NOVICE部門 1位 『ABLAZE』 |
|||
---|---|---|---|
NOVICE部門 2位 『HNKS NEON』 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ADVANCED部門 1位 『Ev0▷1ve』 |
|||
---|---|---|---|
DD.K-ta 【技術力】 | |
今大会は技術力の点ではレベルが高く、出場チームをEast地区の総評で述べた「上位層」「中位層」「下位層」に分けると「下位層」のチームがいないと感じました。技術力の総評では、『「下位層」がいない理由』と『さらに高得点を得るには』について説明致します。 まず、『「下位層」がいない理由』について。今大会出場したチームに共通する事は、「基礎力が高い」もしくは「理解度が高い」と感じた事です。「基礎力が高い」と判断したチームは『ABLAZE』『Ev0▷1ve』、「理解度が高い」と判断したチームは『ABLAZE』『Ev0▷1ve』『HNKS NEON』です。 「基礎力」の説明はEast地区の技術力の総評、「理解度」の説明はNORTH地区の技術力の総評をご覧ください。 このどちらの項目が低いと、不安定なパフォーマンスを披露しミスが多く起きてしまいます。こういったパフォーマンスは技術力の点では良い評価は得られません。点数には反映されにくかったですが、今大会で特に評価したいのは『HNKS NEON』の一曲目から二曲目、縄を置き再度拾い上げる部分です。縄を置く直前にミスをしてしまい、縄が想定外の配置になったのでしょう。 しかし、自分たちで気付けている点、ダンスをしなきゃいけないのにも関わらず、その縄に注目し、それでも審査員や観覧者に目線を送り、二曲目の縄を用いたポーズには元通りに戻していた点は、自分たちのパフォーマンスへの「理解度が高い」と言えるでしょう。 続いて、『さらに高得点を得るには』について。全出場チームの構成メンバーは、それぞれレベルの高い技を難なく披露していました。個人の技術力としては高く評価できます。ですが、パフォーマーとしての技術力の点では、評価しにくいチームはいないものの、さらに進化できるかと思います。 レベルの高い技は誰に披露していますか?チームメイトがレベルの高い技を披露する中、他の人は何をしていますか?ただレベルの高い技を披露するだけでなく、ジャッジにしっかりアピールし、他チームメイトはそれを際立たせる所作を追加するだけで点数は伸びやすくなります。 繰り返しになりますが、Next Heroes Northはレベルが高いと感じました。現状に満足せず、このレベルの高さを毎年更新する想いを持つだけでもこの地区のレベルは上がっていくでしょう。 最後になりますが、観客の皆様、運営と会場スタッフの皆様、ジャッジの皆様、そして選手の皆様、本当にお疲れ様でした。自分も指導に携わっている身としてハイレベルな地区のジャッジを務めさせていただいたこと、光栄に思います。 ありがとうございました。 |
|
RUMI 【表現力】 | |
お疲れ様です。表現力を審査しました、RUMIです。 【NOVICE・ADVANCED部門】 高得点のチームは「ABLAZE」です。最初から小道具を使い世界観をぱっとわかりやすく見せた後、曲の雰囲気にあわせて次々に繰り広げられる技展開や、コンセプトにあわせた全体的な動きの俊敏さがありました。 所々にあった掛け声、表情や技のカッコよさの統一感を含めて世界観を貫いていて、迫力を感じました。 あとはステージの奥行や横の動きもそうですが、上と下の空間ももっと意識して下は深く重く踏み、上の空間はスポットライトをできるだけ体全体で浴びるようなイメージで光を使って大きく見えるような振り付けや縄の動きを工夫すると、よりくっきりと立体感がでて心を揺さぶる表現になるのではと思います。 そのためにも一つ一つの動きや安定感をもっとあげて、魅せたい部分がよく見えるように微調整してください。他のチームもそれぞれ色が違って魅力的でしたが、湧きどころをしっかりとつくり、視線を集めていたところが高得点に繋がりました。 【最後に】 お客さんの立場になった時の想像を細かくしてください。会場の広さを把握して、一番後ろの席かつ視力があまり良くない人にも伝わるように体の中心から動ける安定感をつくってください。 曲は聞こえるけど振付や衣装はほぼ雰囲気でしか見えない人に伝わるものは、動きのリズムや、動きの大小にかかわらず強弱からでるパンチ感、他の観客の歓声が聞こえることによる高揚感等に限られていくと思います。そのくらいの気持ちで体の内側からでる表現方法を追求すれば、それより前の席の方にはジャッジ含め確実に莫大なエネルギーとして伝わります。 あとは、自分の体の特徴を見てみてください。ヒトの体はお魚や昆虫等と比べて、使える部分で言えば多いです。指の本数は複数、頭は割と大きく、すわった首、筋やしわ等、使えるものが沢山あり便利です。パフォーマンスに適した体だと思っていますが、その中でも自分が動かしやすいと思う部分や特徴を中心に伸ばしつつ自分のチームに反映できる能力として磨いて、さらに輝いてください。 選手の皆さん、今回それぞれの真骨頂、素敵なパフォーマンスを見せてくださり本当にありがとうございました。ダブルダッチを楽しんでください。 |
|
TASUKU 【構成力】 | |
出場された選手の皆様、そして大会関係者の皆様、お疲れさまでした。 2回目の開催となるNext Heroes Northは、前大会から更なるレベルアップを遂げており、今後の更なる発展を肌で感じることができました。 ■全体を通して 個々のスキル上昇に伴い、その特性を活かすようなパフォーマンスを作ることができていて、見やすい構成のチームが多かった印象でした。 ■NOVICE部門 『ABLAZE』 技のスキルが高いことに加えて、気迫のこもったパフォーマンスにかなり惹きつけられました。バスケットボールを要所で活用しながらも、フロアやステップにおいてもしっかり魅せきることができており、技の繋ぎも非常にスムーズで見ていて気持ちの良いパフォーマンスでした。 『HNKS NEON』 自分たちのできうる技を余すことなく魅せきれるように、丁寧に作り上げることができていた点が印象に残っています。パフォーマンス中の動きに統一感を生み出すことができていたので、より一層今後が楽しみになるパフォーマンスでした。 ■ADVANCED部門 『Ev0▷1ve』 和のテイストを活用しながら、動きのキレと統一感、音との調和を感じることができました。ミスが多かったので、JAPAN大会ではより完成度の高いパフォーマンスを期待しています。 JAPAN大会に出場されるチームの方々は、自分たちのパフォーマンスに磨きをかけて、さらに進化した姿を見ることができるのを楽しみにしております。 |
|
TO-MA 【オリジナリティ】 | |
今大会でオリジナリティを審査させていただきましたTO-MAです。審査基準はルールに記載されている通りです。 ●高得点チームについて NOVICE部門では【ABLAZE】に15点、ADVANCED部門では【Ev0▷1ve】に12点の最高得点を付けました。 【ABLAZE】 このチームは、「自分達にできることを最大限に練習してきたから見てくれ!」と言わんばかりの自信溢れるパフォーマンスでした! 特にソロの前に想いを叫んでいたのは素敵でしたね!スピードでジャンパーを指差したり、ステップ中の両サイド1抜けなどが印象的でした! 【Ev0▷1ve】 曲に合った衣装で目を引き、和をイメージしたような一貫性のあるパフォーマンスでした!歌舞伎のポーズなど、ところどころに見ていてわかりやすい動きを取り入れていたのもプラスですね! ●全体を通して 今大会、上位チームと下位チームの得点の差が大きく開きました。オリジナリティの項目に限らずですが、2分半の間にステージ上で起こること全てが得点に影響します。 衣装や曲はもちろんですが、例えば目新しい小道具を使ってみたり、新たなアクロバットをパフォーマンスに取り入れることが難しければ、ロープに関与していない周りの人たちの動きを工夫してみるのも高得点に繋がると思います。 自分達にしかできないことってなんだろう?と、新たな可能性を探してみてください! 【おわりに】 選手の皆さんお疲れ様でした!今大会で2回目の開催となるNext Heroes North、出場して得た経験を次に活かせるようにがんばってください!皆さんの更なる成長を楽しみにしています!ありがとうございました! |
|
Yu-TA 【完成度】 | |
出場された選手の皆様、保護者、指導者の方々お疲れ様でした。完成度の審査をさせていただいたYu-TAです。 ・高得点チームについて NOVICE部門「ABLAZE」 スキルフルなフロアムーブが散りばめられていて、かつロープを通し切っていたので加点の対象となりました。また、バスケットボールを用いていましたが、序盤から終盤まで使用することで演技をまとめることができていたと思います。 一方、メンバーがロープ外にいる時の動きを明確にすることで演技の質をもう1段階、2段階上げることができると思いました。 余談ですが、演技中に声を出していた所にグッと心を掴まれました! ADVANCED部門「Ev0▷1ve」 オープニングから3人の演技が揃っており伝えたい世界観がしっかりと伝わってきました。演技が進むにつれミスが重なり焦りが垣間見え、さらにミスが重なってしまう形になりました。完成度の項目において、ルールに「ミスがない」と載っています。ダブルダッチは生ものなのでミスをすることはあります。そこで、ミスをした時のリカバリーのタイミングや声かけなどを事前に決めておくことが、焦りなく演技を持ち直す力となると思います。自分たちにしかできない世界観を十分に発揮してくれることに期待しています! ・全体を通して Next Heroes Northは今年で2回目の開催となりました。昨年に引き続きノース地区のレベルアップに非常に感動しました。演技中の高揚感はステージに立った人しかわからないと思います。そして、それを感じながら演技することは練習とはまるで違うという感覚を味わったと思います。楽しくも難しいダブルダッチをこれからも感じながら自分のものにしていって欲しいと思います。改めて今大会に関わったすべての皆様お疲れ様でした! |
|
||
---|---|---|
|
PLACE 盛岡劇場 メインホール 岩手県盛岡市松尾町3番1号 アクセス |
TO-MA ( FLY DIGGERZ ) ・2017年 Double Dutch Delight Japan 2017 優勝 ・2017年 American Double Dutch League 国際大会 2017 優勝 ・2017年 NDDL「Holiday Classic」準優勝 ・2019年 World Jump Rope Championships 2019 全カテゴリー男子 総合優勝 ・2021年,2022年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝 |
|
TASUKU ( fish or beef, or me ) ・2017年 Double Dutch Delight East 2017 準優勝 ・2019年 Double Dutch Delight East 2019 一般部門 優勝 ・2021年 THE GOLD - king of double dutch - バトル部門優勝 ・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 準優勝 ・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位 |
|
Yu-TA ( 刹那 / fish or beef, or me ) ・2018年 Double Dutch Delight North 2018オープン部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018オープン部門 出場 ・2019年 Double Dutch Delight North 2019オープン部門 優勝 ・2019年 Double Dutch Delight 2019 【 NDDL選考映像審査 】 オープン部門 3位 ・2019年 NDDL 「Holiday Classic」 優勝 |
|
RUMI ( 刹那 / fish or beef, or me ) ・2018年 Double Dutch Delight North 2018オープン部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan2018オープン部門 出場 ・2019年 Double Dutch Delight North 2019オープン部門 優勝 ・2019年 Double Dutch Delight 2019 NDDL選考映像審査オープン部門 3位 ・2019年 NDDL 「Holiday Classic」 優勝 |
|
DD.K-ta ( BeeWorker / Dye you in my hue ) ・2013年, 2014年, 2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013,2014,2016出場 ・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝 ・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 5位 ・2021年-2023年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL - TURNER |
|
KENGO ( REG☆STYLE/FLY DIGGERZ ) 世界最高峰のサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」出演の実績を持ち、プロチームを兼任し前線を走り続ける。 グローバルCM『Apple Air Pods”Jump”』主演、DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021,2022では二連覇を果たし勢いが止まらない!! 今回もMCを通してハッピーを届けてくれる彼のトークをお楽しみに!! |