展示室コード : 8P2966A66

OPEN部門 1位
『Synappse』
OPEN部門 2位
『Bloody Velvet』
OPEN部門 3位
『ram-tam tam』
OPEN部門 4位
『MysticTopaz』
OPEN部門 5位
『Bølge』
敗者復活
OPEN部門 6位『煌華』
OPEN部門 7位『Nexus』
OPEN部門 8位『Make-Up』
一般部門 1位
『GENKAI GUMBALL』
BEST ROOKIES
『Chimera』


【入賞チーム以外の順位訂正のお詫び】
先日、発表させていただきましたDouble Dutch Delight East 2022 の順位結果に関しまして、
”入賞チーム以外”の同点チームの順位が同順位になっておらず発表してしまいました。
同順位が適用されていない順位で発表してしまい、不信感を抱いてしまうような発表をしてしまいましたこと、
出場された皆様をはじめ、Double Dutch Delightをご愛顧いただいております皆様にお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。

ルールに則り、9位以降のチームで、合計得点が同点のチームを同順位と訂正させていただきました結果を、改めて発表させていただきます。
今後、結果発表への手順を改めて見直し、このようなことを一切起こさないよう徹底してまいります。
改めて、訂正させていただきました結果順位を発表させていただきます。
なお、「審査得点」の結果は変更はございません。
改めてご確認を宜しくお願い致します。
イワネスインセイン 【技術力】
【はじめに】
 技術は全ての土台です。何かを表現したいのなら、それを表現しうるだけの技術が必要です。今大会では自分達の表現したいものを、余すことなく表現出来るだけの技術を持っているチームは少なかったです。
とにかく基礎を磨いてください。柵にロープを括り付けて回したり、普通のジャンプを見直したり、とにかくダブルダッチを初めて最初に習うようなことを疎かにせず向き合うことが大切ですし、それが出来ているチームが評価されます。派手なトリックで会場を爆発されることを夢想するよりも、美しいシャーで見ている人の心を貫こうとしてください。

以下、高得点をつけたチームの感想です。

【 一般部門 】
「GENKAI GUMBALL」
 一人一人の個性と技術、カリスマ性が遺憾無く発揮されていました。正真正銘6人全員が今大会のMVPですね。ミスがなければ満点をつけたいなと思うくらい良かったです。ダブルダッチの良さが詰まっていた素晴らしいショーでした。

【 OPEN部門 】
「Synappse」
 全体的な安定感が抜群でした。中盤の観覧車ムーヴには痺れました。ミスもありましたが納得の優勝ですね。「勝ちたい!」という気持ちを恥ずかしげもなく出すことが出来ればもっと良いショーになると感じました。

「ram-tam tam」
 ジャンパーとしてのスキルはOPEN部門ではトップでした。世界観をより突き詰め、ミスを減らし、より麗しいショーにして欲しいですね。

「Bølge」
 トリックの難しさという点では頭ひとつ抜けていたと思います。ただリスクヘッジが甘いかなという印象も受けました。前を向いて三連を回すムーブは心から血沸きました。

「煌華」
 ミスもありましたが、技術不足のミスという印象は受けませんでした。三連のペダル、素晴らしかったです。

【 おわりに 】
 正直な話、今大会は私が過去に審査した2020年、2021年と比較してレベルが低いなと感じました。理由の一つとして思いつくのは、過去の入賞チームを見て、彼らの考え方の上澄みだけを掬ってコピーしているチームが多かったのかなと。

 結果を出しているチームというのは、ただ派手な衣装に身を包み、分かりやすいコンセプトのもとで難しいトリックを連発している訳ではありません。その裏側には「なぜこの衣装か?」、「なぜこの曲か?」、「なぜこの技か?」、「なぜデライトに出るのか?」、「なぜダブルダッチをしているのか?」、「なぜ生きているのか?」、等々数えきれない程の自問自答があるはずです。それらを乗り越えてやっと素晴らしいショーを披露する所まで到達出来るのです。
今回結果が振るわなかった方は、自分自身と深く対話することをおすすめします。その先に明確な答えが無いとしても、当てのない闇の中を進んだ者だけが見れる景色があるはずですからね。
 
Lisa 【表現力】
 出場された選手の皆さん、そして今大会をサポートいただきました関係者の皆様、お疲れ様でした。表現力をジャッジさせていただきましたLisaです。審査基準はHPに記載の通りです。

【全体を通して】
●目線
●(自分/チーム)らしさ
この二つが特に気になりました。

 まずは目線。
今回は一階の真っ直ぐ目線の先にジャッジが座っていました。私も舞台に立ってわかったのですが、しっかりジャッジを把握できる位置にいます。ですが、目線が下がっていたり、ロープをずっと追いかけているチームが多く感じました。
目線が下がっているとパフォーマーと見ている人の間に壁を感じます。そして、自信のなさも感じます。もちろんずっと前を見る必要はありません。ですが目線は武器になります。少しの工夫で表現に深みを出してみてください。

 次に(自分/チーム)らしさです。
私は「表現力=音に合わせて表現できる」だけが正解ではないと思います。自分なりのイメージをもとにそれに対して自信はありますか?なければ表面的な表現になってしまいます。
中途半端な表現は逆に心が離れていきます。自分が納得したイメージとそこに対する想いが重なった瞬間人の心を動かします。

 表現には正解がないからこそ、自分への理解や経験値が大事だと思います。何がしたいのか?どう伝えたいのか?ただやるのではなくそこに自信を持ってください。

【高得点をつけたチーム】
 一般部門では、GENKAI GUMBALLに高得点をつけました。音に対するアプローチが特に細かく洗練されていて、一人一人が跳ぶ時に同じ音でもそこに個性と自信を感じました。

 OPEN部門では、Synappse/Bølgeに高得点をつけました。
Synappse:私たちを巻き込んでいくような空間の作り方、衣装と曲そしてチーム一人一人に違和感を感じさせない統一感はとても素晴らしかったです。
Bølge:  チーム全員自分なりのパフォーマンスの入り込み方をしていて、いい意味で個々がずっと主役でした。
特に縄や人の動きにもこだわりを感じ、他にない表現を持ったチームでした。

【最後に】
 よく聞くと思いますが大事なことなので、、ジャッジはみんな人間です。
「人の心を動かす」これは相手にとって新たな感覚との出会いです。ぜひ人の心を掴めるチームになってください!

 Delight Eastは終わりましたが、もう次の戦いが始まっています。これからの皆さんの動き方が次の勝敗に繋がります!後悔のないよう頑張ってください。今後の活躍に期待しています。
 
TASUKU 【構成力】
 皆様お疲れさまでした!構成の大枠に関してはNEXT HEROESの総評にて説明させていただきましたので、そちらをご確認ください。本大会は構成に関して、点数の伸びにくいチームが多くありました。理由としては大きく2点あります。

 1点目、そもそも構成を考えていないチーム。
まだダブルダッチを始めて間もなく、構成を考える余裕が無い…
数年経ったが構成を意識せず技を並べている…
そういったチームは本項目で高得点を狙うことは難しいです。オープニングから数秒で構成が練られているチームかどうかは一目瞭然でした。

 2点目、審査員のTO-MAも当日会場にて話していた「見せ場前の練習」ができていないチーム。
構成はパフォーマンス全体を通して捉えるべき項目ではありますが、期待値を上げたのに技の直前で引っ掛かってしまう…
パフォーマンスの勢い付けや、ラストスパートへの演出として技を活用しないといけないのに縄に入った直後でミスをしてしまう…
上記は構成としても気持ちの良い点数に繋がりにくくなります。

 構成力で高得点を狙うために、パフォーマンス全体を意味あるものにする覚悟で臨んでほしいと思います。
OPの動き出し、縄の移動、縄の上げ方、人の配置、技の入れる頻度と難易度…すべてにおいて自分達なりの意味づけを意識して、パフォーマンスを作り上げてほしいです。
そしてその意味付けにおいて更に大切になるのは、人に見せて『伝わる』・『違和感がない』・『感情をコントロールできているか』を確かめることです。だからこそ様々な人からフィードバックや意見を貰って、自分たちなりの作り方や考え方で人を揺さぶることができているか?を考える癖付けができると良いと思います。

 一般部門は「GENKAI GUMBALL」に最高得点を付けました。
観客に一呼吸置かせてから、一気に加速して畳みかける流れは見ている人もついつい体を動かしてしまうような、最後まで飽きさせることのないパフォーマンスでした。
一般に関しては洗練された選手が全体的に多かったため、どのチームも構成に関しては意図目的がハッキリしているチームばかりでした。

 OPEN部門は「Synappse」に最高得点を付けました。
序盤はシンプルに自分たちの得意とする技・流れ・演出で進めつつ、中盤で以前の大会でも見たことのある技を更に進化させた『サプライズ』を加えたことで、一気に会場全体のボルテージを引き上げました。そしてそのまま最後まで自分たちの世界観でキレイにまとめ上げる圧巻のパフォーマンスでした。

 JAPANに出場されるチームは本大会よりミスを無くし、更に洗練された最高の状態で戦ってくれることを願っております!
 
TO-MA 【オリジナル】
 今大会ではオリジナリティを審査させていただきましたTO-MAです。審査基準はルールに記載されている通りです。

【高得点チームについて】
 一般部門では「GENKAI GUMBALL」に17点、OPEN部門では「Synappse」に18点の最高得点を付けました。

・「GENKAI GUMBALL」
 音の取り方や人の配置がわかりやすく、そこに細かなロープトリックなどを織り交ぜた、内容の詰まった濃いパフォーマンスでした。あれだけの技を組み込んでいるのにも関わらず少ないミスでまとめ上げ、他のチームにはない魅せ方をしていたこのチームに高得点を付けざるを得ませんでした。見ていて非常に楽しかったです!

・「Synappse」
 自分たちのチームの色を上手く表現できていたと思います。メンバーそれぞれの役割が明確であり、一貫性のあるパフォーマンスでした。ステージの証明がついた瞬間の衣装のインパクトや、見たことのないオリジナルの技が強く印象に残っています。あまり目立たないところかもしれませんが個人的に好きだったのは、スピードを跳びながら後ろ向きのままターナーチェンジをしたところですね。ふとしたタイミングで高度なテクニックがアクセントとして入っていたのでワクワクしました!

【全体を通して】
 今大会、ミスが多かったこともあると思いますが、オリジナリティの得点の平均が低かったように感じます。チームやメンバーそれぞれの強みを最大限に活かすためにはどうしたらいいのかをもっと追求してほしいなと思いました。
NEXT HEROESの総評でもお伝えしましたが、オリジナリティで高得点を取るには印象に残るパフォーマンスをすることが重要です。なのでまずは「このチームってこういうことしてたよね!」と言われる印象深い何かをひとつ作ってみてください。衣装・曲・振り・ロープトリック・アクロバットなどどんなことでもオリジナリティの得点は伸ばすことができると思います。見せ場が終わった後のアピールひとつで1点2点変わることもあるんです。一度見ただけではわからないような細かい技なんかは見てもらえなければやってる意味がありませんが、評価してほしい技なのであればジャッジの目をそこに向けさせればいいんです。
そこまで考えてパフォーマンスを作ってみると得点は大きく変わってくると思います!!

【おわりに】
 選手の皆さんお疲れ様でした!大会に出場して得られるものはたくさんあります。それをいかに早く吸収して次に活かせるかが大切だと思いますので、得たものは何なのかを考え、自分の成長に繋げてください!ありがとうございました!
 
haruka 【完成度】
【はじめに】
 本項目の審査基準は大会HPのルールに準じています。“完成度”という項目は他の4項目と比べ、ミス数と強い関係があります。1つのミスが得点に及ぼす影響については、NHE大会の総評で記述させて頂きました。詳細はこちらをご参照下さい。

【全体を通しての印象】
ⅰミス発生直後の振る舞いと事前準備。
 ミスを多発・連発してしまったチームが多く、特に“ロープドロップ”のように演技の中断を余儀なくされたチームが目立ちました。ロープドロップを伴う1ミスは、演技の円滑な続行に支障をきたす致命的ミスです。
Japan大会・世界大会を視野に入れたチームにとっては、勝敗を左右しうる命とりのミスとも言えます。しかし、ミスの大小に関わらず、ミス発生直後の選手1人1人の所作が、“完成度”の得点に大きく影響しました。
「ここでミスが起きたらXにしよう」「Xが実施できなかった場合はYに変更しよう」といった“共有”までは、多くのチームが行っていると思います。しかしながら、本番、極度の緊張下で即座に計画外の動きを行うには、非常に高い技術と経験が求められます。致命的ミスをも“想定の範囲”という認識をチームで共有し、ミスを想定した練習を積んできたチームの立て直しは、迅速かつ正確でした。
ノーミスで演技を実施できたチームがいなかった今大会においては、ミスありきでの“完成度”を評価することになりました。ミスのない演技を目指しつつも、万が一のミスを想定した動きを鍛錬することで、余裕のある立ち振る舞いが自然に生まれ、見ている側の落胆を最小限に抑えることにもつながります。加えて、さらなるミスの発生防止にも寄与します。

ⅱロープが美しく回る継続時間。
 ターナー間の距離を意図的に変更する演出が多い大会でした。ターナー間の距離の変更や複雑なロープトリック中も、終始ロープが美しく回り続けているチームに高得点をつけました。リスクを伴う高難度の技を組み込んだ場合、どうしても,「○○が通るか / 通らないか」に注意が向いてしまいます。しかし演技全体の完成度を追求するには、ロープが乱れる箇所を1つ1つ見直し、ロープが美しく回る時間を少しでも長くする努力を惜しまないことも重要です。

【高得点獲得チーム】
 Bloody Velvet・Synappse・GENKAI GUMBALL・Mystic Topazの各チームは、ミスの少なさに加え、曲や衣装の一貫性、アクロバットの質、ミス発生直後の対応、ロープが継続して美しく回っていた点などにおいて高い評価をしました。

 最後になりましたが、感染症等の影響により必要にして十分な練習時間の確保が難しい期間で、準備をされてきた選手/サポーターの皆様に敬意を表するとともに、今後の参考になれば幸いです。


   
2022年 7月 8日(金)12:00 ~ 8月 15日(月)15:00まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥なし
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥なし

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

茅ヶ崎市民文化会館

〒253-0041 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1-11-1

アクセス
イワネスインセイン ( Dye you in my hue )

・2009年 NDDL「Holiday Classic」出場
・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2013 U-19部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight East 2018 一般部門 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST KOREA 2018 JUDGE&GUEST SHOW
・2017-2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST-
TO-MA ( FLY DIGGERZ )

・2017年 Double Dutch Delight Japan 2017 優勝
・2017年 American Double Dutch League 国際大会 2017 優勝
・2017年 NDDL「Holiday Classic」準優勝
・2019年 World Jump Rope Championships 2019 全カテゴリー男子 総合優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 優勝
Lisa ( 9.Balls )

・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 5位
・2019年 Double Dutch Delight Japan 2019 5位
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 3位
・2022年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2022 5位
・2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST-
TASUKU

・2017年 Double Dutch Delight East 2017 準優勝
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 一般部門 優勝
・2021年 THE GOLD - king of double dutch - バトル部門優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 準優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位
haruka ( Old pal )

・2011年 NDDL「Holiday Classic」出場
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 出場
・2018年 World Jump Rope 2018 - DDCW in Florida男女混合部門 準優勝
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝
・2021年 IJRU Virtual World Championships 2021 Double Dutch Single Freestyle Female 16+ (allow younger) 優勝
KSY( FLY DIGGERZ )

新進気鋭のルーキープロチーム"FLY DIGGERZ"のリーダーを務め、新しい風を吹かせるチームを牽引!!
DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 "優勝"という実績を持つ傍ら、スクール講師やメディア出演など幅広く活躍。DELIGHTあるところにKSYあり夏の風物詩がステージでマイクを握る。
持ち前のパッションと笑顔で会場のボルテージを最高潮に高める!