3 3 MX 岩手大学 RepTonto
〈OPEN部門〉
順番 通し順 チーム名 所属
1 4 S.U.M 岩手県立大学 ROPE A DOPE
2 5 A-bloom 岩手県立大学 ROPE A DOPE
3 6 Act'n Baby 岩手県立大学 ROPE A DOPE
4 7 AuRora 岩手県立大学 ROPE A DOPE
5 8 OHISUMMER☀ 岩手県立大学 ROPE A DOPE
6 9 SEETHE 岩手県立大学 ROPE A DOPE
7 10 Greed 岩手県立大学 ROPE A DOPE
8 11 BNCrew Se Vault(宮城大学/東北大学)
9 12 ε 岩手県立大学 ROPE A DOPE
10 13 Lupinus 岩手県立大学 ROPE A DOPE
11 14 LIBERTY GRAFFITI 岩手県立大学 ROPE A DOPE
12 15 #YOLO 岩手県立大学 ROPE A DOPE