NOVICE部門 1位
『NOAH』
NOVICE部門 2位
『Rosy☆Lily』
NOVICE部門 3位
『Zenith』
ADVANCED部門 1位
『4Rings』
ADVANCED部門 2位
『No Logic』
ADVANCED部門 3位
『狛ETER』
イワネスインセイン 【技術力】
[はじめに]
 皆さんは自分達の実力を理解していますか? 正直多くのチームは自分達の身の丈を理解出来ていないという印象を受けました。練習で上手くいかない技が本番で通ることは稀ですし、そもそも練習で簡単に出来ていたことが出来なくなるのが本番です。強い照明、多くの人の視線、やり直しは絶対に許されない緊張感、こんな状況で普段通りの実力を出すのは難しいです。逆に言えばしっかりと自分達の実力を理解して、本番でもミスをしないような演技をしたチームは上位に食い込んでいます。なのでまずは自分達が緊張感のある場面でどのようなミスをするのか、またどんな状況でも失敗しない技は何か、といった”本当の実力”を把握する様努めて下さい。

 以下、高得点を付けたチームの感想です。

[NOVICE部門]
「NOAH」
 高難易度のトリックを自分達の限界まで詰め込んだなという印象を受けました。大抵そういったショーはどこかで起こったミスで崩壊してしまうものですが、ミスも最小限に抑えていて素晴らしいです。
「Rosy☆Lily」
 全体的に安定感のある基礎と、ダブルスや三連に見受けられる応用のバランスが心地よかったです。ただ技術を押し出すだけでなく、所々遊びが挟まれるのも良かったです。
「Zenith」
 他のチームとは違う個性を武器に戦っている姿が好印象でした。短縄しながらのスピードのムーブで盛り上げてフィニッシュかと思いきや、その後にいくつか良いムーブが残っていたのも見ていて嬉しかったです。

[ADVANCED部門]
「No Logic」
 正直に言って今年見たダブルダッチのショーの中でも一番素晴らしいものと言える出来でした。ミスがなければ確実に満点を付けていたと思います。ロープとジャンプ両方に見受けられる圧倒的な基礎技術、そしてそれぞれのメンバーの光る個性、その二つがほぼ完璧な形で混ざり合っていました。ショーを通じて彼女達の深い繋がりが見えたのが嬉しかったです。
「4Rings」
 ベーシックロープの中で何が出来るのか、ということに真摯に向き合っているのが好印象でした。序盤のAメンしながらのステップ、その後ターナーも客席へ目線を送るパート、グッと来ました。
「Quintet」
 一番背の高い男の子、今大会の個人的MVPです。最後のポーズには痺れましたね。彼のキャラだけでなくチームとして全体的に安定した技術も武器だなと感じました。見ている人の心を揺さぶるものがもう一つあればより高い順位を狙えると思います。

[おわりに]
 技術力=難しい技を通す力ではありません。シンプルな技でも洗練されていれば技術力として加点されますし、難解なロープトリックを通しても伝わらなければ見ている人の心には届きません。複雑なトリックも、美しい基礎動作も誰かに伝えることで初めて点数になります。自己満でも媚び売りの為でもなくて、自分達と見ている人とのコミュニケーションを円滑にする手段として技術力があると理解し、より良いパフォーマンス作りに励んで下さい。
 
REINA 【表現力】
[全体を通して]
「私たちはこんなチームです」とパフォーマンスからそれぞれのチームらしさが溢れていてとても素敵でした!楽しくてあっという間な1日でした。

[NOVICE部門]
 高得点をつけたチームは「NOAH」です。
 難しいことをしているのに、難しそうな素振りを一切感じさせず正確に魅せ切っていました。2曲目でアップテンポになるところ好きでした!次から次へと詰め込んでいるのにとっても落ち着いていて、その余裕感が気持ちよかったです。驚いたことに、跳び箱でミスをしても、良い意味で普通にしていてかっこよかったです。何事もなかったかのようにパフォーマンスが続き、うわーそこ見たかったよーっとむしろ私はにやけてしまいました。こちらをより引き込ませる余裕にやられました!

[ADVANCED部門]
 高得点をつけたチームは「No Logic」です。かっこいい!どの瞬間を切り取ってもかっこよかったです!誰が見てもテンションが上がるパフォーマンスだと思います。ステージを前後左右に大きく使うことによってパフォーマンスにより広がりを出していて、ステージを超えお客さんを巻き込んでいました。魅せ方上手!と思いました。スキルフルな動きをより圧倒的に!素晴らしい!!ずっと、何度でも見ていたいパフォーマンスです!

[高得点を取るためには]
 まず自分たちの魅力に気づくことです。誰にでも魅力は必ずあります。でも自分の魅力って自分ではなかなか気付けないものです。だからこそチームメイトがいるのです。この子のポーズかっこいいとか、ターナーチェンジ綺麗だなとか、どんなことでも良いです。気づいて言葉に出して伝える。そしてその良さをパフォーマンスに生かすためには自分たちは何ができるのか考える。一人一人の見せ場を一人で完結させるのではもったいない。みんなでより良い魅せ方ができるように工夫することがチームであり、それがチームの魅力にもつながります。そして一体感となり得点に繋がります。

 あと2点お話しさせてもらいます。
 1点目は、曲・衣装・髪型・メイク・ステージの広さと天井の高さ・装飾品など、これらはより自分たちを際立たせる最強アイテムだということです。どのアイテムにこだわりを持って工夫をするのかは自由ですが、これらを駆使すると見え方も変わってきます。ダブルダッチの面白さを更に感じることができると思います。
 2点目は、少し難しい話になります。表現というものは自分たちの中で秘めているものではなくて、伝えることです。誰にでも伝わりやすく表すことが大切になります。こだわりや工夫を詰め込んだパフォーマンスであっても見ている人に伝わらなくてはそれは表現にはならないのです。
 ここからは、その問題を解決するために私がやっていることをお話しするので、あーこんな考え方もあるのかくらいで読んで貰えれば嬉しいです。私の場合、自分たちチームの見せ場やパフォーマンスが自分たちの中で良い!と感じたら頭の中で、そのパフォーマンスをステージ上で披露している自分たちを想像します。そしてもう1人の自分を客席に座らせる想像をします。その客席に座っている自分はそのパフォーマンスを初めて見るお客さんです。そのお客さんがガツンと衝撃を受けるか、自分たちのチームはこんなに素敵なんです!ということを一発で感じ取れるのか、そこを冷静に想像します。その上で修正に移ります。
 自分たちのパフォーマンスにのめり込んでいると、何が良くて何を改善すれば良いのか分からなくなってしまうことがあります。そのために客観的に自分たちを捉えることが大切です。現在は人前でパフォーマンスをする機会が少ないため、客観的な意見や反応を貰えるチャンスもなかなかないですよね。だからこそ想像力を働かせます。全てをステージ上で表現するために準備することが大切です!その準備が楽しめるとダブルダッチがより大好きになると思います!

[おわりに]
 魅力的で可能性に溢れた皆さんの今後の成長を楽しみにしています!
 
Yamato 【構成力】
 お疲れ様でした。構成力を担当したYamatoです。

[審査基準について]
 審査基準はEast大会と同様ですので、East大会の総評をご覧ください。ただし、基準点はEast大会とは異なります。

[高得点のチームについて]
 ・NOVICE部門では「NOAH」「Rosy☆Lily」に15点、ADVANCED部門では「4Rings」に18点、「No Logic」「Quintet」に16点をつけました。
 ・「NOAH」と「Rosy☆Lilly」は、NOVICE部門の中で、個人の力量が飛び抜けていました。他にも面白いチームはいくつかあったのですが、コンセプトや技の新しさでは差が埋められないほど、個人の力量が飛び抜けていたという印象でした。両チームとも素晴らしく、構成という観点では甲乙付け難いと思ったので、同点とさせて頂きました。
 ・「4Rings」は、感動しました。3人チームで見せ方自体はシンプルなのですが、色んな音をしっかり表現していたのが非常に好印象でした。そして、2倍→0シャー→3倍からのAbatakaイントロでの仁王立ち、今大会のベストムーブでした。基準点の関係で18点になってますが、特に言う事はなく、ほぼ満点だと考えてもらえればと思います。素晴らしかったです。
 ・「No Logic」も、音の表現がとても上手く、特にRing Ring Ringはとてもカッコよかったです。とても素晴らしいパフォーマンスだったのですが、個人的にはもう少し緩急が欲しかったように思いましたので、この点数とさせて頂きました。
・「Quintet」は、各ムーブの質ももちろん高かったですが、最初センターにいた方が素晴らしかったです。ネクストヒーローズでは、技術力がある選手は多いのですが、表現力がやはり大人に敵わない選手が多い中で、あのパフォーマー力は本当に素晴らしかったです。結果として、デモ全体を通して、技で魅せる部分と表現で魅せる部分がうまく配置されており、飽きずに楽しむことができました。

[最後に]
 構成力だけにとどまらない話だと思いますが、大会を見ていて感じたことを書かせて頂きます。
 高校生以下の方がよくやるスポーツには、バスケ・バレー・野球・サッカー・柔道・剣道などいろんなものがありますが、それらのスポーツとダブルダッチのフュージョン部門で大きく異なるのは、これが競技であると同時にパフォーマンスである、ということです。
 パフォーマンスであるとはどういうことかというと、たくさん練習してうまくなる、以外に、”自分たちならではの”が必要になる、ということです。

 イーストの総評から映画の話ばかりで申し訳ないですが、例えば“過去のあの映画と、全く同じ脚本・演者で、最先端の音質と画質で撮り直しました! 是非観て下さい! ”と言われても、観る気が起こりませんよね? 私たちが観たくなるのは、その脚本が新しいから、またはその演者(の個性)がユニークだからです。それぞれダブルダッチでいうと、デモの構成と、パフォーマー(の個性)、に該当します。

 今回ネクストヒーローズを観ていて、たくさん練習してうまくなる、ことは十分にできているチームが多いように感じました。なので、”自分たちならではって何だろう?”ということを意識してもらえると、もっといいパフォーマンスができると思います。

 ついでに、もう一つ付け加えておくと、そんなパフォーマンスだからこそ競技と違って面白いところは、どんな個性でも武器になり得ることです。例えば、陸上競技において、足が遅いという個性はどう頑張っても武器にならないわけですが、ダブルダッチでは運動神経が悪いことすら武器になります。例えば、運動神経が悪くて人並みにアクロバットができないからこそ、自分にしかできない技や表現に集中して磨くことだってできるわけです。
なので、自分の個性と向き合い、自分にしかできない技・表現を磨くことを意識出来たら、ダブルダッチをもっと楽しむことができると思います。

 最後に、コロナウイルスの影響でなかなかいつも通りには練習できなかったことと思いますが、その中でも大会に向けて、パフォーマンスを仕上げられたこと、素晴らしいことだと思います!本当にお疲れ様でした!
 Japan出場権を獲得したチームは、Japan大会も是非頑張ってください!
 
Kozy a.k.a JUNKNESS 【オリジナリティー】
 オリジナリティを審査しました。
大きく2つの項目に分け、評価いたしました。
①「見たことのないムーブ・組み合わせ」をしているか。
②「こう来るだろう」という予想を裏切ってくれるか。

 ①については、これまで見たことのない技を新たに生み出せているか、または例えばアクロバット直後の何かであったり、ダンスしながら縄を触ったりなど、技と技を組み合わせて新しい一つのムーブとして魅せられているか、ということが大事なポイントとなります。
 ②については、例えばシャーに行くと見せかけて踊るとか、終わったと思わせて終わらないなど、誰もが予想できるものをそのまま披露するのではなく、そこから気持ちのいい新しい裏切りをどれだけ演技内に入れられるかが大事なポイントとなります。

 NOVICE部門では2チームに最高得点をつけました。
「Rosy☆Lily」
 それぞれのメンバーの得意とする細かい技が、テンポの良い見せ場の流れを止めることなく気持ちの良いタイミングで入ってくるので、とても気持ちの良い爽やかな印象が残る作品でした。
「NOAH」
 衣装も髪型も揃った5人がずっと動き続ける縄技を多用しつつ全体のフォーメーションも意識されていて、間を開けない演技にオリジナリティの高さを感じた作品でした。

 ADVANCED部門では「4Rings」に満点をつけました。演技の始まり方と終わり方に一貫性があるとこや使用曲がビートだけで構成されてあったり、フリ、技、間の取り方すべてが予想出来ないとても気持ちの良い裏切りで尚且つ他と被らないオリジナリティ満載の非常に優秀な作品でした。
 高得点をつけた「No Logic」については、メンバー個人のスキルが非常に高く、難しい音の取り方をしながら簡単そうに縄を跳ぶ姿は圧巻でした。移動や一抜け、わざと技の間に細かい動きの工夫が必ず入っていて、ノリながら楽しめるまとまりのいい作品でした。
 またその次に高得点をつけた「狛ETER」については、衣装の時点でまず新しく、女の子のダンスだけでなくハリーやロープトリックをする勢いに劣らず、スキルの高いアクロバットをする男の子に、いい意味の裏切り、意表を付かれた作品でした。
 その他、「Quintet」の高身長の男の子の振る舞いは強烈なインパクトが残っていて、非常にオリジナリティを感じました。

 全体を通して、今年は他と被らないコンセプトのチームが多く、しかもスキルも高くミスの少ない演技が見られて非常に楽しかったです。
 去年も出てたチームや選手の成長も伺えて感動しました。今回悔しい思いをしたチームの方々は、来年必ずかましてください。JAPANに進むチームの皆さん、代表として胸を張って堂々と演技してきてください。

 以上です。ありがとうございました。
 
KAI 【完成度】
 今回、完成度ジャッジを務めさせて頂いたREGSTYLEのKAIです!
NEXT HEROES EASTたくさんの思いが伝わる素晴らしい大会でした!関わった全ての皆様にリスペクトの気持ちでいっぱいです!
僕が審査をさせていただいた完成度の総評を下記にまとめましたので、今後参考にして頂けたらと思います。

[審査基準について]
 今回完成度の審査で注目した点は、『パフォーマンスとして完成していたか』です!安定感、余裕感、ミスなどの観点はもちろんですが、パフォーマンスとして隙なく仕上がっているかを重点的に審査しました。

[全体を見て]
 完成度の面からみると、とてもミスの多い大会という印象です!特に多かったのは、ミスした後に落ち着ききれずさらにミスが重なるというパターンでした。かといって、ミスをしないように簡単にすればいいと言うわけではありません!自分達の力量を理解し、パフォーマンス内容が充実している事!!それでいてミスなく安定しているチームに高得点をつけました!

[高得点チーム]
 今回完成度で最高得点をつけたのは『NOAH』『No Logic』『4Rings』の3チームです!
たくさん素晴らしいチームはありましたが、正直この3チームにはとても驚かされました!他を寄せ付けない圧倒的な完成度だったと思います!
この3チームを始め上位チームには、ロープ、ジャンプ、その他の動き全てが洗練されていました!一つ一つ細かい練習を丁寧にやってきたのが伝わり、どのシーンを見ても安心して気持ちよくみれるパフォーマンスでした!
逆に上位に入る事ができなかったチームは、パフォーマンス時に危ないなー、汚いなー、動きが揃ってないなー、などと感じる事が多々ありました。
練習時からそういった箇所をなくしていく事ができればより完成度は上がってくると思います!

[最後に]
 このような状況下ではありますが、それを凌駕するほどの想いやパワーを感じた大会でした!!
ダブルダッチに出会えて、
皆さんに出会えて、
この場に関わることができて、
本当によかったと心の底から思います!!
まだまだ大変な状況は続きますが、最大限に気をつけて、また皆さんと会える事を楽しみにしています!
本当にお疲れ様でした!

   
 
2021年 7月 12日(月)12:00 ~ 8月 2日(月)17:00まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥なし
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥なし

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

幸市民館

〒212-0023
 神奈川県川崎市幸区戸手本町1丁目11番地2

アクセス
Kozy a.k.a JUNKNESS

・2011年 NDDL「Holiday Classic」 優勝
・2012年 Double Dutch Delight East 2012 OPEN部門 優勝
・2016年 Double Dutch Nighit Vol.14 優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2017準優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2017準優勝
Yamato ( A Miracle City Harmony )

・2013年 NDDL Holiday Classic 3位 (snowman)
・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013 3位 (Liar)
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2017 2位 / WORLD 3位 (What makes us different)
・2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN FINAL 2019 4位(All you need.)
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 4位 (A Miracle City Harmony)
KAI( CAPLIORE / REGSTYLE )

・2015年 Cirque Du Soleil Milano公演出演
・2017/2018/2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝(3連覇)
イワネスインセイン ( Dye you in my hue )

・2009年 NDDL「Holiday Classic」出場
・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2013 U-19部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight East 2018 一般部門 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST KOREA 2018 JUDGE&GUEST SHOW
・DOUBLE DUTCH ONE'S FIANAL 2016-2019 FINALIST
REINA ( Mrs.DOUBLE DUTCH )

・2015年 Double Dutch Delight East 2015 4位
・2016年 Double Dutch Delight Japan 2016 準優勝
・2016年 NDDL「Holiday Classic」 4位
・2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2019 5位
・2020年 DOUBLEDUTCH CONTEST JAPAN 2020 準優勝
KENGO (REGSTYLE / FLY DIGGERZ) 

赤髪がトレンドマークのスーパールーキー!!若手ながらに、世界最高峰のサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」出演の実績を持ち、プロチームを兼任し前線を走り続ける。グローバルCM『Apple Air Pots”Jump”』主演、DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021では優勝を果たし勢いが止まらない!!MCとしての彼のトークもお楽しみに!!

NOVICE部門 1位
『BAN FOOT』
NOVICE部門 2位
『トンデミーヤ』
NOVICE部門 3位
『ALAMEA』
ADVANCED部門 1位
『Crumb Company』
ADVANCED部門 2位
『釈迦チキ』
ADVANCED部門 3位
『JAMBUDDY』
Nao-Z 【技術力】
 お疲れ様です。技術力の審査を担当させていただきました、alttypeのNao-Zです。

【はじめに】
 WEST大会同様、大会HP記載の「ダブルダッチのロープのなかで行われる各技を評価し審査する。」に基づき審査を行いました。
WEST大会の総評と少し被る部分もありますが、やはりこちらの大会でも技術力を審査する上で1番重要なのはいかにロープが綺麗に回っているかという部分です。
基本的にWEST大会と同じ内容で審査を行いましたが、基準が違うことはご理解ください。
ロープが綺麗に回っていることが大前提となりますが、こちらをWEST大会と同じ基準にしてしまうと点数がほとんどつけることが出来なくなるためです。
その上で、ジャンプスキル、アクロバット等、他の技の熟練度に応じて得点をつけています。
見ていてワクワクするチームが何チームかあって審査していて楽しい大会でした。

【NOVICE部門】
 NOVICE部門で最高得点をつけたのは「BANFOOT」です。
ロックダンスをしっかりとロープを使って踊っていたのがとても印象に残っています。
ダンスがメインなのですがフロア系のアクロバットもパフォーマンスの中に取り入れしっかりと縄を通していたところに高得点をつけました。
何よりノーミスだったことが1番の要因ではないでしょうか。見ていてハラハラする部分が一つもありませんでした。
自分達の出来る最大限の技術をショーに取り入れ、背伸びしていない生き生きとしたパフォーマンスが大変好印象でした。

【ADVANCED部門】
 ADVANCED部門で最高得点をつけたのは「Crumb Company」です。
大人顔負けのパフォーマンスは圧巻の一言です。
ロープの技術はもちろん、アクロバットスキル、ダンススキル、スピード、全てが頭一つ抜きん出ていました。
中でも赤髪の男の子のアクロバットの技術は今大会で1番高かったのではないでしょうか。
そのクオリティーの高いアクロバットをなんの問題もなく通すターナーの技術も高評価に繋がっています。

【最後に】
 NEXT HEROES WEST大会を通して、みなさん無理のないパフォーマンスをしっかりと出来ていたと思います。コーチや先生方が子供達の技術力を理解した上でパフォーマンスを作られているんだなと感じました。

 他には、ロープは綺麗に回っているのにミスが目立つチームが多かったのが少し残念でした。
緊張からなのか、練習ではちゃんと通ってたんじゃないの?って思う部分が多く見受けられました。

 子供達の技術はまだまだ伸びると思います。基礎を忘れずにしっかりと練習を積み重ねていけばもっとレベルの高いパフォーマンスが作れるはずです。

 JAPAN大会に出場されるみなさんは更に技術をあげて大会に挑んでください!!応援しています!!

 コロナ禍の中、本当にみなさんお疲れ様でした!!
 
YuI 【表現力】
 Double Dutch Delight Next Heroes West 2021にお集まり頂いた皆さま、選手の皆さま、長期間に渡り大会をつくりあげて下さった運営・スタッフの皆さま、これまでのご準備誠にお疲れ様でした。
Double Dutch Delight West 2021の総評とあわせてご一読下さい。

【審査基準について】
 私は「表現力」につきまして、HPにて公開されている審査基準に基づき、全体の熟練度を審査し、難易度に応じて評価させて頂きました。
※点数の水準は、Double Dutch Delight Westと異なります。

【高得点をつけたチームについて】
 今回、私が高得点をつけたチームは次のとおりです。
 <NOVICE部門>… BAN FOOT
 <ADVANCED部門>… Crumb Company、釈迦チキ

「BAN FOOT」
 本大会最高得点をつけさせて頂きました。自分たちの実力に沿った内容で、統一感・安定感のあるパフォーマンスであったことに加えて、曲・衣装・スタイルが各々にフィットしていたため、とても好印象でした。思わず身体を揺らしました。

「Crumb Company」
 ターナー・ジャンパースキルと「表現したいもの」のバランスが保たれており、心から曲およびダブルダッチを楽しんでいたところが高評価に繋がりました。

「釈迦チキ」
 JAPAN出場とはなりませんでしたが、このチームは、キッズの中でも今までに見たことのない珍しい雰囲気と、その雰囲気に負けないスキルによる表現がとても好印象でした。

【「表情をつくる」ことについて】
 あくまでも私の考え方ですが、「表情をつくる」ことが「表現する」ことに直結する訳では無いと思います。3分間のパフォーマンスの中で、どの曲に対しても前を向いて大口を開けることが、表現力の高評価に繋がるとは思いません。
しかしながら、「表情をつくる」ことを意識しているチームは、次の3点に留意することができれば、より表現力が増すのでは無いかと考えます。
 ① 曲のリリックを理解する
 ② 曲の雰囲気に合わせて、目線を定める
 ③ 曲の強弱を感じ取り、緩急をつける

 本番のパフォーマンス中に、曲を感じてこれらを意識することは、非常に難しいかもしれません。しかし、曲に感情を入れ、観客を意識する余裕が持てるくらい、日々の練習を積み重ねることが重要だと考えます。

【最後に】
 本大会では、先生と生徒によって創り上げられるパフォーマンスがほとんどですが、生徒の皆さんは、自分たちのパフォーマンスの曲・衣装・スタイルにテンションが上がっていましたか?
私は、「何故その曲、衣装、雰囲気なのか?」という質問に対して、メンバー全員が答えられるほどチーム内でイメージを共有し、気持ちが一つになり、パフォーマンスすることを心から楽しんでいるチームこそが表現力の評価が高く、入賞したのではないかと思います。

 皆さんが、チームのメンバーとダブルダッチが出来る喜びを分かち合い、楽しみながらより一層成長していってくれることを心より願います。
 
HIROSHI 【構成力】
 お疲れ様でした。構成力を担当した、HIROSHIです。

【審査基準】
 大会評価基準の通りですが、ここを抑えて置くことは非常に重要なので、下記しておきます。
構成力:演技全体の演出方法を審査する。特に「オープニング、エンディングの演出」「使用する曲と演技の融合感」「メリハリ」「技間のスムーズさ」「インパクト」「ステージの広さを生かした演出」などを中心に、パフォーマンス一連の流れを一つにまとめ上げるこができているか否か審査する。

【高得点のチームについて】
 NOVICE部門では、“BAN FOOT”に高得点を付けました。審査項目をすべて理解した上で、高い表現力をもって一貫したパフォーマンスを演技していた印象です。勢いがあり、圧倒される演技になっていて、非常にレベルが高いなと感じましたが、少し違ったスパイス(緩急の“緩“or 遊び心)が中盤に加わると、更に引き込まれるものになるかと思います。あとは、フロア等”ダブルダッチ!“というパートが、若干浮いて見えるので、全体のパフォーマンスの中で、マストなものになるよう見せ方を工夫すると良いかと思いました。

 ADVANCED部門では、“Crumb Company”に高得点を付けました。ある意味、中盤から終盤にかけては王道の追い込み方だと思いますが、全体の統一感とそのクオリティの高さが、同じテンションで最後まで見れたポイントだと思います。
一つ圧倒的にいいなと思ったのは、終盤のフォーメーション攻めの部分です。個々で見せるパート、全体で見せるパートが明確に分かれていて気持ちよかったです。(個々がすごいのは一目でわかるので、もっとごりごりフォーメーションパートをしつこく押せば、同じ構成でも、他とより差別化できるのではと思います。)

【最後に】
 NOVICE・ADVANCED部門については、音がしっかりと作りこまれているチームが多かった分、見ていてワクワクするチームが多かった印象です。
その中でも、観客・ジャッジの気持ちを動かし続けられていたチームは、
圧倒的練習量から出てくる自信が違ったと思います。観客に見せたいという気持ちが、全面に伝わってきました。

キッズが増えることで、どんどんレベルが上がってきていることは大変すばらしいことだと思います。今後もレベルを上げていただくのはもちろん、技術競争になるのではなく、自分たちだからこそ作れるパフォーマンスを作る楽しみをもって取り組んで欲しいと思いました。
 
GOTXUZA 【オリジナル】
 皆様本当にお疲れ様でした。
特にNEXT HEROES WESTに出場された選手達は大学生と比べると先生方・親御様・チームメイト・等々都合を合わせての練習というのが大変だったと思います。その中でのいつもと変わらぬパフォーマンス素晴らしかったです。

 ここからはNOVICEとADVANCEDそれぞれ部門ごとに書かせていただきます。

【NOVICE部門】
 高得点をつけさせていただいたチームは「BAN FOOT」と「トンデミーヤ」同率です。
オリジナルの評価項目にある今までにみたことのない技云々は正直あまり見受けられなかったかなと思います。ただ他のチームに比べると、曲の使い方や技の見せ方が多彩でそれがまた衣装や作り出すパーフォーマンスの演出雰囲気にもピッタリ合っており、見劣りしなかったところが高得点に繋がった理由です。

【ADVANCED部門】
 高得点をつけさせていただいたチームは「釈迦チキ」次いで「Crumb Company」「LUNA LUPUS」です。
「LUNA LUPUS」は曲の使い方と演出の部分にかなりの熱量が感じられました。「Crumb Company」は他のチームにない細部までこだわった技や、その技の見せ方と人の使い方・組み合わせ方が非常に上手かったです。「釈迦チキ」は上記述べさせていただいた2チームのいいとこ取りと言ったところでしょうか。見ていて非常に引き込まれました。

 色を出すことがオリジナルにもつながるとは思いますが、そこからもう1段階!チームのなかでも1人1人の個性がもっと出せたらこのオリジナルの項目はグッと1段階評価が上がると思います。NEXT HEROES WESTを審査させていただいた後にDELIGHT WESTのパフォーマンスを観戦させていただきましたが、この部分はまだ大学生のチームができているところが多いと感じました。
 オリジナルを作ることって本当に難しいんです。まずHPに記載されている評価項目の説明を確認してみると、「これまでに行われていない」という言葉が頭につきます。これまでっていつから?5年前?10年前?その年の審査員が知っている限りのこれまで?とこのように大雑把な解釈になってしまいます。具体的に書かれていない以上審査員にこの技見たことない!すごいっ!って思わせるしかないです。必ずしもレベルの高い技が必要な訳ではなく、要は「やられた!」という技。簡単でも誰もやっていない技。今は当たり前になっているようなスピードステップや4エイトのハリー、それをラストの締めに持ってくるような使い方やロープのリリースなど昔はそれ自体がオリジナルでした。誰もやっていなかった時代がありました。当たり前を生み出してください。それがむずかしければ別の部分、「曲の使い方」「演出」で点を稼ぎにいくしかないです。今年のNEXT HEROES WESTに関しては完全に後者。大変ですがまた来年以降挑戦する予定があるチームや今後もダブルダッチを続けていくチームは前者にもっと前向きに取り組んでいただきたいと願っております。
 厳しい言い方を連ねてしまい申し訳ありませんが今大会で感じたことを正直に書かせていただきました。

 以上です。
 ありがとうございました。
 
TARO 【完成度】
 完成度をジャッジさせていただいたTAROです。
NEXT HEROES WESTとても見応えのあるパフォーマンスばかりでした。

完成度の審査基準として安定感、演技・技の統一、ミス以外にチーム全体の空気感を追加してみさせてもらいました。
ステージに登場してきたときの立ち振る舞い、パフォーマンスが始まってからの表情などメンバー一人ひとりが同じ気持ちで挑んでいるか、パフォーマンスをしているかです。

NOVICE部門では『BAN FOOT』に高得点をつけました。
最初から最後まで表情や振りの統一感があり、他を寄せ付けない素晴らしいパフォーマンスでした。安定感もありとても完成度の高いパフォーマンスでした。

 ADVANCED部門では、『Crumb Company』『釈迦チキ』『JAMBUDDY』『LUNA LUPUS』に高得点をつけました。
『Crumb Company』は多少ミスがあっても技のクオリティーやメンバーから感じられる余裕の演技に見ていて安心感がありました。
『釈迦チキ』最初の印象は癖の強い選曲で表現するのが難しそうだなと感じたのですが、上手く表現できていて観客を引き付ける素晴らしいパフォーマンスでした。
『JAMBUDDY』縄の安定さやパフォーマンスに対してこれが自分たちのスタイルなんだと感じさせてくれるパフォーマンスでした。
『LUNA LUPUS』曲に対して表情やパフォーマンスに統一感があり最後までミスがあっても気持ちがブレずにやりきっていてとても良かったです。

 カウントを数える声が聞こえてきて微笑ましいなと思った反面声に意識が持っていかれ少しもったいないなとも感じました。声に出さずとも意思疎通できるまで仕上げられたら観ている側もパフォーマンスに集中して見れるので頑張っていただきたいです。
 またほとんどのチームが講師と一緒に作っていると思います。講師から教わったパフォーマンスをしているのか自分たちのパフォーマンスをしているのかで気持ちの表れ方が変わってきます。
できている子とそうでない子の温度差があり、悪目立ちしていることもあったのでこのパフォーマンスを通してどんなことを伝えたいのか講師を一緒に話し合ってみてはいかがでしょうか?

 どのチームもチームの色があり素晴らしいパフォーマンスでした。見ていてとても楽しかったです。
このような状況下で限られた時間の中完成度を上げるのは大変だったと思います。
講師や親御様を含め大会に向けて一緒に頑張ってくださりありがとうございます。本当にお疲れ様でした。

   
 
2021年 7月 12日(月)12:00 ~ 8月 2日(月)17:00まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥なし
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥なし

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

パープルホール

〒583-0035 大阪府藤井寺市北岡1-2-3

アクセス
HKR( alttype )

・2016 - 2021年 CIRQUE DU SOLEIL 『JOYÀ』 出演
・2015年 ASIA’S GOT TALENT SEMIFINALIST
・2014 - 2015年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 優勝
TARO( Fat man Crew )

・2009年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN vol.9 優勝
・2010年 DOUBLE DUTCH CONTEST Hong Kong vol.1 優勝
・2012年 Double Dutch Delight West一般部門 優勝
・World Jump Rope 2014~2018 5年連続優勝
YuI(ELLE)

・2016年 DOUBLE DUTCH NIGHT VOL.13 優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2016-2017 準優勝
・2018年 THE GOLD –king of double dutch- 優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 準優勝
・2016 – 2021年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST
HIROSHI(MACKDADDY)

・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 優勝
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD総合優勝(2部門制覇)
・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 第3位
GOTXUZA( ふとっちょまんくるー )

・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013 3位
・2013年 Double Dutch Delight Japan 2013 準優勝
・2013年 NDDL「Holiday Classic」 優勝
・2014年 WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIP 2014 総合優勝
・2018年 WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIP 2018 総合優勝
MC Uryna(NEWTRAD)

プロダブルダッチチーム「NEWTRAD」のメンバーでMCを務めるUryna!
パワフルさと関西弁のノリの良さを持ちながら、英語も話せる多様さで、会場を盛り上げる!