NOVICE部門 1位
『Touch & Jumps』
ADVANCED部門 1位
『SOUTH SEED』
TORU 【技術力】
 技術力を審査しました。各審査項目の土台であり、ターニングとジャンプの習熟度を表す項目です。

【NOVICE部門】
 「TOUCH & JUMPS」について記載します。
 二人同時に行うフロアアクロバットを交えたダンスステップ、難易度の高いムーブを当たり前のようにこなす様子は、圧巻でした。縄もキレイで、ミス発生時のリカバリ対応の際「せーの!」と聞こえてきたのも印象的でした。どこにかけ声の重きを置くか、どこで一気に集中するか。まさに「選択と集中」が出来きており、見ていてスキルの高さがうかがえました。今後は、より技術の必要なロープトリックを絡めていくと、もっと面白いものが見れるかなと感じています。ぜひ挑戦してみてください。

【ADVANCED部門】
 「SOUTH SEED」について記載します。
 個々のダンスステップスキルが高く、ターナーとの連動したムーブには思わず見入ってしまいました。中間のハリーステップも、ターナーが絡むムーブやクロスターニングを入れながら遊びのある感じ、見ていて面白さがありました。ダンススキルが高いのでそのムーブで尖り切るのも良し、ハリーステップ時のターニングのような遊びを各所に入れるも良し、だと思っています。余裕感が感じられる技術的な「遊び」を、構成の各所に入れてみてください。より深みのあるパフォーマンスになっていくことを期待しています。

【全体を通して】
 2部門とも、昨年出場した選手が所属しており、レベルの上がり方に驚いています。また、公共交通機関のイレギュラーにより、到着後即本番となった2チームでしたが、圧巻の演技を見せてくれました。一方で、イレギュラーの影響もあってかミスが目立ちました。本番当日の時間の流れや、現地会場到着後アップ実施して本番までのメンタルコントロール等、準備してきたものは、今回のようなイレギュラーで台無しになってしまうことも、ゼロではありません。こういう場合に確実に活きてくる取り組みをしてみてください。オススメは、昨年のコメントにも記載しましたが、練習開始時のデモの通しです。本番舞台袖で出番を待つまでに、アップしたあとの身体は緊張で硬直し、そこから本番を迎えることを想定した通し。いつも初っ端で行う練習開始時のデモは、まだ働いてない頭を本番同様に再現させ、意識出来ていないところの注意ポイントを浮き彫りにしてくれます。
 もし昨年のコメントを参考に上記を実施していた場合、本番前のあの舞台袖の待ち時間を想定し、チーム内でのリマインド(パフォーマンス中のミス回避注意喚起・声掛け)をチームメイトと再確認する・個人個人がデモの最初から最後までをどうすれば成功させられるかのノーミス映像脳内再生をする時間を設ける。という2点を実施してから、デモに臨むようにしてみてください。脳内が整理され、各細部へのこだわりが頭の中で明確になった状態で行う通しには、品質の違いが出ます。そしてその習慣を本番直前でも実施する。たった5分程度の習慣で、良い事が沢山起きるので、是非やってみてください。

【おわりに】
 レベルが高い!と思ったNEXT HEROES SOUTHでした。また、トラブルに見舞われながらも、本番舞台で、リアルタイムパフォーマンスが観れたことを嬉しく思います。SOUTHのキッズシーンは、現在急速発展中です。開演前イベント「レッツプレイダブルダッチ in OKAYAMA SPECIAL」への参加をキッカケに、NEXT HEROES SOUTH出場者が出てきたら面白いだろうなと考えつつ、今後のさらなる発展に期待しています。
 改めまして、選手・スタッフ・ジャッジ・ご来場者の皆様、そして指導者の先生、お疲れまでした。ありがとうございました。
 
manami 【表現力】
 選手、スタッフの皆様、お疲れ様でした。また観客の皆様、会場に足を運んで下さりありがとうございました。
 今回、表現力を担当しました。審査基準は、大会HPのルールに記載されている通りです。Next Heroes South大会は各部門1チームずつの出場となりましたので、各チームについて記載いたします。

【全体を通して】
 まずは、今回会場へ来るまでのハプニングがありましたが、選手の皆様、同行された関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。無事に大会に参加できたことが何よりでした。選手の皆さんのコンディションなど心配もありましたが、両チームともそれを感じさせないほどのパワフルなパフォーマンスを披露していただき、その精神力と、どんな状況でもパフォーマンスができるまでに仕上げられたこれまでの準備に脱帽いたしました。

【高得点をつけたチーム】
◯NOVICE部門 Touch & Jumps
 序盤から思わず声を上げてしまうようなインパクト、その後もキレのある動き、溢れるパワフルさで会場を魅了しました。見せ場の前ではジェスチャーで観客の注目を集め、会場で見ている人が一体となって盛り上がる感覚がありました。イレギュラーな状況や不安の中、ミスがあれば慌ててしまいそうなものですが、終始冷静かつ堂々としており、見ている人を安心して楽しませてくれる姿がとてもかっこよかったです。
◯ADVANCED部門 SOUTH SEED
 大人っぽい攻めた衣装と曲に負けないパフォーマーの皆さんの自信溢れるクールな表情、ムーブに惹かれました。駆け足跳びのハリーパートでは、跳び始めた瞬間の姿勢に余裕があり、絶対に通るだろうなと思わせる安定感がありました。続く縄技やステップも含め、流れるような洗練された動きが見ていて心地よく、見事通った時の快感が印象に残りました。高い自信のあるパートと、まだ不確実さが残る部分のムラがありそうなので、Japan大会では最初から最後まで自信を持ったパフォーマンスが見てみたいと思いました。

 両チームとも、決して万全な状態のパフォーマンスではなく、悔しい点もあったかもしれません。Japan大会では、最高のパフォーマンスを披露していただけることを願っています。
 
Michael 【構成力】
 お疲れ様です!Michaelです!
今大会では構成力を審査いたしました。
選手の皆さんのお役に立てればと思いますので、ご一読いただけますと幸いです!

【総評】
 どちらの部門も非常に見やすい構成、演出でした!
両チームとも、音楽を大事にしているパフォーマンスでした。
僕の所感ではありますが、かなりレベルが高かったので仮に後複数チームのエントリーがあったとしても優勝していたのではないかと思います!

【NOVICE部門】
 Touch&Jumpsは曲に対するアプローチの技術が高い印象でした!
何がしたいのか、どう思われたいのかがはっきりしていて、良いパフォーマンスだったと思います!

【ADVANCED部門】
 SOUTH SEEDは個々の魅力が存分に詰まったパフォーマンスでした!
クールに見える組み立てで統一されていて、非常に見やすいパフォーマンスだったと思います。

【最後に】
 今大会に出場された皆さんは今後、凄まじいスピードでダブルダッチが上手になっていくと思います。
できることもやりたいことも増えていきます。
ただ、できることを全てパフォーマンスに詰め込んでしまうと、構成が美しくなくなり、大会で評価されないパフォーマンスになる可能性もあります。

 見ている人がどのような感情になるかをイメージしながら、まずは自分達が楽しく、気持ちよくパフォーマンスできることを一番に考えて、パフォーマンスを作ってください!!

 今大会がもっと大きくなっていき、盛り上がっていくことを願っています!

 ありがとうございました!
 
MOCHAS 【オリジナル】
 今回私はオリジナリティを審査させていただきました。

【全体を通して】
 オリジナリティを評価する上で重要な要素の一つとして、「個としてのキャラの確立」が挙げられると思います。
手法は何だってかまいません。卓越したスキル・独特な衣装・他の人には無い技、、など。
何か一つでも輝けるものがあれば、それが独創性となりオリジナリティに繋がります。Next Heroesでは、まだダブルダッチ経験の浅い選手もいるかと思いますが、今大会では個人としてスポットライトを当て、パフォーマンス内での役割分担がしっかりと出来ている印象でした。

 これからも自分の強みを理解し、その部門では誰にも負けない!というくらい練習をすれば、さらに強力な武器になると思いますので、ぜひ色んな技やジャンルにチャレンジしてみてください。

【NOVICE部門】
 Touch & Jumpsはチーム内の個人を目立たせるための工夫や、パフォーマンスそのものの見やすさを意識して作られていると感じました。
スピード感のある曲調で、終始見ているを飽きさせないよう、観客を意識した縄の外のアピールも好印象でした。

【ADVANCE部門】
 SOUTH SEEDはダンスのスキルが非常に高いチームだと感じました。
チームメンバーそれぞれの個性を活かした見せ場が用意されており、それぞれの役割分担がしっかりと理解でき、他チームには無い「Crew感」を感じることが出来ました。

【最後に】
 今回はADVANCED・NOVICE共に1チームずつの出場となりました。
どちらも当日の交通機関の影響もあり、思うようなコンディションではなかったかもしれませんが、ベストを尽くしてくれたのではないかと思います。
ぜひJapan大会でも全力を尽くしてください。
 
Kiccy 【完成度】
 完成度を担当したKiccyです。
当日は公共交通機関のトラブルによりそもそも会場に到着できるかすら不安になる状況だったかと思います。
選手ご本人はもちろんですが、サポートしていただいたご家族の方々、選手が出演できるように尽力してくださったスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

▪︎ 審査について
 完成度はルールに記載された内容に基づいて、一つのパフォーマンスについて以下2点を中心に審査させていただきました。
なお、採点にあたってはルールに記載された通りですが、パフォーマンスの難易度に応じて評価しています。

・熟練度…演じられたある技術について、どれほど熟達しているかという程度。
・成熟度…パフォーマンスをしている意識、表現者としての意識が感じられる程度。

▪︎ 各チームへの総評
 各部門1チームずつの出場であったため、それぞれへの総評を記載させて頂きます。

『Touch & Jumps』
 同日開催だったDouble Dutch Delight Southも含め、この日1番パフォーマンスしてたように感じます。
メンバー全員のバイブスが揃った状態で展開されていて、チームとして好印象でした。
いくつかミスはありましたが何を見せるべきなのかを各々が把握できており、観ている側の気分を切らさずに繋げられていた瞬間もありました。ここは完成度という点において、今後強みにできるポイントかなと思います。

ただ、集中力が必要そうなムーブについては、他の箇所と比較すると何を見せているのかのイメージが薄いのかな?と感じました。技を披露するだけに留まらず、この瞬間で何を見せているのか、どういった感度を与えたいのかが明確にできると、今回の内容は一つのパフォーマンスとしてかなり良いものになりそうです。

『SOUTH SEED』
 ミスは多かったですが、個々人の役割をしっかり果たそうとしているなという姿勢が伺えました。
また、全体としてパフォーマンスの空気感を整えてあり、ダブルダッチ的な要素とhiphopの配置が良いテンポで繰り広げられていたと感じます。(個人的にはその2つがmixされる瞬間をもう少し見たいなという気持ちもありました。)

敢えて残念だったポイントを挙げると、表現的な所作は意識されていましたが、縄を扱う所作は悪い意味でハラハラとしてしまいました。もちろんミスに直結する部分でもあるので、次に向けての改善ポイントかなと思います。

▪︎ 最後に
 NHSでは、正直なところ当日のトラブルでいつも通りパフォーマンスするのが難しかったかなと思います。
残り数週間しかありませんが万全な準備をして、是非JAPANの舞台を楽しんできてください。



   


 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2024年08月05日(月)12:00 ~ 09月18日(水)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2024年09月16日(月)00:00 ~ 09月23日(月)23:59まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

岡山芸術創造劇場 中劇場

〒700-0822
岡山県岡山市北区表町3-11-50

アクセス
Mochas( MACKDADDY )

・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 2016 優勝
・2015,2018年 World Jump Rope Championships 総合優勝
・2016-2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門優勝
・2016,2020,2023年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN SENIOR部門優勝
Michael( 毘沙門天 / Monday Night Fever )

・2016年 Double Dutch Delight West 2016 一般部門 優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2017年 Double Dutch Delight West 2017 一般部門 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門 優勝
TORU( MIKENEKO )

・2009年 Double Dutch Delight South 2009 一般部門 優勝
・2014年 Double Dutch Delight South 2014 一般部門 優勝
・2015年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2015 FINALIST
・2015年 Double Dutch Delight South 2015 一般部門 優勝
・2018年 Double Dutch Delight South 2018 一般部門 優勝
manami( ÅNgSTroM / VERDE )

・JJRU岡山県支部委員
・2015年 Double Dutch Delight South 2015 優勝
・2015年 Double Dutch Delight Japan 2015 出場
Kiccy

・2019年 Double Dutch Delight West 2019 OPEN部門優勝
・2019年 Double Dutch Delight Japan 2019 OPEN部門優勝
・2019年 Double Dutch Holiday Classic Advanced Fusion 3rd place
・2020年 Double Dutch Delight West 2020 一般部門優勝
・2020年 Double Dutch Delight Japan 2020 一般部門第2位
MC Uryna

プロダブルダッチチーム「NEWTRAD」メンバーでMCとしても多くのステージを担当する。また現在は1児の母として産後復帰を遂げ、さらにパワーアップ!関西弁のノリの良さを持ちながら、英語も話せる多様さを持つ"浪速のお喋りバイリンガルかぁちゃん"が会場を盛り上げる!