展示室コード : W629672J7

OPEN部門 1位
『SiLFY』
敗者復活
『avarice』
一般部門 1位
『HYPER×HYPER』
BEST ROOKIES
『avarice』
KOSUKE 【技術力】
 選手の皆さま、素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。
今大会では、『技術力』を審査させていただきました。他の審査項目の土台になる、そして今までの経験値や練習量が特に本番で伝わってくる項目だけに、個人的には最も重要な項目だと考えています。

■一般部門
 3チームとも非常に技術力は高く、安心して見させていただくことができました。その中でも高得点をつけたチームは、「HYPER×HYPER」「鯉のから騒ぎ」の2チームです。高得点の理由は、大きく2点です。
① ルールの理解
 「ダブルダッチのロープのなかで行われる各技を評価し審査する。」という基準がある以上、2本の縄の中での各技を評価することになります。上記の2チームに共通していることは、ダンスやアクロバットなど、見せ場であるほど縄の中で行っていたことです。
② “高難度”ד安定”のバランスが良い
 ベーシックなターニング、ベーシックなジャンプ、という観点では、正直3チームとも差はありませんでした。その中でも、ターナースキル、ジャンパースキルともにどこまで難易度を上げるのか、それは安定して通すことができるのか、そのバランスが抜群でした。

■OPEN部門
 高得点をつけたチームは「SiLFY」です。誰が見ても、文句なしの優勝だったのではないかと思います。ただ、率直な感想としてはレベルが非常に高かった、というよりは他のチームの点数が低かったという印象です。点数が伸びなかった理由としては、ミスが多いことや、そもそもの難易度が低いことがあります。ここでは、2つに分けてお伝えします。
① 優勝チーム
 見ている側からは、良い見方をすると安定している、厳しい見方をするとこれ以上点数が伸びにくそうという印象です。ミス数も多くない中での今回の点数です。今後、より点数を伸ばしていくには、“高難度”ד安定”のバランスを意識して、もう一工夫できる箇所がないか見直し、ブラッシュアップしてみましょう。
② 他のチーム
 “1年後に1年後の自分たち”になるための練習か、“1年後に2年後の自分たち”になるための練習か、という観点を意識してみると良いと思います。技術力という項目は、比較的世の中に体系化されていて学びやすいです。目標設定を正しく設定することで、来年の大会までの練習の量や質、内容が変わります。内容が変われば、間違いなく来年のアウトプットは変わります。技術力は、特に伸ばしやすいです。1年生2年生が3年生に勝ってはいけないことはないです。自分たちが来年どのレベルまでいきたいのか、理想の姿を明確にしておきましょう。
 
Haruka 【表現力】
 皆様,お疲れさまでした。SOUTHは,3年ぶりの現地開催ということもあり,改めて生でパフォーマンスを見る良さ,見てもらえる良さを感じられた方も大勢いらっしゃったのではないでしょうか。私自身,大変楽しませていただき,選手の方々に感謝しております。審査基準はルールに記載されている通りです。

【全体を通して】
・統一感
・ジャンパー以外の動き
にこだわっているチームが少ないと感じました。

・統一感
 まず,衣装と曲の統一感です。チームの皆さんがパフォーマンスについてのイメージをしっかり共有し,衣装のカラーやデザイン,自分の個性,チーム全体の個性などを考えながら衣装を考えているでしょうか。特に曲を何曲か繋げているチームは,曲全体の雰囲気を十分に共有せず,一部のイメージに合わせて衣装を選んでいるように感じました。衣装のカラーだけでなく,シルエット・アイテムにまでこだわり抜いて選ぶとよいのではないかと思います。
 次に,動きの統一感です。顔を上げる角度・手をどこまで上げるかなど,揃える動きは,徹底的に揃える。という意識で行うことで,感情やイメージなど「伝えたいもの」が伝わるのではないかと思います。
・ジャンパー以外の動き
 ターナーとジャンパーのどちらでもないときの動きとして,直立,しゃがむなどの動きをしているチームが多かったのが残念です。「伝えたいもの」がはっきりしている場合,周りの動きにも根拠があると思います。また,ターナーは,回すだけでなくチーム全体の動きにどう関わってくるか。どんな動きがより効果的なのか追究するべきだと思います。

以上の2点に挙げた「伝えたいもの」という言い方は、抽象的かもしれませんが,それが「何なのか」ということをチーム全体でもう一度話し合い,明らかにしてみてください。それを具体的な動きにしてみてください。何か見えてくると思います。

【高得点をつけたチームについて】
 「HYPER×HYPER」「鯉のから騒ぎ」「ちんだみcrew」に高得点をつけました。それぞれのチームが自分たちのチームの良さを理解し,自分たちにしかできないパフォーマンスを魅せてくれました。個性を生かした衣装の選び方,チーム全員で世界観を伝える効果的な動きが,素晴らしいと感じました。

 時世の影響もあり,練習やスケジュール調整が難しかったチームもあるかもしれません。今回,悔しい思いをしたチームは,これをチャンスと捉え,次の目標に向かって頑張ってほしいと思います。チームでしっかりと向き合い,時間をかけ,魂を込めてパフォーマンスを作り込んでください。今後の活躍を期待しております。ありがとうございました。
 
Michael 【構成力】
【はじめに】
 良い構成に必要なことは見ている人のリアクションをコントロールすることだと思います。
気持ちいい!という流れと、なんだそれは!というようなサプライズのバランスが良いチームが高得点に繋がっています。
今大会はできることを単純に繋げているようなチームが多い印象でした。
どの曲でどの技をどのタイミングで誰がするのか。
それによってどんなリアクションが欲しいのか。を細部までイメージしてみてください!

【高得点をつけたチーム】
・一般部門
「鯉のから騒ぎ」
 個々のキャラクターが十二分に活かされた構成になっていたかと思います。
思わず目を惹くステージの使い方、後半にかけてどんどんワクワク感が増していき、心躍りました!

・OPEN部門
「SiLFY」
 全体を通して大変見やすく、どうすれば見ている人の心が動くかを考えられていた気持ちのいいパフォーマンスだったと思います。

【さいごに】
 パフォーマンスの構成には使用する曲が密接に関係してきます。
しかし、その曲の雰囲気やテンションを無視してやりたいことを優先しているチームがたくさんいます。
音楽があってこそのパフォーマンスなので、曲を無視していてはどの項目も点数は伸びません。
パフォーマンス曲を聴き込んでどんなイメージかを話し合ってみてください!
きっと今より良いパフォーマンスになります!
 
MOCHAS 【オリジナリティ】
 本South大会の一般部門/OPEN部門をジャッジさせていただきました、MOCHASです。
選手の皆様、お疲れ様でした。
3年ぶりのSouth大会に携われたこと、大変嬉しく思います。ありがとうございました。

【総評】
 私は今回「オリジナリティ」を審査いたしました。
全体を通してミスがかなり多く、各チームの特色をジャッジが汲み取る前にパフォーマンスが終わってしまうチームが大変多かった印象ですが、高い点数を獲得したチームはメンバーの特色を理解し身の丈に合ったパフォーマンスをすることが出来ていたと思います。

 一般部門・OPEN部門を通して高得点をつけたチームは「鯉のから騒ぎ」「HYPER×HYPER」「ちんだみcrew」「SiLFY」です。

 まず一般部門の3チームに関しては、どのチームも違った特色があり平均以上のオリジナリティ点は獲得できていた印象です。
その中でも「鯉のから騒ぎ」は選曲/衣装/パフォーマンス内容において全体を通して一貫した雰囲気作りが出来ており、”このメンバーでなければ見せられない”と感じたほどチームとしての説得力のある内容となっていましたので本South大会の最高得点をつけさせていただきました。

 またJAPAN出場権を獲得された「HYPER×HYPER」に関しましても高度な技術を必要とする技をただ繰り出すのではなく、その技が印象に残るように曲の中で最適な場所を選択することで、パフォーマンスをより一層引き立たせており高得点をつけさせていただきました。

 続いてOPEN部門。
 「SiLFY」に高得点をつけさせていただきました。
全体を通して安定しており、他のチームと比べてアクロバットやターニングのスキルが
高かった印象です。ですが少し演出の部分で「?」となってしまう点がありました。
「なぜその見せ方をしたのか」「なぜその展開になったのか」を今一度掘り下げていただき、JAPAN大会出場の際にはさらに成長した姿での活躍を期待しています。

【最後に】
 大会当日のコメントでも触れましたが、他の地区(EAST/WEST/NORTH)の選手やチームに地区大会レベルで注目してみてください。
JAPANで勝利するために上位チームの研究をするのも素晴らしいことですが、他の地区にもJAPAN大会に残れないチームは沢山おり、そのチームと自分達のチームの位置がどのくらいにあるかを知ることも重要となりますので参考にしていただけますと幸いです。
 
TATSUKI 【完成度】
 今回、完成度を審査いたしましたTATSUKIです。

【審査基準について】
 改めて確認していただくために、ルールから審査基準を引用します。
「パフォーマンス全体を通した演技の安定感」「ダンスなど複数人で行う演技・技は統一されているか」「ミスがない」などを中心に全体の熟練度・成熟度を審査し、難易度に応じて評価する。
上記に則ったうえで、観客側に伝わる想い、ポジショニングという点でも審査をしました。

【高得点を付けたチーム】
「HYPER×HYPER」
 ミスはあったものの、個々のスキルが高く、終始パフォーマンスに安定感がありました。全てを合わせる必要はありませんが、縄に関与しない人とジャンパーやターナーとの連動がもう少しあると、更に良くなると思います。

【オープン部門】
「SiLFY」
 表情や雰囲気から、「想い」が伝わってきました。ミスやポジショニングで惜しいなと感じる点はありましたが、JAPAN大会までに修正して、South地区の代表として胸を張って戦ってきてください。
「avarice」
 初めてのステージだったかと思いますが、堂々とした演技でした。要所で観客から意識が離れる瞬間があったので、敗者復活の舞台では気にかけてみてください。更なるパフォーマンスのブラッシュアップを楽しみにしています。

【全体を通して】
 一般部門は、パフォーマンスにそれぞれのチームカラーが色濃く表れており、観ていてとても楽しかったです。
オープン部門では、全体的に低い点数を付けました。自分たちと向き合い、大会当日から逆算して進捗管理ができていたでしょうか。活動禁止期間だけを理由にしていないでしょうか。何かを見せたくても、何かを伝えたくても、ミスをすれば観客には何も届きません。
また、パフォーマンス中の各々のポジショニングが少し気になりました。例えば、横一列に並んだ際の立ち位置のヅレは出演者側が思う以上に、観ている人にとっては気になるものです。致命的なミスではありませんが、細部まで意識できているチームと、そうでないチームがハッキリと分かれていたように思います。日頃の練習から、技の成功可否だけでなく、その点にも気にかけてみてください。
厳しいことを書かせてもらいましたが、活動のしづらい時世の中、大会に出場するために努力したことには大きな価値があります。少しでもハッとしたことがあれば、自身で振り返って、チームでコミュニケーションを取ってみてください。大会に出場した価値が更に高まると思います。

【最後に】
 3年振りに岡山でDouble Dutch Delight Southが開催できたことを、非常に嬉しく思います。出場された選手、大会運営に携わって下さった方々、足を運んで見に来て下さった観客の皆様に厚く御礼申し上げます。



   
2022年 7月22日(金)12:00 ~ 8月 22日(月)15:00まで
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥なし
前売り券 ¥1,500 当日券 ¥なし

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

岡山市立市民文化ホール

〒703-8293
岡山県岡山市中区小橋町1丁目1−33

アクセス
KOSUKE( Fat man Crew )

・2010年 Double Dutch Delight West 2010 優勝
・2012年 DOUBLE DUTCH CONTEST Vol.10 準優勝
・2016年 WORLD JUMP ROPE CHAMPION SHIP Single FreeStyle 優勝
・2019年 DOUBLE DUTCH GRAND PRIX 一般部門 優勝
・各種メディア出演
MOCHAS( MACKDADDY )

・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 2016 優勝
・2015,2018年 World Jump Rope Championships 総合優勝
・2016-2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 優勝
Michael( 毘沙門天 )

・2016年 Double Dutch Delight West 2016 一般部門 優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2017年 Double Dutch Delight West 2017 一般部門 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門 優勝
Haruka( LL/MIKENEKO )

・JJRU岡山県支部委員
・2014年 Double Dutch Delight South 2014 優勝
・2014年 Double Dutch Delight Japan 2014 出場
TATSUKI( Avoir/独歩 )

・2017年 Double Dutch Delight South OPEN部門 優勝
・2017年 Double Dutch Delight Japan 出場
・2018年 Double Dutch Delight South OPEN部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 出場
MC ANDERSON

関西の様々な大会やイベントでMCをやってきたこの男がついにDelightのステージに立つ!
1人で緊張してると思うので、選手同様たくさん応援してあげてください!