【 販売期間 】10/4 00:00 〜 10/31 23:59


展示室コード : 3A48P2WT3

OPEN部門 1位
『Drunk Bat』
OPEN部門 2位
『Fuzzy Bud Hub』
OPEN部門 3位
『CoΛres』
OPEN部門 4位
『LiL-DOPE』
OPEN部門 5位
『第一天空部隊』
敗者復活
OPEN部門 6位『珠華』
OPEN部門 7位『Daphné』
OPEN部門 8位『Chimera』
一般部門 1位
『HAND STAND』
BEST ROOKIES
『Velbeat』
DD.K-ta 【技術力】
 今大会の総評としまして、「ミス『管理』」、「オリジナル技」、「高得点を獲得したチーム」について説明致します。

「ミス『管理』」
大会のコメントでも伝えたように、自分たちの力量を理解せずに背伸びし過ぎて難易度の高い技を取り入れているチームが多く見受けられました。当然、こういった事がミスに繋がりますし、偶然通っても自分たちのモノにできていないと判断され高得点には繋がりません。技の成功において、体調、メンタル、環境、本番の環境、緊張、プレッシャーなど様々な要素が関わってきます。「できるorできない」ではなく、「いつでもどこでもどんな状態でもできるorできない」の基準でパフォーマンスに組み込む技を判断しましょう。「本番」を「挑戦の場」にしないように。
ただ、ミスを減らしパフォーマンスを安定させる為に、自分たちにとって簡単な技だけを取り入れていては高得点を取れません。パフォーマンスに組み込む技の難易度調整とその技を安定させる練習、まとめてミス『管理』を意識してください。

「オリジナル技」
今大会ではオリジナル技を披露していただいたチームが多く見受けられました。特にアクロバット(宙返り、フロア技、新体操など様々なジャンルの技)をロープと絡めた技が多かったです。オリジナル技は自分たちにしかない技術がある事を示しますので、技術力においては他チームとの差が測りやすいです。大会内の他のチームとの比較してではなく、過去の大会にて他のチームがやった事ないものだとさらに高得点に繋がります。
しかし、無茶を言ってしまうんですが、『回っている状態の2本のロープ』というダブルダッチにしかない特性を活用した上でのオリジナル技があれば、ダブルダッチ界に革命が起きていたかもしれません。革命が起きるくらいの技を開発できるよう、限界まで追求してみてください。

「高得点を獲得したチーム」
【Chimera】

ジャンパー技術は大会一でした。ジャンプスキル、ダンススキル、アクロバットスキルは申し分なく、音ハメも繊細で且つ伝わりやすかったです。さらに、ほぼ全ての技が交互に回ってる2本のロープの空間内に組み込まれていた事により最高得点を獲得しました。

【Drunk Bat】、【CoΛres】
どちらのチームも技の種類と数が多い上に一つ一つのクオリティが高く、ダブルダッチへの理解度の高さが伺えます。さらに、パフォーマンスのほとんどの時間、メンバー全員が抜かりなくロープに関わりながらも見やすく、チーム全員でしっかりダブルダッチをしていました。こちらもダブルダッチの大会においては必要不可欠な要素であり、【Drunk Bat】に関しては最高得点を獲得しました。

【Daphné】
全ての技術が高水準であり、その全てを当たり前のように披露していました。ミスはあったものの復帰が早く、ロープ、チームメンバー、技、パフォーマンスへの理解度の高さが見受けられました。

最後に、今大会の各審査項目において1位を獲得したチームは全てバラバラでした。これは、ほとんどのチームが自分たちの武器を理解し最大限に披露していただいたという事ですが、それと同時に、自分たちの弱点を理解せずに大会に臨んだという事でもあります。審査項目が分かれてる以上、勝つ為には全審査項目に強くならないといけません。
そして、やはり全審査項目に通ずるのは『技術力』です。『技術力』があるから『完成度』が鍛えられ、『表現力』が備わり、チームの『オリジナリティ』が見つかり、みる人の心を掴む『構成』のパフォーマンスが出来上がります。がむしゃらにではなく、徹底的に考え徹底的に練習し、全てに対しての基礎力と理解力を高めた上で今後のパフォーマンス作りに取り組んでいってください!
 
ASUKI 【表現力】
 今回、表現力のジャッジを務めさせていただきました。
素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた出場者の皆さん、そして大会を支えてくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
私は特にコンセプトや楽曲、衣装が振りや構成とどう結びついているかを大切に見ていました。

高得点をつけたチーム

・「Drunk Bat」
全体の流れに余裕がありながらも、随所に驚かされるスキルが散りばめられていて、最後まで惹きつけられました。そして何より、全員のオーラが揃っており、振りのシンクロ度も圧倒的。会場全体に“王者感”を漂わせていたのが強く心に残りました。

・「LiL-DOPE」
終始お洒落な楽曲で、衣装とのマッチングも良く、全体の雰囲気がきれいにまとまっていました。ロープを二つに折ったステップムーブは身長を活かした見せ方でとても良かったです。特にジャマイカ帽子をかぶったメンバーの佇まいがチーム全体の世界観をぐっと深め、個々の表現がチームの印象を強めていた点が印象的です。

・「GLITS」
このチームは終始チームメイト同士でアイコンタクトを取りながら、楽曲とコンセプトに合った表情を常に見せていたのが印象的でした。観客とコミュニケーションを取る姿が見えてとても良かったです。女の子3人パートに切り替わる瞬間の海老反りが素晴らしかったです。

今回惜しくも上位に届かなかったチームにも、多くの魅力がありました。難度の高い技に挑む姿勢や、強いパワーを感じるパフォーマンスにはとても驚かされました。
ただ、楽曲と衣装、振り付け、そしてコンセプトの方向性が必ずしも一致しておらず、結果として「伝えたいもの」が届きにくい場面も多々ありました。その差が、表現力という観点での得点に反映された部分だと思います。
もっと鏡の前で動きを確認したり、チームメイト同士でたくさんコミュニケーションを取ったりしてみてください。
そして、衣装も含めて表現の一部になります。丁寧に向き合ってください。

最後に、表現力は簡単に身につくものではなく挑戦を重ねる中で確実に磨かれていくものです。今回のステージでの経験を糧に、次の挑戦でさらに力強い表現を見せてくれることを心から期待しています。
 
Junya 【構成力】
 「トイデラ」 この言葉の意味がわかりますか?
実は「デライト」という文字列を勝手に入れ替えたものです。

4コマ漫画は、2→1→4→3コマの順番ではほぼ意味は伝わりません。ニューヨーク進出が決まってからチームを結成する大学1年生は、歴史上いません。世の中のほとんどの事象は、順番がなければ意味が破綻します。いくら綺麗な文字で「トイデラ」と書いても、それが「デライト」とは伝わらないのです。

では、ダブルダッチにおける「順番」とは何でしょうか?技の威力の順番、曲の順番、ロープの順番、観客が感じる感情の順番──すべての要素に最適な流れが存在します。
ぜひ、ダブルダッチに関わらず自分が好きな作品や、多くの人に評価されている作品を観察してみてください。「順番はどうなっているのか?」を多角的に考えることで、必ず法則性が見えてきます。これこそが、構成を考える上での基礎です。

そして、構成を語る上で避けて通れないのが「ミス」との関係です。例えば「デライト」なら、ミスをして一部の文字が抜け落ちて「デイト」になるような感覚です。それでは他人には伝わりません。だからこそ、構成を作るときにはミスへのリスクヘッジを常に意識する必要があるのです。

ここまでが「構成の基礎」。しかし次にぶつかる壁は、「構成にも多様な形がある」ということです。学生シーンに刺さる構成、ダブルダッチシーン全体に刺さる構成、そして世界に刺さる構成──そのどれもが正解であり、どれもが挑戦に値します。

今回特に印象に残ったのは、以下の3チームです。

•Fuzzy Bud Hub … 技構成
•Daphné … 曲構成
•CoΛres … 客の感情構成

それぞれが異なる軸で独自の色を示し、全体の作品を強く印象づけていました。その構成への完成度と個性の明確さを評価し、高得点をつけました。

全てを100%取ることはほぼ不可能です。だからこそ最終的に大切なのは「熱意」と「貫き」だと思います。自分の価値観をより研ぎ澄ます作業をすると、プレイヤーとして一層深みが出ると思います。
そのうえで、基礎を理解し、自分達の構成を考え抜いて表現するプレイヤーに出会えることを楽しみにしています。

僕自身も、これまで何度もデライトに心を揺さぶられてきました。涙が出るほど悔しい瞬間も、胸が熱くなるほど嬉しい瞬間も、すべてがこの舞台にありました。
だからこそ、この大会には大きな意味があるのだと思います。本当に長い間、お疲れ様でした。
 
クボユウト 【オリジナリティ】
 選手のみなさんお疲れ様でした。白熱した戦いでした。さすがEAST。

上位チームと下位チームの差としては、自分たちがいいと思うものを貫き通したチームが上位に入ることができたのではと思います。SOUTHの総評で同じくオリジナリティを審査したNEWTRADのRIKUが述べていますが、「好き」や「こうなりたい」「こうしてみたい」を追求すること。ボクはそれに加えて、自分達の追求したものを見ている人に認めさせるレベルまで持っていくことがオリジナリティを生み出すために必要だと思います。

今大会に向けて多くの方が日々鍛錬に励んで何かを形にしてきたはずです。が、しかしそれは理解されないと意味がない。かっこいいこと、楽しいこと、可愛いこと、芸術。ダブルダッチにおいてそれら全てが正解です。
ボクら5人も自分の信じるものを貫き通し、認めてもらえているからこそJUDGEとして呼んで頂いているのではと思います。この人はこんな感じだよね!この人のこの感じ真似できないな!って思われているとボクは自信を持って言い切れます。今回のOPEN部門上位5チームはそれぞれの色が輝いて、それぞれの良さがあったことを見て分かったと思います。

東京大学D-act 「if」に最高得点の18点。次いで、日本体育大学乱縄「LiL-DOPE」、創価大学R2「第一天空部隊」に16点をつけさせて頂きました。

「if」はまさにオリジナル。圧倒的世界観とその風貌。演出。芸術だなと思いました。抽象的な表現で申し訳ありませんが、「美しかった」ミスが多かったためJAPANへの切符を掴むことができませんでしたが、そのスタイル、自信を持って貫き通して欲しいです。

「LiL-DOPE」もこれまた素晴らしい世界観。自分達が貫いているものが見えました。おそらく日常生活に支障が出ているであろう身長を活かしたムーブ。そこまでの動線。ダブルダッチ遊び。見事でした。そしてその子のソロムーブ。これまた抽象的な表現ですが、「魂」を感じました。相当イケてる。

「第一天空部隊」はまさに自由なダブルダッチ!自分達がやりたいこと、良いなと思うものを貫き通していました。心を引きつかせるオープニング!最後の暗転するまでの表情の変化!歴代のエンタメダブルダッチのレベルに並ぶ素晴らしいパフォーマンスでした!そして創価大学R2から初めてのJAPAN出場おめでとう!そのままNYまで行っちゃおう!

正直、今大会ではダブルダッチ的なNEWムーブ、トリックはあまり見られませんでしたが、新たなスタイル、ダブルダッチの多様性をより強く感じる大会でした!ダブルダッチ的なNEWムーブは当日行われたREG⭐STYLEのゲストショーケースのような、基礎スキルの中にある裏の裏に隠れている盲点。そしてそれは至ってシンプルで見やすいものです。その手があったかー!ってね。そしてそれらはダブルダッチで遊ぶことで気づくことができます!
ロープもジャンプもダブルダッチでたくさん遊ぼうな!
 
Yuichi 【完成度】
 毎年のように「今年はミスが目立ちました。」というような総評になってますが今年も同じです。しかし今年は、自分たちが見せたいものを見せることができたチームが例年より多かった大会でもあったのではないかとも感じました。

完成度において上位のチームに共通する点は以下3点です。
・見せたいものを見せきれている
・見せたいもの、技のレベルが高い
・デモを細部まで拘り、抜かりなく洗礼されている
その上で完成度において高得点をつけたチームはこもれび。、Drunk Bat、第一天空部隊、Fuzzy But Hub、最高得点は珠華でした。
また、あと一歩だなと今後に期待したいチームは吉祥天、Chimera、Z-orea、Daphné、LiL-DOPE、GLITS、Älrai.88、CoΛresでした。※出演順

珠華
今大会唯一のカンフーをコンセプトとしたチーム。衣装、曲、振り等世界観を統一し技の難易度も高く、目立つミスもなくやり切ってくれました。惜しくも他項目で点数が伸びずJAPANの切符は逃しましたが敗者復活で更にかましてくれること期待してます。ロン宙ネタびっくりした。

こもれび。
おしゃれな世界観、それに合うコミカルな技や動きや振り、ロープも安定し終始安心して観ることができました。1回のミスが長引いてしまったことは勿体無かったです。中盤の人が入り乱れる倍速ムーブも安定して通し切り高得点に繋がりました。

Drunk But
振り1つ取ってもタイミングや手足の角度が統一され、ターナーやロープに関わっていない人の動きもよく考えられていて今大会で一番自分たちを客観視できていると感じました。5人が7人くらいに見えました。ステップかっこいい。

第一天空部隊
今大会を一番盛り上げてくれたチームで、見ている人を楽しませるという意識が全員から終始伝わってきました。アイツ…やばい…

Fuzzy But Hub
ロープがバチったり縄を踏んでしまった場面がありましたが誰一人動じずにデモを続けていたことに今大会までの練習量の多さや熟練度を感じました。ステップかっこいい。

【最後に】
全体を通して言えることはミスを無くすことも完成度ですが、技の熟練度も完成度です。前転、ドンキといったアクセントと捉えられがちな技も立派な1つの技です。入れるからにはキレッキレに仕上げましょう。

今後も大会に出る皆様に向けて伝えたいことは、「練習こそ本番のように、本番こそ練習のように」という意識を持つことが重要です。

そしてもっと通しの練習をしてください。部分練は成功するのに通しになると成功しない…。通しになると妙に緊張する…。そんなチームが殆どだと思います。
僕の持論ですがデモは1抜けやベーシックが組み合わさった"1つの技"です。部分練という技の練習をするなら通しの練習も沢山してください。3分間体を動かす体力と集中を切らさないメンタルが身につきます。通しの回数を重ねるにつれミスは減り、通しへの特別感はなくなります。わざわざ時間を決めて通しをせず、もっと気楽に通しをしてみてください。いつどんな状態でもノーミスが出る状態まで仕上がればきっと良い結果につながるでしょう。
そしてもっとダブルダッチにのめり込んでください。結果だけがダブルダッチではないですが"結果に拘る"のであれば大会期間だけ向き合っても勝てるようなものではありません。自分の出来ることを増やし磨きをかける。体が辛いなら頭脳を磨く。そうやってデモのレベルが上がっていきます。

皆様の今後のご活躍を心より応援しております。


   


 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2025年08月05日(火)15:00 ~ 09月10日(水)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2025年08月08日(月)12:00 ~ 09月13日(土)23:59まで
当日券をお求めの場合もLivePocketのアカウントが必要となりますので、予めご準備いただくようお願い申し上げます。
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

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PLACE

世田谷区民会館
イーグレットホール


〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-21-27

アクセス
DD.K-ta ( BeeWorker / Ill pit comer )

・2013年, 2014年, 2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 出場
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 5位
・2021年-2024年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL - TURNER
・2025年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2025 3位
クボユウト ( 平成たぬき合戦ぽんぽこ / HEARTS )

・2020年,2022年 Double Dutch Delight Japan 2020・2022 一般部門 優勝
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2024 優勝
・2023年,2024年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2023 ,2024 準優勝
Junya( HARIBOW )

・2021年 Double Dutch Delight Japan 2021 準優勝
・2022年 2024年 DOUBLE DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL FINALIST
・2024年 Britain’s Got Talent 2024 ゴールデンブザー獲得・Finalist
・2024年 NBA Global Games Abu Dhabi 2024 ハーフタイムショー出演
・2025年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2025 準優勝
ASUKI ( Millennium Collection )

・2023年 Double Dutch Delight Japan 2023 準優勝
・2023年 NDDL Holiday classic 2023 準優勝
・2023年 THE GOLD KING OF DOUBLE DUTCH 2023 CREW BATTLE 優勝
・2025年 DOUBLE DUTCH ONE'S 2025 scene2 優勝
・Out Hedge crewbattle vol.8 , vol.9 優勝
Yuichi ( who's who )

・2018年 Double Dutch Delight East 2018 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 優勝
・2018年 NDDL「Holiday Classic」 優勝
・2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 準優勝
・2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD出場
KSY( FLY DIGGERZ )

"FLY DIGGERZ"のリーダーを務め、新しい風を吹かせるチームを牽引!!
世界大会2連覇という実績を持つ傍ら、スクール講師やメディア出演など幅広く活躍。
DELIGHTあるところにKSYあり夏の風物詩がステージでマイクを握る。
持ち前のパッションと笑顔で会場のボルテージを最高潮に高める!