完全決着!

全てを懸けた最後の戦い…『 Double Dutch Delight Japan 2017 』。一言では言い表すことなどできない壮絶な戦いが繰り広げられ、2017シーズンのチャンピオンが決定した!

今年も、この舞台に立つことを目指し多くのダッチャーが各予選で夢破れていった中、各地区から選ばれしFINALIST たちが東京に集結。あいにくの雨模様とはなったが、彼らからのこの日に懸ける想いが周りにも伝わるほど気合に満ち溢れていて、独特の緊張感が漂っていた。
会場は満員となり、開演前から応援がはじまる等、Japan大会ならではの雰囲気が応援・観戦者の気持ちも昂らせた。

FINALISTたちもこの気持ちに応え、最高の演技が続出!
激戦を勝ち抜きNYへの切符を手にするチームが決定した‼

NOVICE部門は、ノーミスパフォーマンスが続出するなどハイレベルな戦いとなる。
そんな中、昨年もFINALIST として出場したが、悔しい思いをしたリベンジとしてJapan へ戻ってきた、関東代表・藤一ダブルダッチサークルの「LITTLE DYNAMITE」が、力強く洗練された完成度の高いパフォーマンスを披露!彼女たちのスタイルを貫き、技術面でも高得点を獲得。この大会で勝つことを目標にしてきたという彼女たちの念願だった、NY行きの切符を勝ち取った!

ADVANCED部門は、彼らの時代が到来するのではないだろうか。昨年の「Double Dutch Delight Japan 2016」にてNOVICE部門を制覇した関西代表・MIYAKO JUMP ROPE CLUBの「BRASH×BRUSH」が、今年は階級を上げて出場!昨年の経験が更に彼らを強くしたのだろうか、メンバーそれぞれが自身に満ち溢れていて、パフォーマンス中も本人たちからの楽しさが伝わってくるほど。技術面のレベルアップも見せつけ観客を大いに沸かせた!階級を上げたその年にADVANCED部門優勝の快挙を成し遂げた。


OPEN部門では、今年も激戦が繰り広げられることとなる。
団体初出場となるチームも多数出場し、勢いそのままに会場を盛り上げるなか、他を蹴散らすほどのパフォーマンスでEast地区代表・日本体育大学 乱縄「焰麗」が2017シーズンの頂点を勝ち取った!!
East予選1位通過として最終演技者となり、他のチームのノーミス演技やハイレベルなパフォーマンスなどで会場に歓声が上がるなか、そんなプレッシャーをもろともせず、完璧なパフォーマンスを披露!
この日一番の歓声が彼らに送られた。NYへの切符を勝ち取ると共に、日本体育大学に2年ぶりの栄冠をもたらし、団体として同大会優勝最多回数を更新した。

「焰麗」に続き、NYへの切符を勝ち取ったのは、同じくEast代表・日本体育大学 乱縄「Voie-Lactee」!!
惜しくも1点差で優勝を逃すというほどハイレベルなパフォーマンスで高評価を獲得。王道の中にも
彼らのオリジナリルなムーブ・ターニングを繰り出し、見事激戦を勝ち抜いた!

そして最後のNYへの切符を勝ち取ったのは、West代表・京都大学 MTTR「Fiatt」!! 2012年以来のJapan大会OPEN部門出場となるなか、そのままの勢いで初のNY行きを勝ち取った。ダンスやアクロバットではなく、スピードの要素を多く取り入れる等、彼らオリジナルのパフォーマンスを大舞台でほぼミスなく披露。関西地区予選1位通過として一矢報い、3年連続East地区独占を阻止してみせた。

この結果、2018年のJapan大会もEast地区開催(3年連続)となり、関東勢が更なる勢力を見せつけることとなった。この牙城を崩すことができる勢力が現れたら、またダブルダッチパフォーマンスが新たなレベルに行けるのではないだろうか。2018年以降のパフォーマンスに期待したい。

「焰麗」「Voie-Lactee」「Fiatt」のOPEN部門3チームと、NOVICE部門「LITTLE DYNAMAITE」、ADVANCED部門「BRASHxBRUSH」の5チームが日本代表としてNDDL「ダブルダッチホリデークラシック」国際大会へ出場!! 
次なる戦いをニューヨークへと移し、更なる高みへと挑戦する!!






OPNE部門


1st PLACE『焰麗』(日本体育大学 乱縄)



2nd PLACE『Voie-Lactee』(日本体育大学 乱縄)



3rd PLACE『Fiatt』(京都大学 MTTR)

NEXT HEROES ADVANCED部門


1st PLACE『BRASH×BRUSH』(MIYAKO JUMP ROPE CLUB)

NEXT HEROES NOVICE部門


1st PLACE『LITTLE DYNAMITE』 (藤一ダブルダッチサークル)

一般部門


1st PLACE『Mrs.DOUBLE DUTCH』(一般)





【ご来場いただきました皆様】
『 Double Dutch Delight Japan 2017 』へご来場いただき、誠にありがとうございました。
今シーズンも各地区で、そしてJapan大会にて白熱した戦いが繰り広げられましたが、最後の最後まで出場選手へのご声援いただきまいたこと、選手に代わり感謝申し上げます。

また、携わっていただきました関係者様の多大なご協力により、Double Dutch Delight 2017シーズンの全日程を、無事に終了することができました。こうして大盛況のなか終えることができましたこと、いつもご愛好いただている皆様方はもちろんのこと、出場選手、ボランティアスタッフ、関係者様の皆様に支えていただいているからこそと、改めてスタッフ一同、強く感じております。重ねて感謝申し上げます。

Japan大会で見事入賞したOPEN部門3チームと、NOVICE部門・ADVANCED部門それぞれ1チームずつの全5チームが、日本代表として12/3にアメリカ・ニューヨークにて開催されるNDDL国際大会へ出場いたします。
日本代表チームの動向は、オフィシャルHP・SNSにてアップしてまいります。日本代表チームが素晴らしい結果が残せるよう、引き続きご声援をいただけましたら幸いです。

最後に、「Double Dutch Delight」は、より一層皆様に感動をお届けできるイベントをご提供できますよう、スタッフ一同更に精進してまいりますので、今後とも "Double Dutch Delight"への変わらぬご愛顧をどうぞ宜しくお願い申し上げます。




原竹 純(JDDA理事兼事務局長)【オリジナリティー】※審査委員長
Double Dutch Delight Japan2017に出場されたチームのみなさん、素晴らしいパフォーマンスの披露ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。一般部門からNOVICE、ADVANCED、OPEN部門と全てのカテゴリーで熱い戦いが繰り広げられ、今回新しい演出のお客さんと一体になる「DOUBLE DUTCH!」の掛け声もあり、素晴らしいJAPAN大会になったと思います。

はじめに、大会終了時の簡単な総評でもご説明させて頂きましたが、NEXT HEROESのNOVICEとADVANCED部門はNEXT HEROESの基準で審査をさせて頂き、一般とOPENは一般とOPENの基準で審査をさせて頂いているので、得点がNEXT HEROESと一般・OPENと同様に高得点になっている場合があるかもしれませんが、審査基準が異なっている事を予めご了承ください。

さて、今大会もこれまで同様にオリジナリティーを審査させて頂きました。ルールにも記載されている通り、「これまでに行われていない、もしくはあまり行われていないロープトリックやジャンパートリック」「スピードステップ」「技の組み合わせ方」「新しい見せ方」を中心に審査させて頂きました。簡単に私独自の23年間の経験上の観点でお伝えすると、ロープトリックは近年流行しているリリースや複雑な回し方などで、ジャンパートリックは体操のアクロバットやブレイクダンス系のアクロバット、ダンスステップなど、スピードステップは曲に対しての2倍、3倍のスピードの中でのステップなど、技の組み合わせ方はアクロバット×アクロバットやターナートリック×アクロバットやスピードステップ×アクロバットなど、新しい見せ方は良い意味で期待を裏切ってくれるようなムーブなどです。これらは例えなので、これらが全てでは無い事をご了承ください。
これらの様な事をこれまでに見たことがなかったり、あまり見かけないムーブに対して高評価をさせて頂きました。また、ミュージカルを見ているかの様な演出や曲を使用していたり、小道具を上手に使いこなしているチームも加点をさせて頂きました。

今回私が高得点を付けさせて頂いたのが一般部門では「さっぽろーぷす」、NOVICE部門では、「Rush∞Crown」、ADVANCED部門では「BRASH×BRUSH」、OPEN部門では「Voei-Lactee」と「焰麗」でした。
「さっぽろーぷす」は傘を終始使用し、多彩なロープトリックを織り交ぜ3人チームの新しいダブルダッチの見せ方を示してくれました。懐かしいJ-POP1曲使いも斬新でした。
「Rush∞Crown」は女性6名なのに多彩な女性ならではのアクロバットを駆使し、スピードステップも多数取り入れて素晴らしかったです。
「BRASH×BRUSH」は昨年のNovice部門優勝チームで、5名から4名にメンバーが減員していましたが、4名とは感じさせないほど力強く、多数のアクロバットとスピードステップやリリースを組み合わせていて感心しました。
「Voie-Lactee」と「焰麗」はアクロバットのロープの回し方やリリース、スピードステップなど工夫をし、新しい見せ方しようというのがひしひしと伝わってきました。今後のダブルダッチのお手本になる様なパフォーマンスは素晴らしかったですし、「焰麗」の大トリでのノーミスの完ぺきな演技は圧巻でした。

昨年はNOVICE部門とADVANCED部門両方ともアメリカチームに優勝を持っていかれたので、今年はぜひ日本チームが両部門とも優勝し、ADVANCED部門は2位・3位・4位と上位を独占して日本のダブルダッチの強さを改めて見せつけて帰国してもらいたいです。

今大会、パフォーマンス中に2名負傷者が出てしまいました。事前に沢山練習して自信をつけていても、本番のちょっとしたことで大けがに繋がってしまう事があります。ジャンパーとターナーの関わり方ももちろんですが、少しでも不安がある場合は絶対に無理をしないでほしいです。負傷した選手達の早期回復をお祈りします。

各地方予選4大会、NEXT HEROES、JAPANと全てのDELIGHTに参加してくださったチームの皆さん本当にお疲れ様でした。また、協力してくださった協賛各社、スタッフ、ジャッジ、MC、DJ、ゲストそして、会場に足を運んで選手達を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。来年も引き続きDouble Dutch Delight をどうぞよろしくお願いいたします。
 
TMY(Who is Respected)【 技術力 】
今年も技術を見させて頂きましたぁー!もはや、どのチームが優勝してもおかしくないくらいレベルは変わらない状況でしたねー。今日、決めるか!決めないか!って感じです!笑
そして、昨年とほぼ変わらない総評になってしまうのですが、許して下さーい!

NOVICE部門
「LITTLE DYNAMITE」を一番高く評価しました!ステップを踏むクオリティーの高さ、ロープのリリースの綺麗さ、見てて気持ちよかった!一番はパフォーマンスが終わった後、勝手に鳥肌が立っていた事、そして「やばぁ!」と1人でテンション上がっていた自分がいました。本当にカッコよかった…。すごくダイナマイトされました!笑 背丈はあのまま全員一緒に成長していって欲しいなぁ、、笑

ADVANCED部門
正直3チームとも好きでした!
各チーム、面白いMOVEがあり、技術に関しても差はない!決めるか、決めないか!が一番あった部門だったと思う。山場をくぐり抜けた、「BRASH×BRUSH」に軍配が上がりました!反転してからの前転技、ゾワッときましたね~!
「LITTLE QUEEN7」体のストップ、抜き、入れ、緩急に関しては学生が勉強して欲しいくらい素晴らしい!そして何より音がカッコよし!笑 崩れたシーンがあったものの、「見たい」と次をどんどん期待してました!彼女達はこの部門では一番カッコよかったのでこの先も自分達を信じて上達していって欲しい。
「Steel」このチームは僕が得意とする動きが多かったのでワクワクして見てました!笑 わかりやすい攻撃力が強い技、ダンス、が入っている為、それが技術的にまだまだ伝わらなかったのが残念ではあります!ただ披露するネタは申し分無いので本人達にもうひとつ、キレであったり、魂、パッション、と入っていたらこのパフォーマンスは強いなーと思いました!

一般部門
「Mrs.DOUBLE DUTCH」を一番高く評価しました!自分達をわかっている!これが一番伝わりましたね。
次はどんなネタを見せてくれますか?と僕がお願いしたいくらいです!笑 早い曲のところでの技術はギリギリだった中、そこは培ってきたキャリアと気持ちで通した場面は素晴らしかった。自分達のプライドの高さも伝わりました!キャリア、、♩、ウーマン、、♩でした!

OPEN部門
2チームを高く評価しました!
「Voie-Lactee」このチームは、チーム力といったところが強い!雰囲気を壊さず統一していけるその技術が、努力したんだなぁ、、と思わせるくらいに伝わってきた
そしてオリジナルのMOVEの中に無理をしない技量、自信をもっているところ、カッコつけるところはつけると、見てて気持ちよかったなー!今大会OPEN部門では一番好きだった。マジ、マジラクテ!!って感じです!本人達に会ったら言ってあげたい一言です、、笑
「焰麗」
昨年からの期待がそうとう自分の中であったチームでした!やはりやる技の技量が高い!特にロープではなくジャンプ!まだまだこんなジャンプの仕方いけるんだ?と驚かせてくれたチームですね!好き?嫌い?関係なくこれは点数ついちゃうなー、、と思いました!
特に冬馬君、しゃがんで立つ速さ、速すぎやしやせんか?笑 しゃがむMOVEをさせて今、彼の右にでる者はいないんじゃないか?今度それだけのbattleがあったら是非対決してみたいです!笑 ADDLを制してるチームだけにNDDLもどうなるか楽しみですねー!

そして個人的にOPEN部門でびっくりさせられたのが
「Wirklich」のリクオ君ですね。彼の逆立ち、努力の結晶でしかない!見せ方、音にしっかりと合わせる技術、本当に頑張ってきたんだなと一瞬でわかる感じが凄い!何より、どうだ審査員!といった魂も伝わってきて鳥肌ものでした!彼の様に技量を特化させるのも強みの一つだと今年も思いました。

技術もそうだけど、強いチームに学生のみんなにはなって欲しい!
俺は学生のみんなの歳の頃は、毎日DOUBLE DUTCHの事しか考えてなかった。バイト中もDOUBLE DUTCHの事、電車の中でも音楽聴いて、帰ってもDVDや動画みたり、まさにDOUBLE DUTCH LIFEな日々、気になったら動きがあったらすぐ次の日に試してみたり、研究、追求、努力、をしたつもりだけど、同時にまだまだこんなものじゃないとも思っていた、なぜならこれ以上にやっている人がいたら負ける!とも考えた。だからひたすら練習とその日々を繰り返してた。少しでも安心、自信をつけたくて、、。もちろんそれが正解ではないけど、どっかで
勝つ!世界一になる!と目標を掲げたなら、そこから逃げない努力、研究をしてやっと土俵に立てると思ってます。
これも一番はDOUBLE DUTCHが好きだから出来たことだった。勝手にそうしている自分がいました笑だからこそ、勝手にそうなってしまうくらい学生にはDOUBLE DUTCH LIFEをもっと楽しんで欲しい。

kids sceneに関しては講師陣、先生、コーチの方々がすごく研究しているからこそ、それに対し子供達もしっかりと自信を持ってる!そして楽しんでいる!そこは学生にはまだまだ足りないとこだと思っています。
次のJAPAN大会はズバ抜けてやばいチーム期待してます!

かっこよさを求め!ワクワクさせ!鳥肌たたせ!審査員をどうですか?じゃなく「どうだ」!自信を持って!
自分達がナンバー1だと思う練習をしてきてくれる事を楽しみにしてまーす!!!
 
Uryna(NEWTRAD)【表現力】
皆様お疲れ様でした。日本代表に選出されたチームの皆様おめでとうございます!
年々表現力に力を入れるチームが多くなってきているからこそ、今回は表現力とは何かをDouble Dutch Delight の審査項目『表現力』の定義を基にもう一度細分化し、この6つの視点から見させていただきました。

① 表現の中に引き付けられる「工夫」「発想」があるか
② 表現に使われているもの(ムーブ、振付、表情、衣装、フォーメーション、曲、テーマ、雰囲気 等)の質は高いか
③ メンバーの統一感:雰囲気を共有した上でそれぞれの個性をチームの雰囲気に還元できているか
④ この曲以外考えられないと思うほど、フュージョンしているか
⑤ 表現に使われているものが統一されているか
⑥ とってつけた表現力でなく、語りかけられるような内なる強い想いを感じられるかどうか

表現力=「想い」を先行に伝わる形にするため、工夫をすることです。そのため、自分達をどう解釈させたいのか、そして自分が本当にそれを最後まで質高く表現できる技術があるのか、を知らないチームの表現は浅く見えてしまいます。

【NOVICE・ADVANCED部門】
キッズチームにはコーチがいて、コーチが主体となり選曲したりパフォーマンス作成をすることも多いかもしれません。だからこそ質の高い工夫を組み込みながらいかに③や⑥をリアルに感じられるかどうか、プレイヤーが自分自身の心の底から想いをぶつけているように感じるかどうかが大きな点数の差となりました。

NOVICE部門「LITTLE DYNAMITE」は大人でも表現するのが難しい、とても質の高い世界感を“一生懸命表現する”ではなく“オーラとして身にまとう”レベルまでリアルにやりきっていて高い表現力を感じました。
ADVANCED部門「BRASH×BRUSH」は表現に使われるもの(技、ムーブ、振付、しぐさ、表情、など)の質が高いだけでなく、それらに彼ら主体の強い「想い」がにじみ出ていました。他チームにはない圧倒的リアルさに説得力を感じました。
キッズの皆様は“リアルさ”と言っても実体験からの表現はまだまだ難しいと思います。ですが例えば音楽や映画からたくさんの感情表現を学ぶことは可能です。「なりたい自分」が舞台の上で「本当の自分」になるよう研究してみてください!

【一般部門】
一般部門は主にOBチームとして、メンバーの特性や個性を理解した上でコンセプトに賛同してチームを組んでいると思います。そのためどのチームにも統一感があり表現にブレを感じるチームはありませんでした。その中でより質の高い表現が求められました。

「Mrs. DOUBLE DUTCH」は全員が女性ということで「コンセプト」や「想い」の部分で深く統一されていてどの1カウントにも意味があるように感じるほど創りこまれていました。それだけでなく、要所要所でパフォーマンスをより効果的に演出するダブルダッチスキル的な工夫もあり圧倒的な見応えがありました。

【OPEN部門】
チーム内での雰囲気の共有、また曲・パフォーマンス・衣装の統一感はあっても、表現に使われるものに予想がつき安易と感じてしまうものもありました。その中でチームでのやりたいこと自体の質が高く、様々な工夫や演出を織り交ぜているチームが高得点となりました。「Voie-Lactee」は、飾ることなく自分たちのスタイルを誰もが納得する質の高さで貫いていて観てとても楽しめるパフォーマンスでした。3分間切れることなく「表現者」としてのプロ意識を感じました!

表現において自分達を理解し“背伸びをしないこと”はとても大切です。ですがその“ありのまま”で納得できないのであればスキルを付け、幅を広げ実際に“背を高くする”しかありません。より質の高い雰囲気・曲・衣装・振付・ムーブとは何なのか、色々なものからインスピレーションを受けて研究してみてください!

日本代表の皆様は自信を持って、日本をレペゼンし世界にジャパニーズスタイルを轟かせてきてください!!ありがとうございました。
 
GASSAI(SPAS-12 CREW)【構成力】
選手、今大会に携わった多くの皆様、本当にお疲れ様でした。

私は、審査項目に上がっている技術力、表現力、完成度、オリジナリティも必要だとは思いますが、全ての軸となっているのが構成だと考えています。どれだけ他の4項目の何れかに特化していても、構成が悪ければ、見るに耐えないパフォーマンスになってしまいます。
過去の大会での上位入賞者が、どのような曲を使用し、それぞれのムーブと融合させているかを考えてみてください。どのような曲を何曲使用するかは各々のチーム次第ですが、その曲を生かすも殺すも、自分達次第です。

これらを踏まえ、私が各部門で最高得点を付けたチームが

一般部門… Mrs.DOUBLE DUTCH
NOVICE部門… LITTLE DYNAMITE
ADVANCED部門… BRASH×BRUSH
OPEN部門… 焰麗

の4チームであり、この4チームに関しては、「オープニング、エンディングの演出」「使用する曲と演技の融合感」「メリハリ」「技感のスムーズさ」「インパクト」「ステージの広さを生かした演出」「一連の流れで構成できているか」をしっかりと理解していると感じました。

オープニング部分で観衆の心を掴み、演出において盛り上げたい部分で技を繰り出し畳み掛けるのか、若しくは裏切るのか、しかしその裏切りは果たして効果があるのか。
一度、自分達の創り上げたパフォーマンスを自分達自身がジャッジになったつもりで、再度見直してみてください。
なぜ、その曲構成なのか?なぜ、その技でなければならないのか?なぜ、その場所に見せ場を持ってくるのか?なぜ、そのコンセプトなのか?等です。
パフォーマンスは自己満足ですが、単に自分達がやりたい事だけを入れ込んだパフォーマンスというのは、ただの独り善がりであり、パフォーマンスとして非常に評価し難いものになってしまいます。

音をしっかりと聴き取る。クオリティの低い技はやる必要がない。自分達自身の力量を理解して十分に発揮する。
自分達自身がダブルダッチパフォーマーである以上、観衆の目を意識してください。

各プレイヤーの皆様、これからも最高にダブルダッチを楽しんでください。
そして、NYに行く5チームの皆様。
日本の底力を存分に魅せて来てください。
 
TATSUYA(Waffle)【完成度】
選手の皆様、会場にお越しの皆様、Japan大会お疲れ様でした!今回、完成度を審査させていただきました。
ルールにも記載がありますが、一つのパフォーマンスとしての完成度を審査し、「全体の演技の安定感」「ダンス等複数で行う演技・技は統一されているか」「ミスはないか」を中心に全体の熟練度・成熟度を審査し、難易度によって評価しています。

以下、部門ごとに高得点をつけたチームです。
NOVICE部門「LITTLE DYNAMITE 」
ADVANCED部門「BRASH×BRASH 」
一般部門「Mrs.DOUBLE DUTCH 」
OPEN部門「焰麗」「Voie-Lactee」「Fiatt」

「Mrs.DOUBLE DUTCH」は女性らしいダンスを武器に会場を魅了していました。チーム全体のダンスの完成度も非常に高く、縄を跳ぶダンスと縄を跳ばないダンスの使い分けが非常に上手でした。今後女性だけで構成されたチームが増えてきたら楽しみです!
「Voie-Lactee」はダンスの縄の使い方や次から次に出てくる新しいムーブに対してチームの雰囲気が合っていて見ていて気持ち良かったです。特にバク転と飛び込み前転の合わせ技は驚きました。ここ最近アクロバットと縄の融合で魅せる技が多い中、アクロバットのみの見せ方での大技は久しぶりに見た気がしました。
「焰麗」は個々のスキルが高いからこそ出来る演技で観客の心を最後まで掴んでいたと思います。難易度の高い技にも関わらず余裕感を見せていたので、沢山練習を積んで挑んでいるのが見ていて伝わりました。演技に隙がなく完成度としては今大会では1番高い評価をしました。

大会全体としてはミスの多さが目立っていたと思います。
ステップやアクロバットなど、成功すれば盛り上がる難易度の高い部分のミス以外にも、普段の練習ではミスをしないような繋ぎ等の部分でミスが多かったように感じました。本番はどのようなミスが起こるか分かりません。そこを突き詰める練習をしてほしいと思います。
また、ミスで縄を離してしまう場面が多く見られました。縄を離してしまうミスは、立て直しが難しいのはもちろん、演技として世界観が壊れて見栄えが悪くなってしまいます。ターナーは縄をしっかりと握り、もしミスが起きても縄を離さず、すぐに対応することを心がけて欲しいです。

最後に、ダブルダッチは非常にミスが目立つスポーツだと思います。今後演技を作る際に少し考えて欲しいのが、その演技や技に対して何%の確率で成功するのか。仮に成功率30%でも演技に入れる価値があるのか。少しその技を簡単にして成功率を50%にした方が実は見栄えもよくなりリスクも減る可能性もあると思います。その駆け引きは非常に難しいとは思いますが、本番は1回しかないので試行錯誤して演技を作って欲しいです!

NYへの切符を手に入れたチームは日本代表として胸を張って演技をしてきてください!
皆様お疲れ様でした!
チケット販売期間
2017年9月25日(月)17:00 ~ 10月10日(水)17:00 迄
PLACE
江戸川区総合文化センター
〒132-0021
東京都江戸川区中央4-14-1
TEL:03-3652-1111
MAP
出演順
Double Dutch Delight Japan 2017
出演順
 1 部
 <一般部門>
1. 南 風 (Okinawa Double Dutch Crew)  South  一般部門 通過
2. さっぽろーぷす (NORTHROPES/北海道) North 一般部門 通過
3. 鳩弾力 (一般/京都) West 一般部門 通過
4. Mrs.DOUBLE DUTCH (一般/東京) East 一般部門 通過
 【NDDL「ホリデークラッシック」 最終選考会】
 <NOVICE部門 (小学生 ~ 中学1年生まで)>
5. LITTLE DYNAMITE (藤一ダブルダッチサークル)  NHE 2位 通過
6. 中道家 (MIYAKO JUMP ROPE CLUB)  NHW 1位 通過
7. Rush∞Crown (日本橋中学校)  NHE 1位 通過
<ADVANCED部門 (中学2年生 ~ 高校生まで)>
8. LITTLE QUEEN7 (藤一ダブルダッチサークル)  NHE 2位 通過
9. BRASHxBRUSH (MIYAKO JUMP ROPE CLUB)  NHW 1位 通過
10. Steel (Ja☆p Steady Fam) NHE 1位 通過
 2 部
 【NDDL「ホリデークラッシック」 最終選考会】
1. C-JUST (日本体育大学) 敗者復活
2. @muse (追手門学院大学) West  5位通過
3. Wirklich (日本体育大学) East  5位通過
4. O$CAR (立命館大学BKC) West 4位通過
5. PIUMA (明星大学) East 4位通過
6. Avoir (岡山大学) South 1位通過
7. LIBERTY GRAFFITI (岩手県立大学) North 1位通過
8. GLADIOLUS (追手門学院大学) West 3位通過
9. Voie-Lactee (日本体育大学) East 3位通過
10. Master creW (関西大学) West 2位通過
11. ATLAS.88 (成蹊大学) East 2位通過
12. Fiatt (京都大学) West 1位通過
13. 焰麗 (日本体育大学) East 1位通過
TIME TABLE
Double Dutch Delight Japan 2017
タイムテーブル
15:00 開  場
16:00 開  演  /  1 部
 ・ 一般部門
 ・ NOVICE部門/ADVANCED部門
17:20 休  憩 (20分)
17:40 2  部
 ・ OPEN部門
18:50 休  憩 (20分)
19:10 GUEST SHOW
19:25 結果発表
20:15 終  演

JUDGES
原竹 純 (JDDA理事兼事務局長)
・1999年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2004年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・DOUBLE DUTCH CONTEST vol,1 優勝
・DDCW / WJR / FISAC / NDDL / ADDL 審査員
TMY(Who is Respected)
・2007年 NDDL「Holiday Classic」3位
・2008年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2012年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 優勝
・DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2015-2016 優勝
・JUDGE:Double Dutch Delight / DOUBLE DUTCH CONTEST / 等多数
TATSUYA(Waffle)
・2008年/2010年 Double Dutch Delight Japan 優勝
・2010年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2012年/2014年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝
・2015年 Double Dutch Delight GUEST SHOW
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST KOREA GUEST SHOW
Uryna (NEWTRAD)
・2014年 American Double Dutch League 準優勝
・2014年 NDDL「Holiday Classic」3位
・韓流アーティスト「SHU-I」live tour2015 オープニングショーダンサー
・CIRCUS FESTIVAL 『YoungStage』出演
・JUDGE: Double Dutch Delight West/South 2016
GASSAI(SPAS-12 CREW)
・2010年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN Vol.9 優勝
・2010年 THE GOLD~King of Double Dutch ~2010 優勝
・2010年 DOUBLE DUTCH CONTEST HONG KONG Vol.1 第3位 / SPEED 優勝
・2014年 DOUBLE DUTCH ONE'S 2014 SCENE7 優勝 / FINAL 準優勝
・2015年 Double Dutch Delight West/South 2015 GUEST SHOW
MC
MC KENSAKU(回転ソバット)
DANCE界の枠を越え、STREETの様々なイベント、TV・CM、国際大会でMCを務めるなど多方面で活躍。
DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPAN開催当初からMCを務め、関西人特有の突っ込みやハイテンションだけではなく、出演者の気持ちを理解し愛のある言葉が多くの支持を獲得。今やダブルダッチ界でも絶対に欠かせない名MC。
MC TMO(ASGRM)
ダブルダッチのルーツともいえる歴史ある国際大会 NDDL「Holiday Classic」にて、唯一2002年・2003年と2連覇の偉業を成し遂げた「ASGRM」のメンバー。パフォーマンスに限らず、数々のイベントでMCを務め活躍。
MC KENSAKUと開催当初から盛り上げてきたこの男なしで、DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPANは始まらない。
GUEST


BAD TASTE & ELLE
各予選大会のGUEST SHOWとして会場を盛り上げた[ BAD TASTE ] [ ELLE ] の2チームによるスペシャルパフォーマンスが実現‼
現在のダブルダッチシーンを牽引するメンバーが集結したこのSHOWは、他では絶対に見れないほど特別で、なんといっても豪華すぎる‼
それぞれのSTYLEを存分に表現していた各地区予選でのGUEST SHOWからも、この2チームが交わり繰り出すダブルダッチは、どんな融合をするのか…。
瞬きすらもできない‼ 新たなる「ダブルダッチ」を見逃すな!
BAD TASTE ELLE
[ Kozy a.k.a JUNKNESS / Macchi / KEITA / t.taishi / YO-TA ]
2011年に BLACK×PIERROT のリーダーとしてNDDLホリデークラシック優勝へ導き、大学卒業後に結成した YUTTY KINGDOM. では「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2017」へ出場するなど多方面で活躍。ソロのプレイヤーとしても多くのダッチャーからリスペクトされている「Kozy a.k.a JUNKNESS」プロデュースによるNorth・East・NH East大会 限定のスペシャルユニット。彼らが奏でるBAD TASTE (悪趣味)なパフォーマンスは、会場を魅了する。
[ YuI / Uryna / AI / Calna / Miyuki / waka / SHIHO ]
今現在のダブルダッチシーンで、No.1女性ダブルダッチャーと言っても過言ではない YuI プロデュースによるWest・South・NHW大会 限定のスペシャルユニット。
DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2016 にて唯一女性のFINALISTとして出場し、並み居る強豪を次々と撃破!
惜しくも決勝で敗れるものの、女性ソロでも、しかも第一線で活躍できることを身をもって証明してみせるなど勢いに乗るダブルダッチャー YuI。
学生時代から多くのチームの曲編を手掛けるなどマルチな才能をみせる彼女のもと、メンバー全員を女性で構成。
男性には創ることができない表現力と、男性にも負けない力強さ!新たな可能性を提唱する!