歴史に残る大激戦!!
2023シーズン最後の戦いは、
誰もが “過去最高” と口にするほどの戦いに!

 全国各地で開催された、今年の夏を象徴するかのような熱い戦いを勝ち抜き、選ばれしFINALISTたちが”川崎”に集結!
過去最大のチーム数となるFINALISTによる最終決戦Double Dutch Delight Japan 2023 がいよいよ当日をむかえた!
 昨年、王座奪還を果たし他地区を返り討ちにすべく待ち構えるEAST地区FINALISTたちが今年も優勝するのか⁉
それともWEST地区FINALISTたちが昨年の雪辱を果たすべく、再び王座を奪い返すのか⁉
はたまた、NORTH・SOUTH地区FINALISTたちが地区念願の優勝を果たすのか⁉…
 NOVICE・ADVANCED部門は、過去最大のチーム数が出場することとなった。
年々レベルが上がりOPEN部門と遜色ないパフォーマンスを繰り広げ、両部門も開設以来初となる全国から各地から勝ち上がったチームによる戦いにとなり、例年以上の白熱した戦いに!
 
 これまで沢山の支えがあってJapanのステージに立つFINALISTたち。会場に到着した時の表情は自信にあふれ、本番が近づくにつれ、その表情は徐々に覇気をまとっていき、最高な状態でステージへと向かっていく。
 雲ひとつない秋晴れのなか、2023シーズン最後の戦い、のちに過去最高と言っても過言じゃないと誰もが賞した
Double Dutch Delight Japan 2023の幕が切って落とされた!

 まさに歴史に残る大激戦!! 
どのチームも自信みなぎるパフォーマンスを披露するなか、ダブルダッチパフォーマンスでノーミスを出すことがいかに大変か!
同じ大会で0ミスチームがいない大会もあることもざらにある中で、この日はなんと6チームがノーミスパフォーマンスを披露!
もちろんFINALISTたちの勝ちに来た“攻め”のパフォーマンスでノーミス、またはほぼミスがないチームが連続していったことで、プレッシャーを受けると想像できる後半出場のチームからも、ほぼノーミスパフォーマンスが連発!
最高の連鎖が起こったことで、会場内はこれまでの無歓声開催を払拭するかのような大歓声の嵐が沸き起こった!!
 どのチームもここに懸け、最高の状態でこの日を迎えたことの結果であろう。

 ジャッジ泣かせとも賞され、歴代最高と言われ大激戦になった2023 Japan !!
そんななか戦いに終止符が打たれ、アメリア・ニューヨーク行の切符を手にしたチームが決定した!

 NOVICE部門を制したのは、North地区FINALIST、HKR JUMPROPECLUBの「ABLAZE」!
初参戦とは思えないほど、またNOVICE部門とは思えないほど洗練したパフォーマンスを披露!後半の大人顔負けの
技をいくつも繰り出し、バスケットボールを使用したムーブも披露するなど、全項目で高評価を獲得し、
初出場にして初めてのJapan 大会優勝、初めてのニューヨークの行きの切符獲得。そしてNorth地区NEXT HEROES 開設2年目にして早くもその栄冠をNorth地区に呼び込むなど、初めて尽くしの2023年となった!
 ADVANCED部門は、近年OPEN部門をも凌駕するようなチームがでてくるなど、戦うまえから今年もすごい戦いになるだろうと予想されていた。その予想通り、ノーミスパフォーマンスが連発!ハイクオリティの技も次々と繰り出される!
 この激戦を制したのは、West地区FINALIST、 DDFAMの「BAN FOOT」!
指先から頭の位置まで揃っているかのごとく、洗練された乱れのないパフォーマンスを披露!チームの表現したいものを体現しているがごとくハイレベルなパフォーマンスを披露して、こちらも初優勝を勝ち取った!ここまで大変な道のりだったのだろう、優勝時のコメントには嬉しさが溢れるなかにも、これまでの苦労が報われたという素直な気持ちを聞くことができ感動するものだった。

 そしてそして、Double Dutch Delight Japan 2023 2部 OPEN部門 。この時間は、なにか神がかった時間だったのではないだろうか。FINALISTから出場キャンセルが出たため、同日に実施された敗者復活からは、通常1チームの敗者復活のところ2チームに繰り上げられた。既にこのことが予兆だったのかもしれない…。

 OPEN部門 見事3位に入賞し、アメリカ・NY への切符を手にしたのは、なんと敗者復活をぶっちぎりで勝ち上がったEast地区敗者復活対象 D-act所属の「黄金パンダ艦隊」。見事な大逆転劇!ノーミスパフォーマンス、そしてハイレベルな技のなかにも観ている人を楽しませるパフォーマンスで、会場の心を鷲掴み!技術点も満点を獲得!2年生チームながら、見事大逆転でNYへの切符を勝ち取った!!
 2位に入賞したのがEast地区FINALIST、comrade所属の「Millennium Collection」。メンバー念願のNY行きをついに勝ち取った。メンバー全員がハイクオリティなレベルに達していて、尚且つ他にはないスピードステップやレベルの高いジャンプ・ターニング技術、オシャレで人を引き付けているダンスパフォーマンスなど、一つ一つが洗練されていた。
 前評判が高かった「Millennium Collection」が、実力を示したこととなった。

 そして、2023シーズンの頂点、“優勝”の栄冠に輝いたのがEast地区FINALIST、D-act所属の「Bølge」!!
まさに“圧巻”!! 総合得点でも2位を6点を突き放すほどの圧勝劇!とにかくジャンプ・ターニング技術、技のオリジナリティ、パフォーマンスの成熟度、後半に持ってくるにはリスクが高い高難度で他のチームにはできない“超必殺”を持ってきて、更にはしっかりと決め切り、しかもノーミスパフォーマンス!この日最大の歓声が彼らに送られた!
 D-actから2チームが入賞し、「Bølge」はなんと2年連続のNDDLホリデークラシック出場・アメリカ・ニューヨーク行を決めるなど、D-actの層の厚さと、ここぞという強さを他団体・他チームに見せつけた!

 ここまで、入賞チーム中心に取り上げさせてもらっているが、先にも記述している通り、この日出場した全チームが素晴らしいパフォーマンスを、そして全てを出し尽くしてくれた。歴史に残る大激戦となったことは過言ではない。
このような素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた全チームに心より感謝を伝えたい!
最高のパフォーマンスをありがとう、最高の“Japan”だったと!

 「Bølge」「Millennium Collection」「黄金パンダ艦隊」「BAN FOOT」「ABLAZE」がNDDLホリデークラシック出場権獲得!アメリカ・ニューヨーク、世界的に有名な数々のアーティストが出演した聖地アポロシアターでの実地開催!
世界へと舞台を移し日本代表チームの戦いが続く!



【 ご来場、そして各地よりご声援いただきました皆様 】

 この度は、『 Double Dutch Delight Japan 2022 』をご観覧頂き、また、会場内外から大きな声援を出場チームへ届けていただき誠にありがとうございます。皆様の声援が出場チームを大いに後押しとなり、彼らが素晴らしいパフォーマンスで答えてくれました。このような光景を目の当たりすることができ、スタッフ・関係者・運営者一同大変感激しております。

 コロナ禍があけ歓声を気にすることなく開催することとなりましたが、開演時は声援の多さももう一押しという状況から、出場チームの素晴らしいパフォーマンスにより自然と大きな歓声が生まれ、会場内はとても素晴らしい雰囲気に包まれておりました。この状況を体感した、今後同じ舞台に立つであろう後輩たち、そしてキッズ層のみんなにも伝わったのではないかと思っております。

 他業界でイベントバブルが続いたり、これまでにない猛暑がつづいた2023年でしたが、今回のJapan大会終了をもって2023シーズンを無事に終了することがきました。最後まで全地区・全出場チームに心からのご声援をいただきましたこと改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

 全ての想いをこの舞台にぶつけた選手たちの気迫あるパフォーマンス、この想いを受け止め、重要重大な審査を行ってくれたJUDGEの皆様。洗練された技術・パフォーマンスでこれに応えたいただいたMCの皆様。会場を作り上げ、来場者を向かい入れてくれた全スタッフ関係者様。大きな拍手と声援で想いを届けていただいたご来場者様。
昨年に続きこれだけ多くの皆様と一緒に、様々な気持ちや想いが込められた大会を開催できましたことで、ダブルダッチの絆、そしてご愛顧いただいております皆様との“繋がり”を改めて感じることができました。

 2020年から繋いできた言葉となりますが、

The world is connected by two ropes.
We're going to use two ropes to connect to the future.

世界は2本のロープで繋がっている
私たちが2本のロープで未来へ繋げる

 改めて、今後も変わらずこの想いを未来へと繋いで参りたいと存じます。
 最後に、「Double Dutch Delight」は、より一層皆様に感動をお届けできるイベントをご提供できますよう、スタッフ一同更に精進してまいりますので、今後とも "Double Dutch Delight"への変わらぬご愛顧をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


OPEN部門 1位
『Bølge』
OPEN部門 2位
『Millennium Collection』
OPEN部門 3位
『黄金パンダ艦隊』
ADVANCED部門 1位
『BAN FOOT』
NOVICE部門 1位
『ABLAZE』
一般部門 1位
『NEWJERSEY BOBCATS』
NOBU (CAPLIORE) 【技術力】
 「Double Dutch Delight Japan 2023」に出場した選手達、スタッフ、会場に足を運んでくださった方々、大変お疲れ様でした。
そして、まずはこのような機会をいただきこのような素敵な大会でジャッジをさせていただきまして感謝を申し上げます。ありがとうございます。

今回ジャッジをさせていただき自分自身が肌で感じたことや、感想をお伝えさせていただきます。みなさんの成長の糧になれば幸いです。

【一般部門】
 個人的に好きな部門です。枠にとらわれず「THEエンタメ」という言葉がドンピシャに当てはまります。何かから解放された自由さも感じますし、どのチームも楽しそうにやっているのが印象的でした!
「珈琲高気分」はまさに「THEエンタメ」でしたね!もちろんスキルにおいても高得点ですし、なによりも楽しそうでした。ちょっとミスは目立ちましたがそれを払拭するようなShowでした。三方礼をショーに組み込んでたのがよかったです。
「保育参観」は新しいコンセプトで印象に残りました。他の出場選手とは全く別の色を出してきた彼女達の作戦かもしれませんね。

【NOVICE部門】
 こちらの部門はとにかく驚きしかありませんでした。驚きと感動で涙が出たくらいです。小さい体で大きなステージで堂々と跳ぶ姿はどのチームも素敵でした。
最高得点は「ARS nova」。このチームはステージの入り方にオーラを感じました。ショースタートの立ち姿や立ち上がりは風格すらも感じました。スキルにおいては大人顔負けのパワーや、アクロバットなども巧みにこなしとても印象に残りました。

【ADVANCED部門】
 この部門は年齢の縛りだけでほとんどOPEN部門に近いレベルだと感じました。
3人チームが6チーム中4チームもあるという驚きもありましたが、3人でもスキルをフル活用しステージ上で魅せれていることが業界全体の底上げがされていると確信できました。チームのStyleも個性が溢れてて全てのチームが印象に残っています。
 その中でも一際目立っていたのが「BAN FOOT」ですね。ゴリゴリのロッキンスタイルでチームとしての特徴とコンセプトがしっかりしていました。振り合わせの指を指すポイントの角度だったり、頭の位置など細かいところも気を使っているのが見えました。また歌詞を口ずさみながらのジャンプは高得点でしたね。簡単そうに見えてとても難しいことをあのステージで披露できているのは練習の賜物だと思います。

【OPEN部門】
 ダブルダッチ人生をかけて望んでいるこのOPEN部門の出場選手に大きな拍手とBIGリスペクトを送りたいと思います。本当にどのチームも最高でした!素晴らしかったです。みなさんのおかげで「ダブルダッチに出会えて幸せだ」と改めて思えました。1人の人間をこのように思わせてくれているのでまずは自分自身と仲間達、ショーに胸を張って誇りに思ってください。
素晴らしいチームの中で印象的だったチームは最高得点の「黄金パンダ艦隊」と「Cú」です。
「黄金パンダ艦隊」はスキルがほぼパーフェクトでした。アクロバットが目立ってましたが、その中でも4回くらい後方宙返り系を入れてきていましたが、全種類技と見せ方を変えてきていたのは高評価です。やはり後方宙返りをただやればいのではなく見せ方や、工夫が大切です。その他に敗者復活から上がってきたという環境と、2回目のステージ上でのパフォーマンス、完全に会場の空気感と雰囲気を変え、全体を味方につけてと感じました。

 そして「Cú」はコンセプトがとてもよかったです。わかりやすかったですね。リリース系やステージの使い方が工夫されていて、アフリカ系の方が祈りの際に行うような表情や動きなどがうまく技術として組み込まれていたのが好印象でした。

【総評】
 最終決戦のJAPANまで勝ち残っているチーム達なので全てのチームはスキルに関して全く申し分はなく超上級レベルだったと思います。そのため得点に関しての差はさほどなかったと思います。では、その中で何が勝敗を分けたかというとCOVID-19前のStyleに戻った今大会、どれだけステージで存在感を出し、どれだけジャッジ、お客さんの心を鷲掴みにし、心に響かせたかが勝負の分かれ目ではあったんではないでしょうか。
ステージの入り方、姿勢、目線、自信、堂々とした態度それら全て兼ね備えていたチームが上位にランクインしたと思います。
 今回ランクインしたチームも、しなかったチームも、JAPANにいけなかったチームもまずは自分自身を褒めてあげてください。悔しい思いをしてもまた立ち上がって前に進めば必ず結果はついてきます。
 仲間を大切にして日々チャレンジし続けてください!僕もまだまだ現役でチャレンジし続けます!また一緒に高みを目指しましょう!心より応援してます!
 
YuI QUEEN B(ELLE) 【表現力】
 Double Dutch Delight Japan 2023に出場された選手・関係者の皆さま、運営・スタッフの皆さま、これまでのご準備本当にお疲れ様でした。

【高得点をつけたチームについて】
私が高得点をつけたチームに共通することは、次の3点です。
 ① ターナー・ジャンパースキルと「表現したいもの」のバランスが保たれている
 ② 曲と衣装(髪型を含む)に関連性および統一性があり、空気感をチーム全員で共有している
 ③ パフォーマンスに緩急があり観客を終始引きつけている

「NEWJERSEY BOBCATS」
 ターナースキル・ジャンパースキルが安定しており、変化のある音に対してバランス良くジャンパーが入れ替わっていたことが好印象でした。また、ロープが乱れた際に女性ジャンパーがハイジャンプでミスを防ぎ、表情を変えることなくムーブを続けていたことも印象的でした。

「ABLAZE」
 まず、聞いたことの無い後半のイケてるビートたちに心を奪われました。終盤に向けてだんだん盛り上がる曲に対して、大人顔負けの渋いムーブで追い込みをかける姿に思わず体を揺らしていました。曲とムーブが非常にリンクしていたことで、パフォーマンス力の高さを感じました。

「BAN FOOT」
 オープニングの大切さ、観客の心の掴み方を把握できているチームだと感じました。曲・衣装・パフォーマンス全体で「表現したいもの」を訴えかけることが出来ていました。フォーメーションや振り付けで、観客に対して非常にわかり易く場面転換をアピールしており、「次は、どんな音やムーブが来るだろう」とワクワクさせてもらいました。

「PomElo」
本大会において、最高得点をつけました。これまでのダブルダッチに無い発想とムーブによる見事な「ショーケース」で、非常に心を打たれました。使用する曲の雰囲気や強弱を表情・ムーブで表現できており、観客に対するアピールの方法も一定では無かったことが高評価に繋がりました。特に、スローテンポとアップテンポの曲をタイミング良く入れ込むことで、パフォーマンスに緩急をつけていた点が強く印象に残っています。ダブルダッチの大会に留まらず、ディナーショーなどで披露出来る演技のレベルだと感じました。

「Bølge」
 見たことの無いムーブやロープを使用した面白い技の連発に、驚きを隠せませんでした。観客を楽しませるだけでなく、ジャンパー、ターナーやロープ外のメンバー全員がパフォーマンスを楽しんでいる姿は、とても輝いて見えました。練習量が、彼らにミスをしない自信と本番のステージを楽しむ余裕感を持たせ、ロープ内外での立ち振る舞い・オーラを大きく見せていたと感じました。

【曲による表現について】
 私は、使用する曲が次のムーブの期待度を上げるための重要な役割を担うと考えています。使用する曲に一貫性を持たせるだけでは、パフォーマンス自体に緩急をつけることができません。リリック(歌詞)が入っている曲と、リリックの無い、楽器・ビートのみで演奏された曲「インスト(instrumental)」をタイミング良く入れ込み、曲の緩急を生み出すことが大切です。
 例えば、普段皆さんが聞いている邦楽・洋楽でリリックがある曲の「間奏」の大半はインストです。間奏も無く、終始リリックや声が入っている曲だと疲れてしまいますよね。一方で、ずっとインストだけの曲だと物足りなく感じる人もいるのではないでしょうか。このように、私は、曲に緩急をつけることでパフォーマンス自体にも緩急をつけることができると思っています。
 本大会ではこれを既に意識し、曲とパフォーマンスに緩急を持たせることで観客を飽きさせない工夫をしていたチームがたくさんありました。流石はJAPANだと感じました。

【最後に】
 リズム・ダンスにおいて、ジャンパーがロープを跳ばずに外でダンスを披露しても、ただ表情を作ったとしても、場合によっては表現力には繋がりません。ロープを跳んでこそ、ダブルダッチであることを忘れないで下さい。
 パフォーマンスをつくる際に重要なことは、「表現したいもの」が明白であり、それを実現するための最適な曲・衣装を選ぶことです。そして、メンバー全員の実力を把握し、ターナー・ジャンパースキルを最大限に発揮させることです。その上で、自分たちのパフォーマンスや使用する楽曲を愛しているチーム、自分たちのパフォーマンスを心から楽しめているチームは、その気持ちが観ている側にも伝わり、表現力において高評価に繋がります。
 今年は非常にレベルが高く、震えました。最高のJAPANでした!!日本代表となったチームは、NYアポロシアターの舞台でのパフォーマンスを思いっきり楽しんできて下さい。
 
STR(NEWTRAD) 【構成力】
Double Dutch Delight Japanに出場した選手の皆様、まずはじめに、これだけは言わせて下さい。今大会に出場した全選手の"覇気"は相当ヤバかったです。
人生懸けた本気の魂が宿るパフォーマンスの数々。史上最高レベルと言っても過言ではない今大会。全チーム全選手に感謝とリスペクトの気持ちを贈りたいと思います。Japan大会での素晴らしいパフォーマンス本当に有難うございました。
選手達の一挙手一投足を見逃さぬよう覇気をまとい本気で審査させていただきました。
『構成力』の審査基準に関しましては、HPに記載されている定義に基づいて採点させていただきました。詳しくはそちらをご参照下さい。

【全体を通して】
 勝負の分かれ目となったポイントは「使用する曲と演技の融合感」「メリハリ」「インパクト」の3つです。この3つのバランスや順番がバチっとはまったチームが高得点に繋がりました。ハイレベルな個人技とダブルダッチ特有のスリルやサプライズをパフォーマンスにしっかり溶け込ませ、インパクトを生み出す。そしてそれが曲と融合し、観てる人の心を掴む。複雑な構成や人の動きだけでなく、シンプルな演出を上手く構成しメリハリをつけた場所がめちゃめちゃ映える。など、何度も見直せない"1回"限りのパフォーマンスでガツンと伝えてきたチームが強かったです。

【一般部門】
 優勝したNEWJERSEY BOBCATSに最高得点(部門内)をつけました。テンポ感が非常に良く技間がスムーズに構成され、飽きさせないパフォーマンスでしっかりまとまっていました。

【NOVICE・ADVANCED 部門】
 各部門で優勝した2チームに最高得点(各部門内)をつけました。
 ABLAZEは、演技中盤にズシっと落としてきた曲やラストにかけて心くすぐられる技を詰め込んだ構成が評価に繋がりました。構成力とは関係ないですが、演技序盤が緊張からか表情が固く自信無さげに見えました。胸張ってミスを恐れずさらに技に磨きをかけてアポロシアターでパフォーマンスする事に期待しています!
 BAN FOOTは、ミスを感じさせないエネルギーを大放出しながら遊び心あるジャンプや個々のキャラを上手くはめ込んだ構成で、観てる人を虜にしたと思います。強いて言うならば、音に対して少し早取りに感じたのとラストにかけて気持ちと動きをより丁寧に(パッションは全開で)できれば、さらに洗練されると思います!

 ADVANCED部門では個々で光を放つプレイヤーも多く、No Logicの2つ結びの子やQueenDomのドゥーラグの子が特に印象に残っています!チームとしてはAnelaのお洒落さも好きです!ダブルダッチの未来は君達が中心だ!

【OPEN部門】
 大激戦, 大熱狂, 大興奮 !とんでもない時代と伝説を全チームで創り上げたと思います。上記で述べた勝負の分かれ目が結果を左右しました。

 最高得点は文句なしの19点でBølge。演技の再現不可能を感じさせられました。手札の数が多過ぎてホンマに3分?と思う密度を、完璧と言っていい構成で組み合わせてきた事に脱帽です。

 次いでPomEloに18点、RAD NEW JACKに17点、黄金パンダ艦隊に16点をつけました。
 PomEloは、最初から最後まで最大人数(6人)を活かしたフォーメーションや曲と演技の融合感が非常に良く、チームに加わりたい。と思うほど引き込まれていきました。美しくもあり青春でもある。学生でもあり大人でもある。特にラストパート前の横と目を合わせてからハウスステップ、ブレない体幹に痺れました。
 他チームでは、Millennium Collectionのステップが今大会No.1ステップでした(曲,内容が抜群)時空が歪むスピードもガツンとインパクトがきて喰らいました。黄金パンダ艦隊の巻き込まれざるを得ない構成力や、RAD NEW JACKの一連の流れを綺麗にまとめた演技など非常に良かったです。

【最後に】
 構成力と離れたコメントも多かったと思いますが、最後まで読んでいただき本当に有難うございます。
 Japan大会に出場した選手も会場観戦した観客の皆様もLive配信を見た方々も、今大会を通してさらにダブルダッチの魅力や熱量を体感したと思います。これを周りにシェアして、さらにダブルダッチがDelight大会が盛り上がっていくよう愛のあるこのカルチャーをデカくしていきましょう!
 皆様本当に有難うございました!
 
TMY(Who is Respected ) 【オリジナリティ】
今回のJAPAN大会、正直めちゃくちゃ驚かされました。各予選からものすごく熱い戦いがあったことが伝わりました! DELIGHTに命を燃やした全ての選手の皆さん、RESPECTです!!高評価のチーム、あげさせて頂きます。

【一般部門】
「NEWJERSEY BOBCATS」
 技をしながらロープを扱う場面はNICEMOVEでした!難しい技術+魅せ方で高く評価しました。一般部門は4チームとも独自の狙いがあり、経験値も高いだけに差はほとんどなかったです。最後まで流れを切らさずやりきったチームが、勝利を掴んだと!

【NOVICE部門】
「ABLAZE」
バスケットボールを巧みに扱っていて、さらに音にもしっかり融合し、ただ使う、で終わってないところが良かったです。大人でも難しいJUMPSKILL+技をこなしてましたね。トーマスという技への入り方、膝でドロップ(下へ落ちる技)してからのダブルシフト!震えました。トッププレイヤーをよく見ているチームですね!

【ADVANCED部門】
「BAN FOOT」
 DANCEのジャンルをしっかりダブルダッチと融合できていて、しっかりダブルダッチとして見れました!音の取り方もjudgeの心をくすぐってくる箇所があり、上手い!と感じさせられました!よくシーンを研究してるチームだと感じました。

【OPEN】
「Bølge」
 大縄でのロープの扱い・スピードステップ中での膝スライディング・ロンダートを音とマッチさせ止め切るなど自分達を魅せる手数の多さにビックリでした!発想が面白く、もっと見たい!と思わせてくれました。
「Millennium Collection」
 スピードステップ中の移動の動きには圧巻させられました。あれはどうなってるの?と本人達に聞いてみたいです笑。個人でのスキルも高いチームなだけに一人一人が立派なオリジナルな感覚がありました。
「黄金パンダ艦隊」
 アクロバットのスキルが物凄く高いうえに他の選手ができないことをしてました。あそこまで特化してるメンバーがいると強いですね。想像を超えてきてくれました。メンバーを抱えたままJUMPするなど、ユニークなところも好きでした。

上記のチームが、高評価でした!

 今年はjudgeに刺さる動き・発想が沢山あり、大会を見ていて選手達本当にすげぇな!と率直に感じました!
 自分も選手の頃、チームのみんなとトップのシーン・審査員に向けて「ブッかましてやろう」「最強になるぞ」とただただ一心でした。その為に発想を磨いたり、ゾクっとさせるスキルを磨いたり、自分のチームしかできない動きを更にブラッシュアップしたりしました。今大会はその気迫ある気持ちも選手の皆さんから感じとれて、凄く嬉しさがあふれでました。
やはりより多くの、技・アクロバット・ロープトリックを習得し、プラスで動きを合体・融合できてるチームは強いです!

 オリジナルな発想・動きは沢山日常にも転がってると思ってます。他ジャンルのスポーツから・アニメの技だったりキャラクターから・アクション映画だったり、ONE’Sのトッププレイヤーなど、盗む動きは身近にも潜んでるので探してみて下さ〜い!

 今年の夏から賭けて練習してきた全選手の皆さん!中には一年くらい練習したチームもあると思います。熱い!本当に熱い戦いをありがとうございました!お疲れ様でした!
 アポロシアターへ行くチームの皆さんは胸張って、日本の仲間たちの分もかましてきて下さいっ!!
 
TATSUYA(Waffle) 【完成度】
今大会で完成度を審査させていただきましたTATSUYAです!審査基準はルールに記載されている通りです。

【全体を通して】
 上位チームと下位チームとの大きな差についてですが、
 ①ステージ上で伝えたい情報が多すぎて一番見せたい部分の印象が薄くなるチームがありました。見ている側が目で追えなくならないような工夫が必要だと感じました。上位チームは視線を集める工夫が細部まであり上手でした。
 ②縄の円の弧の真ん中が一番引っ掛かりにくい位置だと思いますが、その場所をあえてずらしたり、ターナー同士の距離感をムーブによって変化させるチームが多く、ミス対策をしっかりと行っているチームが上位を占めていると思います。リカバリーに関してはミスをミスと見せないレベルまで来ていてとても感心しました。
ジャンパーの空間把握とターナースキルが確実に業界として上がっている証拠だと思います!

【高得点チームについて】
 一般部門、「鯉のから騒ぎ」「NEWJERSEY BOBCATS」。
 両チームとも、一人一人の個性が上手くチームにマッチしていたと思います!全員のテンション感が一緒で、外フリも見ていて気持ちがよかったです!隙のない人の入れ替わりとリカバリーの上手さがとても印象的で完成度が高い2チームでした!

NOVICE部門、「ARS nova」 「ABLAZE」。
 両チームとも、洗練されたフロアムーブと縄の安定感、ジャンパーのステップの上手さがピカイチで完成度が高かったです。そして、音のBPMの変化の使い方が印象的でした! 「ABLAZE」のボールを使ったムーブも完成度が高かったです。

ADVANCED部門、「QueenDom 」「Anela」「BAN FOOT」「No Logic」。
 上記4チームはステージ上がアイディアで溢れていました。オープニングからエンディングまで気持ちを切らさず、気迫のこもった演技で素晴らかったです!特に曲の切り替えの流れがスムーズで見ている人の心を離さないよう計算されていると感じました!

OPEN部門、「Bølge」。
 とにかく技のレパートリーの多さにビックリしました。技の散りばめ方が上手かったです。そして、回しながらここまで出来るのか!ターナーのネクストレベルに到達していたと思います。そして、最後のスピードはターナーもすごいですが、それを見事に跳び切るジャンパーにも拍手を送りたいです!完璧な演技でした!

【最後に】
 まず、今大会はここ数年で1番レベルが高かったJAPANだと感じました。ミスも全体的に少なかったと思います!
 入賞したチームはNYでも日本代表としてアポロシアターを盛り上げてくれることを期待しています!
2023年10月01日(日)13:00 ~ 10月 15日(日)15:00 まで
A指定席 ¥5,100 一般指定席 ¥4,600
A指定席 ¥4,600 一般指定席 ¥4,100
ZAIKO LIVE配信について
2023年10月09日(月)12:00 ~ 大会当日 まで
敗者復活観戦チケット 2,600
敗者復活 & 本戦 観戦チケット 4,600

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

カルッツかわさき

〒210-0011 神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4

アクセス




⚫︎REG☆STYLE
2017年・2018年・2019年には世界大会3連覇という偉業を果たした業界を代表するプロダブルダッチチーム。
実力はもちろん、"Regale=おもてなし"をコンセプトにしたCool&Funnyなパフォーマンスは皆様を魅了する。

⚫︎FLY DIGGERZ
2020年10月の『Double Dutch Delight Japan 2020』にてプロチームデビューし、2021年・2022年には『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD』 にて世界大会2連覇を果たす。
"FLY"誰よりも跳び、"DIGGER"誰よりも探求し続け、一緒にダブルダッチを楽しめる空間を作り出すことをモットーに活動を広げる。


NOBU (CAPLIORE)

・2004年 FISAC世界選手権 優勝
・2006年 FISAC世界選手権 優勝
・2009年 DOUBLE DUTCH CONTEST Vol.8 優勝
・2011年 GUINNESS WORLD RECORD 取得
・2012年〜CIRQUE DU SOLEIL Artistとして世界中を回る
TMY(Who is Respected )

・2007年 NDDL「Holiday Classic」3位
・2008年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2012年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 優勝
・DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2015-2016 優勝
・2018年 BATTLE OF THE YEAR JAPAN best4
TATSUYA(Waffle)

・2008年/2010年(オープン)、2016年(一般) Double Dutch Delight Japan 優勝
・2010年 NDDLHoliday Classic 2010 優勝
・2012年/2014年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝
・2011年/2012年/2015年 Double Dutch Delight GUEST SHOW
・2019年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN予選1位
・2022年 America's Got Talent 出場
STR(NEWTRAD)

・2014年 Double Dutch Delight Japan 2014 出場
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 2016 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2018 第3位
・2017-2023年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST-
・2021年 Cirque du Soleil 【JOYÀ】 出演
YuI QUEEN B(ELLE)

・2017年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL (MIXED) 準優勝
・2017年 Double Dutch Delight JAPAN GUESTSHOW 出演
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 準優勝
・2022年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL (WOMEN'S SECTION) 優勝 
・2016-2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL - FINALIST -
MC KENSAKU

DANCE界の枠を越え、STREETの様々なイベント、TV・CMはもちろんのこと、国際大会でMCやラジオDJを務めるなど多方面で活躍。 オリンピック正式種目となった“ブレイキン”のワールドカップとも言われるBATTLE OF THE YEAR WORLD FINALが2022年冬アジア圏 沖縄にて初開催!そこでアジア人で初のMCを務め世界を沸かせる!
更に2023年2月NHKで放送された第4回全日本ブレイキン選手権や、翌月3月にTBSで放送されたWDSF Breaking for Gold in北九州の世界大会でもMCを務める。

DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPAN開催当初からMCを務め、関西人特有の突っ込みやハイテンションだけではなく、出演者の気持ちを理解し愛のある言葉が多くの支持を獲得。 ダブルダッチ界でも絶対に欠かせない存在として、縦横無尽にしゃべくり倒してイベントを最大限に盛り上げる名MC。
YUI

世界大会3連覇を果たしたプロダブルダッチチーム 「REG☆STYLE 」 の唯一の女性メンバー。
DOUBLE DUTCH 界きってのイケメン女子として、男女問わず幅広いファン層から支持を得ており国内外を跳び回っている。
またプレイヤー以外にも、MCとして音楽フェスやストリートのビックイベントなど様々なステージに出演しジャンルの壁を越え活躍の幅を広げている。

"Regale=おもてなし"を胸に皆さんに最高のマイクパフォーマンスをお届け!!