NOVICE部門 1位
『ABLAZE』
NOVICE部門 2位
『Fab!』
ADVANCED部門 1位
『LANDESCAPE』
ADVANCED部門 2位
『WARAS』
DD.K-ta 【技術力】
 今大会の総評としまして、出場チームを技術力の点において2つにタイプ分けし、タイプ毎で今後にどう繋げると良いのかを説明致します。

 ①『ABLAZE』『LANDESCAPE』
 こちらの2チームは、パフォーマンス内に難易度の高い技を多く取り入れスキルの高さが目立っていましたが、ミスが多く十分に観せ切れていませんでした。さらに、一般的に基礎として教えられるような技や動きでのミスも目立っていました。これらのミスの原因として、East大会の総評にて述べたような『基礎力不足』ではなく、『理解度不足』を感じました。
「ロープ」「ジャンパー」「ターナー」「パフォーマンス内の各メンバーの癖、傾向」「パフォーマンスそのもの」「ミスのリカバリー方法」などの項目をどのくらい理解しているか。
 一技一技の練習では上記項目を『理解』できてたかもしれません。しかし、パフォーマンス中は一技毎に上記項目全てに対応するのは難しく、連続して後のことも考えなければいけません。さらに、観客、ステージ、環境や体調の変化、プレッシャーなど様々な負の要因を抱えながらだと練習通りとはなりにくいです。これらの要因を抱える想定をしながら、パフォーマンス内の理解すべき項目を一連の流れとして覚えてやっと『理解』できたと言えます。
 両チームともJapan大会への進出が決まっております。先程も述べたように、パフォーマンスに取り入れている技はトップレベルなスキルです。上記項目の理解度を高め、何が起こるか分からない本番を想定した練習をする事でJapan大会ではミス無く高水準なパフォーマンスが披露できるかと思います。

②『Fab!』『WARAS』
 こちらの2チームは、回しているロープが歪んでいたりジャンプに余裕がなかったりと『基礎力』は低めだと感じましたが、同時にチームメンバー全員の①にて述べた「各メンバー、パフォーマンスそのもの」の『理解度』が高いとも感じました。①でも述べたパフォーマンス中の負の要因を抱えながらもミスをしない為の気をつけるべき点をしっかりと抑え、ミスの少ないパフォーマンスを披露できていました。ミス後の対応も早く、その対応もメンバー全員が揃っていた事で、とても観やすいパフォーマンスとなっていました。
 今後『基礎力』を上げ、新しい技を習得しても、今大会同様『理解度』を高めたパフォーマンスを披露する事で高評価を得られやすくなります。

 今大会出場チームを2つにタイプ分けし説明致しましたが、この2つのタイプは正反対の特徴を持ちます。自分のタイプだけで無くもう片方のタイプのチームを参考にする事で、自分たちの技術により磨きがかかるでしょう。お互いを高め合い進化した姿を来年以降も観れる事を期待しています。
 
RUMI  【表現力】
 皆さん、今回は本当にお疲れ様でした。表現力の総評を述べさせていただきます。

●NOVICE部門
 『ABLAZE』に今回のNorth大会で一番の最高得点を付けました。小道具を使う場合、道具をうまく扱いきれずに肝心の心に訴える表現が見えてこないというケースも多い中、しっかりと道具と体を分離させないように、それでいて縄を使った技も絡めていくという「攻めの姿勢」と「練習の成果」を伺えました。個人でできる表現方法もそうですが、デモや衣装含めすべての要素をわかりやすくみせながら、パワフルな表現で客席を魅了している点でチーム全体として優れているように感じます。
 1点、技や縄を通すことを意識してソロの部分等の音の強さに対して、ドスやパンチのようなものをきかし切れていない部分が見受けられたため、見ている側として聴覚と視覚のギャップがありました。
 各審査項目があるのでその時々で優先するものはありますが、1つの動きでどの審査項目を何点あげるのかは後付けでも良いので一度狙って考えてみてください。JAPANまでさらに曲とむきあって、どこまで細部のこだわりをもてるかで全体としての完成度は数倍高められるのではないかと思います。

●ADVANCED部門
 『LANDESCAPE』に高得点をつけました。全体として爽快な表現で、個人個人の体の動きもしっかり跳んでしっかり地面を踏んでいるので、軽快かつリズム感があり客席を縦にのらせるとび方や縄の使い方をしていると思います。
 せっかく縦ノリのリズムを活かせているからこそ外フリや縄を回す人の余裕感や遊びをもう少しだせればチームとしての安定感がでるのと、全体のリズム感の精度が高まるほどスピード等で静止するタイミングでより一層客席の視線に集中力を生むことができ、神秘的なものに魅せることができると思います。

●全体を通して
 全チーム異なる雰囲気のデモでとても楽しく拝見させていただきました。明るいデモなら拍手をもとめたり、気迫が強いデモなら掛け声をいれたり、各チームの工夫が見られて嬉しかったです。
 1点、これはNext Heroes に限りませんが時々感じることのとして、デモが終わる一番最後の決めポーズで一番良い表情をするチームが結構あります。最後にほっとしたような笑顔や、どうだ!というようなキメ顔が見れるのですが、デモの最中にもその表情をみれていたらもっと引き付けられていたと思うので、少しもったいないです。
 冒頭一発目から観客全員の目を引きつけることはとても重要ですが、最初からひっかかるつかみを丁寧につくるかつくっていないかでそのあとの後半の得点の伸びが全く変わるので、ぜひどの瞬間も無駄にしないようにさらに考え工夫を続けてください。

 総評は以上となりますが、これからもみなさん自身の感覚を大切に。
 
TASUKU 【構成力】
 大会出場者の皆様、運営スタッフの皆様、お疲れさまでした。
構成力を審査したTASUKUです。今年で3回目を迎えるNext Heroes Northは年々勢いが増していて、今後の更なる発展を非常に楽しみにさせてくれる大会でした。

【全体を通して】
 スキルの上昇に伴い、様々なことができるようになっている中でも、自分のできる技を見やすく繋げることができていた印象でした。またパフォーマンス中の一貫したキャラクター作りなども、パフォーマンス全体の統一感を生み出すことに寄与していて、気迫が伝わってくるショーケースでした。

【入賞チームに関して】
・ABLAZE
 バスケットボールを使う演出は前回もありましたが、今年は更に進化して、それ以外でも個人技の技に磨きがかかっており、次なにするの?とワクワクが止まらない構成のパフォーマンスに仕上がっていました。

・LANDESCAPE
 やろうとしている技や魅せ方に工夫を感じました。一方でミスが多く、今回見ることができなかった部分も多く残念でした。ノーミスを楽しみにしています。

 惜しくも今回入賞しなかったFab!、WARASの2チームに関しても、今できる技を綺麗に見やすくパフォーマンスに落とし込むことができていました。

【今後に向けて】
 JAPAN大会に出場される方は、より一層今のパフォーマンスに磨きをかけて、さらに進化した姿を楽しみにしています!そして、今後もNorth大会全体が更なる発展を遂げていくことを心より願っております!
 
クボユウト 【オリジナリティ】
 今回どのような基準、観点で審査したかどうかは、East大会の総評で述べておりますのでそちらをご観覧ください。

 East大会の総評で『オリジナリティを生み出すために』と述べましたが、NOVICE部門、ADVANCED部門共に基礎能力が足りていないと思いました。特にロープスキルに関して。
 入賞したチームは個人の優れたジャンプスキル、トリック、必殺技が目立ちました。ロープの基礎能力、安定性、対応力があればより多くのスキルを観れたのではないかと思うと、今回の内容はとても残念に思います。
 JAPAN大会に向けてしっかりロープと向き合って、より良いショーを作り上げてくるのがとても楽しみです。

 NOVICE部門では「ABLAZE」、ADVANCED部門では「LANDESCAPE」に最高得点をつけさせて頂きました。
 「ABLAZE」はバスケットボールを使った難しいトリックと、圧倒的個人スキル、それぞれのキャラクターを見せつつ、最後までパッション溢れるスキルフルなショーケースでした。「LANDESCAPE」は全員が中高生という年齢を感じさせない大人びた立ち振る舞いと渋めの個人スキルを見せてくれました。両部門とも、最後にテンツクでエンディングを迎えていたのはスクールの特色が見えてとても好みでした。

 最後に伝えたいのは、ダブルダッチで遊ぶ習慣をつけましょう。
初めてロープを跳べた瞬間、新しい技ができるようになったあの喜びと高揚感を忘れずに、ダブルダッチを楽しんで欲しいです。
 
Yu-TA 【完成度】
 出場された選手の皆様、保護者、指導者の方々お疲れ様でした。完成度の審査をさせていただいたYu-TAです。

・高得点チームについて
NOVICE部門「ABLAZE」
 一つ一つのクオリティが圧倒的に高かったのが印象的でした。バスケットボールを用いていましたが、ターナー、ジャンパーとの融合が多く、かつ難易度の高いムーブで純粋にスゴイ!と思わせてもらいました!ただ、パフォーマンス全体を通してミスが多かったのでここを改善しJAPANでは魅せきれることを期待しています。
余談ですが、演技中に声を出していた所にグッと心を掴まれました!

ADVANCED部門「WARAS」
 チーム全体で表現したい世界観を共有できており、それが振りや表情に出ていました。パフォーマンスを通してチームの統一感がありチーム力を感じました。ステージ全体を使用した演技ができると尚良かったと思いました!

・全体を通して
 Double Dutch Delight Next Heroes Northのレベルは上がってきていると感じました。世界観を伝えるための表情、振り、衣装、フォーメーションを意識することができており、チームの良さを出せていたと思います。ただ、ミスの数が多い、もしくはミスの後のリカバリーまでの時間が長いという面でパフォーマンス全体の安定感が欠落してしまうという所が目立ちました。
 ステージで多くの人々の前で演技するため緊張と高揚感が入り混じってきます。これらを事前に経験し、どのような状況でも同じレベルで演技できるように家族や友達の前で振りや表情をやってみるといいと思います。

 今後もNorth地区Next Heroes のレベルアップに期待しております。
改めて今大会に関わったすべての皆様お疲れ様でした!


   


 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2024年07月08日(月)12:00 ~ 08月21日(水)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2024年08月19日(月)00:00 ~ 08月25日(日)23:59まで
当日券をお求めの場合もLivePocketのアカウントが必要となりますので、予めご準備いただくようお願い申し上げます。
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

盛岡劇場 メインホール

岩手県盛岡市松尾町3番1号

アクセス
TASUKU ( fish or beef, or me )

・2017年 Double Dutch Delight East 2017 準優勝
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 一般部門 優勝
・2021年 THE GOLD - king of double dutch - バトル部門優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 準優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位
Yu-TA ( 刹那 / fish or beef, or me )

・2018年 Double Dutch Delight North 2018オープン部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018オープン部門 出場
・2019年 Double Dutch Delight North 2019オープン部門 優勝
・2019年 Double Dutch Delight 2019 【 NDDL選考映像審査 】 オープン部門 3位
・2019年 NDDL 「Holiday Classic」 優勝
RUMI ( 刹那 / fish or beef, or me )

・2018年 Double Dutch Delight North 2018オープン部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan2018オープン部門 出場
・2019年 Double Dutch Delight North 2019オープン部門 優勝
・2019年 Double Dutch Delight 2019 NDDL選考映像審査オープン部門 3位
・2019年 NDDL 「Holiday Classic」 優勝
DD.K-ta ( BeeWorker / Ill pit comer )

・2013年, 2014年, 2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013,2014,2016出場
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 5位
・2021年-2023年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL - TURNER
クボユウト ( 平成たぬき合戦ぽんぽこ / HEARTS )

・2020年,2022年 Double Dutch Delight Japan 2020・2022 一般部門 優勝
・2023年 Double Dutch Delight East・North 2023 GUEST SHOWCASE出演
・2023年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2023 準優勝
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2024 3位
KSY( FLY DIGGERZ )

"FLY DIGGERZ"のリーダーを務め、新しい風を吹かせるチームを牽引!!
世界大会2連覇という実績を持つ傍ら、スクール講師やメディア出演など幅広く活躍。
DELIGHTあるところにKSYあり夏の風物詩がステージでマイクを握る。
持ち前のパッションと笑顔で会場のボルテージを最高潮に高める!