NOVICE部門 1位 『2Ye』 |
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ADVANCED部門 1位 『Node』 |
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イワネスインセイン 【技術力】 | |
【 はじめに 】 僕はNorth大会の審査をするのは今年で三回目なのですが、新しくNext Heroes が開催されたり、大会前にレッツプレイダブルダッチが開催されたりなど、Northエリアの盛り上がりを感じられ、素直に麗しいなと思いました。まだまだ他の地方と比べると規模は小さいですが、今後益々盛り上がることを心から願っています!以下、それぞれの部門の感想です。 【 Next Heroes North 】 今回は初開催ということで各部門とも1チームずつの参加でしたが、両チームとも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。来年以降はより多くのチームが参加し、切磋琢磨してよりレベルアップしたパフォーマンスが見られることを期待しています。 ・NOVICE部門 「2Ye」 まだまだパフォーマンスに対して不慣れな面も見受けられましたが、素直にダブルダッチを楽しんでいるなと感じました。今後もダブルダッチを楽しむことを忘れずにスキルアップに励んで欲しいなと思います! ・ADVANCED部門 「Node」 個々のスキルの高さと細かな部分も拘りを感じました。肩を組んでするナップ、とても好きです。個人的にはもっと各々の個性を 前面に押し出して欲しいなとも思いました! 【 North 】 以下、高得点を獲得したチームをピックアップさせいただいております。 ・一般部門 「MoNe」 派手なトリックはなかったのですが、自分達の実力をしっかりと把握した上でミスのない演技をしていたので、見ていて心地よかったです。JAPAN大会では、自分達の色を残したままよりパンチのあるトリックが見られることを期待しています。 ・OPEN部門 「MIGHTY 90」 3人の個性を生かしつつ、さらには細かいトリックを連発し、見ている観客を常に惹きつける素晴らしいパフォーマンスでした。 他の地方の代表にも引けを取らないと感じましたね。ラストのパートでもう1段階ギアを上げることが出来ればより隙のないショーになると思います。 「LEVERY」 前半はあまり安定感がなく、縄が乱れたりなどしていて、不協和音のようなものを感じていたのですが、後半のソロやハリーで一気に追い上げたなという印象です。その不協和音の正体を突き止めて細かなミスを減らして全身全霊のパフォーマンスが見れることを期待しています。 【 おわりに 】 今年のNorth大会も、どのチームも個性溢れるパフォーマンスで見ていて飽きませんでした。ただ個性があるだけでなく、パフォーマンスから深く考えた跡が見えてくるのがとても良かったです。ただ、大会という場には審査員がいて、無情にも点数という形でパフォーマンスに優劣をつけます。もちろん勝つことだけが全てではないです。勝敗以上に大切なことなんて幾らでもありますし、勝ったチームだけが素晴らしいなんてことはありません。自分が”やって良かった!”と思えればそれで良いんです。 でも勝者にしか見えない景色があるのも事実です。今回の結果に満足がいかない方、次は死ぬほど頑張って見てください。死ぬほど突き詰めてください。自分を満足させるだけじゃなくて、チームメイトも、ライバルも、観客も、審査員も、誰も彼も心から満足させるような、誰が見ても傑作だと言えるような、そんな素晴らしい作品が見れることを期待しております。 |
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Yu-Ta 【表現力】 | |
【 はじめに 】 出場された選手の皆様、大会に関わってくださった皆様お疲れ様でした。表現力のジャッジをさせていただいたYu-TAです。審査基準に関してはHPをご覧ください。 【 Next Heroes North について 】 NOVICE部門「2Ye」は、自分達が持っている実力を申し分なくデモに取り入れていました。また、おそらく初めてであろう大きな大会でも観客を意識した表情をしていてこれからに期待できると思いました。 ADVANCED部門「Node」はフォーメーションや人の導線に無駄がなく全体として見やすいデモになっていました。プレーヤー同士の振りの大きさや角度など細かな部分が揃うともっと統一感が生まれ、観客を魅了できると思いました! そして、今回Next Heroes Northが初開催でしたが、ノースのキッズ選手がどんどん生まれてきていることが素直に嬉しいです。これからパフォーマンスを行っていく上で、僕たちがやっているのはダブルダッチであることを忘れずにいてほしいです。ダンスでもなければパルクールでもありません。ロープと向き合って観客、審査員を魅了できるように頑張ってください! 【 North 】 ・高得点チームについて 一般部門で最高得点をつけたチームは、「MoNe」でした。ジャンパーはもちろんのことターナーも表情を作り込んでいたところを評価しました。そして、選手達が楽しんでパフォーマンスしているのが伝わってきて観ているこちら側も楽しく観させてもらいました。 オープン部門で最高得点をつけたチームは、「LEVERY」でした。振り付け、表情、衣装、曲から魅せたい世界観がはっきりしていて尚且つチーム内でそれが共有されていて統一感が非常にありました。縄の外にいる選手もその世界観を崩すことなく全体を見て上手くまとまっていたかと思います。また、銀髪坊主の選手のステップはその人にしかできない表現で痺れました。しかしロープトリックやロープを用いた音取りがあるともっと良かったと思います。 【 全体を通して 】 今大会、チームの特色がそれぞれよく出ていた大会だったと思います。表現したい内容はとても伝わってきました。しかし、ミスで見せ場を表現しきれていない部分があったと思います。 また、高得点をつけたチームとそうでないチームの差は、振り付けをどのような思いで行っているかということだと思います。決まった振りをただ間違えず、縄に引っかからずにやろうとしていませんか?自分達はこういうパフォーマンスを魅せたいんだ、という思いが強いチームは表情や身体の動きが1段階も2段階も良く見えると思います。 ノース出身の身としては、ノース地区内だけではなく他地区も含めて何百チーム以上ある中で自分達だけができる表現及びデモ作りをしてほしいと思います。 最後になりますが、コロナ禍で大変な部分は多々あったかと思います。今回参加した全チームにrespectを込めて総評を終えたいと思います。お疲れ様でした! |
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TASUKU 【構成力】 | |
出場された選手の皆様、そして大会関係者の皆様、お疲れさまでした。 今年から初の開催となるNext Heroes Northに関しても、審査という形で携わることができ、今後のNorth大会がより一層盛り上がっていくことを目で、そして肌で感じることができました。 ■Next Heroes Northに関して 初の開催ということを感じさせないような自信を持ったパフォーマンスで、日ごろの練習の成果をかなり強く感じました。今後、出場チームが増えていくにあたり、North大会のOPEN・一般部門のようにチームの色がハッキリ分かれるような多様性のあるパフォーマンスが増加することをより一層楽しみにしております。 ・NOVICE部門『2Ye』 初の大会で最初にパフォーマンスをした3名でした。練習の成果をしっかりとステージで見せ切ることができていて、見ている側としても、今後が非常に楽しみになるパフォーマンスでした。 ・ADVANCED部門『Node』 キレイな技の繋ぎと、音との調和を図ることができていた非常に印象に残るパフォーマンスでした。スタイルやシルエットの異なる5人が個々の強みを活かして、チーム感の演出に拍車をかけており、一人一人の活用が非常に上手だと感じました。 ■一般部門、OPEN部門に関して OPからこだわりを魅せているチームは、最後までパフォーマンスにまとまりのあるチームが多い印象でした。最初に見ている人にしっかり印象を残した上で、その後に自分たち独自の技を織り交ぜながら、見ている人の感情をコントロールすることができている。そういったチームが上位にランクインしています。今回高得点を付けたチームは以下です。 ・MIGHTY 90 スタートの演出から最後まで飽きることのないパフォーマンスでした。序盤に小ネタをテンポよく織り交ぜてしっかり会場を魅了し、3人とは思えないほどステージ全体を使いながら、勢いよく畳みかけるアクロバットの流れは最後まで見ている人を惹きつけるものでした。 ・LEVERY 見ていて次に何をするのか!とワクワクが尽きないパフォーマンスでした。自分たちの強みを理解した上で、ステップ/立振りにおける質の高いスキルが気持ちよく全体と調和していました。また盛り上がった所で、目を惹くような技の緩急は見ていて非常に心地良いものでした。 個性を活かした技の見せ方に加え、最後までエネルギーが尽きないパフォーマンスを見せてくれた『白夜』、女性4人の個々のスキルを散りばめて、パフォーマンスをしっかり見せ切ることができていた一般部門の『MoNe』も好印象でした。 North大会を生で見たのは今回が初でしたが、どのチームも新しい技や見せ方に関するこだわりを感じることができ、見ていて最後まで胸が熱くなる大会でした。JAPAN大会に出場されるチームの方々は、自分たちのパフォーマンスに磨きをかけて、さらに進化した姿を見ることができるのを楽しみにしております。 |
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TO-MA 【オリジナリティ】 | |
今大会ではオリジナリティを審査させていただきましたTO-MAです。審査基準はルールに記載されている通りです。 【Next Heroes Northについて】 ・「2Ye」 横移動でステージを広く使えていました。緊張したと思いますが、衣装が可愛らしく楽しそうなパフォーマンスが素敵でした! ・「Node」 HIPHOPの時、振りの最中にロープを跨いだり、ターナーと肩を組んだり、おもしろい魅せ方をしていたと思います。 自信を持ってパフォーマンスしていたのがわかりました! Northで初開催のNext Heroes North!大会に出場し舞台に立つという経験は、普段の練習だけでは得られないものがたくさんあります。出場チームが増えてきた時に、それをいかに早く吸収し、今後に活かしていけるかが重要になってきます!NHNを経て、次の舞台で更に成長した姿を見られることを期待しています! 【高得点チームについて】 一般部門では「MoNe」に14点、OPEN部門では「MIGHTY90」に17点の最高得点を付けました。 ・「MoNe」 このチームは自分達がダブルダッチを楽しんでいるのがとても伝わってきて、見ていて楽しくなるパフォーマンスでした! ロープを手にかけたダンス入りのムーブや、ジャンパーとターナーで振りを一瞬合わせるなど、ところどころに工夫が見られました。 ・「MIGHTY90」 パフォーマンスに入る前の衣装や立ち振る舞いから、自分達が優勝するんだという気持ちを強く感じました。ダブルシフトでの横移動や、ロープを半分にしてアクロバットを通したり、ステージの使い方が上手で、3人でしかできないような魅せ方ができていたと思います。ロン宙前に背中でハンドスプリングをした時に、しっかりとロープを通していたのがすごく好きでした! 【全体を通して】 今大会、初めてNorthの審査をさせていただきましたが、音の取り方やアクロバットの通し方、組技、ロープトリック、どの分野も「おっ!」と驚くような工夫をしているチームが多かったように感じます。オリジナリティにおいてひとつの例ですが、この驚きを1回や2回ではなく、パフォーマンスにいくつも織り交ぜることにより、このチームは面白かった!とか、他のチームとは違うな。という印象になり、高得点に繋がっていると思います。 その他には、衣装や曲で差をつけるチームもいますし、独特なコンセプトで得点を伸ばすチームもいます。 この技できるけどロープ通しづらいしなーとか頑張ったらできるけど〜といったものも見る角度を少し変えてみてください。発想の転換で生まれることが意外と近くにあるかもしれません。 自分達は何が得意で、どういう魅せ方が映えるのか、話し合ってもっともっと追求してみてください。きっと今よりもチームの強みがわかってくると思います! 【おわりに】 選手の皆さんお疲れ様でした!狭き門を潜り抜けるために全力で戦う皆さんの姿が目に焼きつきました!どんどんレベルが上がっていくNORTH、来年の開催が今から楽しみです。 ありがとうございました! |
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GENKI 【完成度】 | |
選手の皆さん大変お疲れ様でした。以下、皆さんの今後のより良い活動のきっかけになれれば幸いです。 【Next Heroes Northについて】 NOVICE部門の2Yeは少々ミスがありましたが、緊張や焦りを感じることなくパフォーマンスできていた印象です。臆することなく観客にむけてアピールしていたのに感動しました。 ADVANCED部門のNodeには自信に溢れたパフォーマンスで圧倒されました。振りや動きの細かいところまで意識して作り込まれており、これまでの努力が伝わりました。これからの行動次第で全国で活躍できるチームになれると感じました。 NHNを通してエネルギーを感じ、刺激になりました。Northでもよく大学生や社会人がイベントに呼ばれてパフォーマンスしていますが、子ども達が披露する場があっても面白いと思いました。「ボクと同い年くらいの子がこんなにカッコよく出来るんだ」と衝撃を与えることができ、ダブルダッチがNorthの子どもたちから憧れる存在になって、NHNが盛り上がっていく思います。 【一般部門・OPEN部門について】 ○高得点チーム 一般部門:Mone 表情や動きに安定感があり、魅了される場面が多くありました。自分達が今出来ることを冷静に考え、確実に体現してきたと感じました。現状に満足せず、JAPANの会場の隅々まで魅了し尽くせるよう完成度をさらに高めて欲しいです。 その反面、「見せ場の前を大事に」という意識が強かったためか、ターナーとジャンパーの距離がズレたり、シャーの時のターナーの距離が近かったりと、ミスへの不安を感じる場面がありました。それ以外が安定しているからこそ改善すべき点を細く見直して対策してほしいです。 OPEN部門:MIGHTY90 細かい創意工夫が詰まっていて、見せ場もそこまでの期待の高まりを裏切らないクオリティに作り上げており、気持ち良くパフォーマンスを楽しませていただきました。だからこそミスが勿体無かったです。また、「振りの際の顔の向き」や「この衣装だからこそ、ここは衣装を使った動きを…」と、自分達を余すことなくパフォーマンス出来ると感じたので、ぜひ自己分析を改めて行い、全体の質をさらに高めて欲しいです。 【全体を通して】 大会でパフォーマンスする上で、"準備の丁寧さ"と"ステージ上での緊張や興奮との向き合い方の理解"の掛け算で完成度が高くなると感じました。 "丁寧さ"としたのは練習量を増やす前に「何を準備すれば良いか」を可能な限り細かいところまで突き詰めることが重要であると考えるからです。 "ステージ上での緊張や興奮との向き合い方の理解"が出来ているということは自分の心の動きの理解が出来ている証拠で、心の状態によるパフォーマンス能力への影響度が理解でき、本番で魅せるための対策がより打ち出しやすくなると思います。 もっともっと皆さんはこれらを意識していくべきだと感じました。みんなが次のステージ・環境でレベルアップして臨めるようぜひ参考にして欲しいです。 これからのNorthはどう展開していくのだろうとワクワクしています。改めて皆さん本当にお疲れ様でした! |
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PLACE 盛岡劇場 メインホール 岩手県盛岡市松尾町3番1号 アクセス |
イワネスインセイン ( Dye you in my hue ) ・2009年 NDDL「Holiday Classic」出場 ・2013年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2013 U-19部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight East 2018 一般部門 優勝 ・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST KOREA 2018 JUDGE&GUEST SHOW ・2017-2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST- |
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TO-MA ( FLY DIGGERZ ) ・2017年 Double Dutch Delight Japan 2017 優勝 ・2017年 American Double Dutch League 国際大会 2017 優勝 ・2017年 NDDL「Holiday Classic」準優勝 ・2019年 World Jump Rope Championships 2019 全カテゴリー男子 総合優勝 ・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 優勝 |
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TASUKU ・2017年 Double Dutch Delight East 2017 準優勝 ・2019年 Double Dutch Delight East 2019 一般部門 優勝 ・2021年 THE GOLD - king of double dutch - バトル部門優勝 ・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 準優勝 ・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位 |
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GENKI ( RADIE ) ・2018年 Double Dutch Delight North 2018 一般部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門 出場 ・2020年 Double Dutch Delight North 2020 エキシビジョン出演 |
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Yu-TA ( 刹那 ) ・2018年 Double Dutch Delight North 2018オープン部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018オープン部門 出場 ・2019年 Double Dutch Delight North 2019オープン部門 優勝 ・2019年 Double Dutch Delight 2019 【 NDDL選考映像審査 】 オープン部門 3位 ・2019年 NDDL 「Holiday Classic」 優勝 |
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KSY( FLY DIGGERZ ) 新進気鋭のルーキープロチーム"FLY DIGGERZ"のリーダーを務め、新しい風を吹かせるチームを牽引!! DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 "優勝"という実績を持つ傍ら、スクール講師やメディア出演など幅広く活躍。DELIGHTあるところにKSYあり夏の風物詩がステージでマイクを握る。 持ち前のパッションと笑顔で会場のボルテージを最高潮に高める! |