OPEN部門 1位 『ASR』 |
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敗者復活 『Sally Men』 |
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一般部門 1位 『でえれえ』 |
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BEST ROOKIES 『Twi-light』 |
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TORU 【技術力】 | |
技術力を審査しました。各審査項目の土台であり、ターニングとジャンプの習熟度を表す項目です。 【高得点を付けたチーム】 一般部門は「でえれえ」、OPEN部門は「ASR」です。 「でえれえ」は中間のダンスステップが心に刺さり釘付けになりました。今大会で突出してジャンパースキルの高さを見せつけていたかと思います。 「ASR」はスピード後からの女性パートの動きが作り込まれており、全体的に女性ムーブのキレにレベルの高さを感じました。 得点は伸びませんでしたが、「Sally Men」の3人で回しながら一人がNYスタイルでナップするムーブや、「Elk」のハリーからキレイな移動スピードでの掴み、「Twi-light」の女性ソロバックドンキーの高さ、それぞれやり込みの質を感じ、高得点チーム含めこれら注目点は「おぉ」と声を上げたところです。 【全体を通して】 1.ミス ミス数が多く、ほとんどが「ノーミス見たかったな〜」と思うチームでした。本番までに、練習で何度想定通りのノーミスが出たでしょうか。どのパートもキレイなターニングが意識できていたでしょうか。練習がただの作業になっていませんでしたか。昨年度のジャッジコメント「【部門を通して】」に記載した内容まんま、今年も言える事ですので、選手の皆様はぜひ目を通しておいてください。(JJRU岡山県支部のWEBページに、過去の総評が見れるページを作成しましたので、ご参照ください。宝の山です。) 2.ジャンパーの目線 ハリーステップにフォーカスしたとき、構成に入れているチームで「ASR」「Sally Men」以外は、目線下向き気味な印象でした。 目線を下に向けると足元が見えるので、一見リスクヘッジしているように思えますが、視野を狭くして縄に引っかかりやすい状態になっています。鼻先の延長線上を見るように客席に目線を向けると、ジャンパーからは上から下までの縄全体が見えるのでミスは減り、客席からは顔が見えて印象も良くなります。騙されたと思って試してみて下さい。 3.ステージ慣れ 経験豊富な一般部門と、学生のOPEN部門とで差が出ていました。イレギュラー対応やアピール含めステージ上での立ち回り、いつも通りの縄の距離感かどうか、身体がカチカチになっていないか等。見ていて引き込まれるのか、それとも頑張れと言いたくなるのか。それも技術です。 練習では成功していたのに、というミスもあったのではないでしょうか。「大会を楽しんで!」とか言われても、「無理無理全然楽しめないしー!」と、緊張していたかもしれません。ただ、何故大会に出たのか、何故ダブルダッチをしているのか一度考えてみてほしいなと思います。個人個人想いはあれど、多くの方は、出来るようになった技を見てほしいという想いや、楽しい・続けたい・シェアしたいという気持ちで、ダブルダッチに取り組んでいるのかなと考えています。ダブルダッチパフォーマンスは、その集大成です。人生であと何回、人前で拍手を貰える機会があるでしょうか?「ある」を意識すると、身の回りは意外と沢山のステージがあることに気が付きます。ステージ、と言っても、今大会のような大舞台だけではなく、練習中に足を止めて観てくださった通りすがりの方が一人居ても、お客さまが居るならば、そこはステージです。ローカルイベント出演のご依頼も全て、経験値の詰めるステージ。皆さんが最初そうであったように、皆さんのダブルダッチパフォーマンスを観る方々は、凄い、カッコイイと感動するんです。皆さんには人の心を動かす力があります。積極的に様々なステージで経験値を積み、魅せられるエンターテイナーであってください。ステージに立つごとに礎となる技術力は必然的に磨かれ、もっともっとダブルダッチパフォーマンスが楽しくなります。 【おわりに】 今年も開演前イベント「レッツプレイダブルダッチ in OKAYAMA SPECIAL」を実施しました。ほぼ満員で体験会も大盛況、ダブルダッチを生で初めて見る方も多かったと思います。「知らない子たちだけど、一生懸命にやっている姿を見て涙が出てきた」という上記を裏付けるような声も伺いました。会場も変わり、選手たちとともにSOUTHが年々進化していく様子を見て、嬉しく思うばかりです。 選手・スタッフ・ジャッジ・ご来場の皆様、改めてお疲れさまでした。ありがとうございました。 |
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manami 【表現力】 | |
選手、スタッフの皆様、お疲れ様でした。また観客の皆様、会場に足を運んで下さりありがとうございました。今回、表現力を担当しました。審査基準は、大会HPのルールに記載されている通りです。 【全体を通して】 どのチームも、衣装や立ち姿からチームの色がよくわかり、それぞれのテーマをどのように表現されるのかがとても楽しみでした。 【高得点をつけたチーム】 ◯一般部門 でえれえ ジャンパー以外も含めた5人の一体感、ジャンパーと縄の連動された動きなど、メンバーの個性や技が魅力的に見える演出が多く見られました。力を強く込める動きと、ラフにこなす所のメリハリがあり、注目してほしいところに観客の目を惹きつける工夫がされていました。 ◯OPEN部門 ASR 衣装、ヘアメイクが印象的で、パフォーマンスが終わった後も特に記憶に残ったチームです。複数人で同じ振り付けをする箇所が何度かありましたが、腕や足の角度、ジャンプの高さなどが揃っていて、合わせる練習をよくされたのがわかりました。メンバー同士の距離感を全員が把握できていて、フォーメーションが次々に変わりながらも、バシッと決めるカッコ良さがありました。Japan大会では見せたいものをより確実に表現できるよう、一つ一つの動作に磨きをかけてほしいと思います。 【表現力の得点に差がついた所】 ◯衣装とパフォーマンスのギャップ 衣装が素敵なチームが多かった反面、表情や動作は自信がなさそうに見える、衣装と曲はクールな雰囲気だが、落ち着きがなくバタついて見える、など衣装ほどの迫力が感じられないチームは得点が伸びませんでした。やりたいことを形にできたチームと、それが難しかったチームとでは、客観的にどう見えるかを研究できたか、人の出入りや移動の仕方など細かいところまでチーム内でイメージを共有できたか、という点での練習量の差があるのではないかと思います。 ◯ミスをした時、成功率が低い技をする時の心持ち パフォーマーが焦ったり、不安に思っている時、その余裕のなさは初めてパフォーマンスを見る人にも伝わり、不安にさせます。見ていて楽しい、ワクワクする!そんな気持ちを共有できるのがダブルダッチの魅力ですが、その逆も然りだと思います。意図せず「ミスして残念」を伝えてしまうのではなく、最後まで観客から見られていることを意識して自分達の世界観を途切らせずに表現できると、見ている人の記憶に残せると思います。 魅力的なチームが多く、South出身者として、とても嬉しく思います。Japan大会に出場されるチームは、更に精度を上げ、全国の舞台で活躍されることを期待しています。 |
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Michael 【構成力】 | |
お疲れ様です!Michaelです! 今大会では構成力を審査いたしました。 選手の皆さんのお役に立てればと思いますので、ご一読いただけますと幸いです! 【総評】 全体的な印象としてはどのチームも練習不足かなと感じました。 早縄等、難易度が高い技以外の部分でもミスをしているチームが多かったため、構成が判断できず、得点に繋がらないチームが数多くありました。 どうすればミスを減らすことができるのかを考えながら、練習をして欲しいなと思います。 昨年と比較して感銘を受けた点としては、パフォーマンスのレベルが上がっていた点です。 ミスは多いながらも、どのチームも高得点をとりにいくにはどうすればいいか?を意識できていたように感じました。 反省するべき点を反省しながら、自分自身の努力の成果は褒めてあげてください! 【一般部門】 最高得点はでえれえです。 コンセプトはザ・ダブルダッチという感じでストレートにかっこよかったです! 右肩上がりで技の難易度が上がっていく気持ちの良いパフォーマンスでした! 細かいところにも拘りを感じました! 【OPEN部門】 最高得点はASRです。 ダンスパートの魅せ方に拘りを感じました! 曲の組み立ても非常に気持ちが良く、次はどんな技を見せてくれるのか、ワクワクさせてくれるパフォーマンスでした! 【最後に】 前述した通り、パフォーマンスの質は全体的に向上していました! しかし、他の地域の強いチームに勝つために不足しているものは、オリジナリティ溢れる構成です。 ダブルダッチにとらわれず、様々なエンタメから情報を吸収し、柔軟にダブルダッチに昇華して欲しいと思います! 個人的には構成力という項目が審査項目の中で、一番ダブルダッチの知識や経験による差が生まれにくいと思っています。 これまでのダブルダッチにない、新しいパフォーマンスはまだまだあるはずです。 色んな可能性を追求していただけたらと思います! 皆さんのこれからの活躍を期待しています! ありがとうございました! |
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MOCHAS 【オリジナル】 | |
今回私はオリジナリティを審査させていただきました。 【全体を通して】 見せ場を通しきれていないパフォーマンスが多く、本来得られるべき点数が獲得できなかったチームがほとんどだった印象です。 オリジナリティを伸ばすための手段として難易度の高い技に挑戦することがあるかと思いますが、成功のカギを握るのは「ダブルダッチの基礎技術」となります。 特にターニングは、安定するだけでパフォーマンスのミス数削減に直結します。 地道な練習ですが、時間を取って練習を行うようにしてください。 【一般部門】 ・でえれえ OBチームという事もあり、技の見せ方にバリエーションがあって見ている側を飽きさせない工夫が感じられました。 立体的な見せ方や曲の緩急を使った表現は、加点に繋がったのではないかと思います。 【OPEN部門】 ・ASR 人の動かし方が長けているチームでした。特に女性パートの使い方は良かったです。 フォーメーションを工夫することで、それが見せ場前後のアクセントになり、パフォーマンス自体のクオリティを底上げし点数獲得に繋がりました。 【最後に】 来年さらに得点を伸ばしたいOPEN部門のチームの皆様、一度他の地区のDelight大会を「現地で」覗いてみることをオススメします。近場だとWest大会。 理由はいたってシンプルで、モチベーションが爆上がりします。 他の地区の全チームを見た時に、自分たちが今どの位置にいるのかが分かりますし、JAPANで上位に入るために、まず何が足りないのかをより精密に分析することができます。 練習以外に得られる刺激としてこれ以上のものは無いと思いますので、ぜひ実践してみてください。 |
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Kiccy 【完成度】 | |
完成度を担当したKiccyです。 出場された選手の皆さん、この日に向けての日々の練習、本当にお疲れ様でした。 ▪︎ 審査について 審査のポイントについてはNHSと同様のため、お手数ですがそちらの総評をご確認ください。 ▪︎ 全体を通して 誤解を恐れずに言うと、「パフォーマンス」をしていたチームはかなり少なかったのではないか、と考えています。 確かに、音があり、技があり、それらが連続的に繋げられている行為は行われていましたが、それを観た人がどのように受け取り、どういった感情の変化が生じるのか?など、自身の表現したものが意図することは何なのかを意識できていたプレイヤーは、かなり少なかったのかなと思います。 DDDにおける完成度を評価するには「一つのパフォーマンス」として審査する必要があるので、「パフォーマンスをしていなかった」という事実は得点に当たってかなり痛手になります。 また、ミスが多かったという事実を踏まえると、どうしてもダブルダッチ的な基礎技術に対しての課題感を強く感じてしまいがちかと思います。しかし、舞台に立ついち表現者として完成されたものであったか?制作したパフォーマンスがいちコンテンツとして満足できるものであったか?という点についても、何か課題がないか洗い出しておくべきかと思います。(もちろんダブルダッチ的な基礎技術に対しても同様ですが。) ▪︎ 高得点を付けたチーム 一般部門の2チームはそれぞれ意図のあるパフォーマンスに感じました。 優勝した『でえれえ』はミスはあったものの、やりたいことを詰め込んでいるな、と一貫して伺えた内容でした。 『南風crew』は沖縄をレペゼンしたあのフィーリングを終始絶やさず、心地よかったです。 また、OPEN部門を優勝した『ASR』は自身の力量にあった難易度を選択し、着実な展開をできていたことが得点に繋がりました。 ▪︎ 最後に 先述の通り、今大会で「パフォーマンス」をしていたチームはかなり少なかったです。 これには多くの要因があるかと思いますが、個人的には「主観と客観のバランス」が悪いことが気になりました。 具体的な感情で言うと「観客側の気分感をちゃんと考えてくれているのかな…?」というような感じです。 表現活動ではあるので、何を表現するにも自由ですし、ある種利己的な選択もありだと思います。 しかし、ダブルダッチのパフォーマンスにおいては、ある一定の利他性は求めるべきかな?と私は考えています。 なかなか難しいポイントかと思いますが、何か共感していただけることがあれば、コンペティションかどうかに関わらず次回パフォーマンスをする際に意識していただけたらと思います。 |
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PLACE 岡山芸術創造劇場 中劇場 〒700-0822 岡山県岡山市北区表町3-11-50 アクセス |
Mochas( MACKDADDY ) ・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 2016 優勝 ・2015,2018年 World Jump Rope Championships 総合優勝 ・2016-2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門優勝 ・2016,2020,2023年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN SENIOR部門優勝 |
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Michael( 毘沙門天 / Monday Night Fever ) ・2016年 Double Dutch Delight West 2016 一般部門 優勝 ・2017年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝 ・2017年 Double Dutch Delight West 2017 一般部門 優勝 ・2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門 優勝 |
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TORU( MIKENEKO ) ・2009年 Double Dutch Delight South 2009 一般部門 優勝 ・2014年 Double Dutch Delight South 2014 一般部門 優勝 ・2015年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2015 FINALIST ・2015年 Double Dutch Delight South 2015 一般部門 優勝 ・2018年 Double Dutch Delight South 2018 一般部門 優勝 |
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manami( ÅNgSTroM / VERDE ) ・JJRU岡山県支部委員 ・2015年 Double Dutch Delight South 2015 優勝 ・2015年 Double Dutch Delight Japan 2015 出場 |
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Kiccy ・2019年 Double Dutch Delight West 2019 OPEN部門優勝 ・2019年 Double Dutch Delight Japan 2019 OPEN部門優勝 ・2019年 Double Dutch Holiday Classic Advanced Fusion 3rd place ・2020年 Double Dutch Delight West 2020 一般部門優勝 ・2020年 Double Dutch Delight Japan 2020 一般部門第2位 |
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MC Uryna プロダブルダッチチーム「NEWTRAD」メンバーでMCとしても多くのステージを担当する。また現在は1児の母として産後復帰を遂げ、さらにパワーアップ!関西弁のノリの良さを持ちながら、英語も話せる多様さを持つ"浪速のお喋りバイリンガルかぁちゃん"が会場を盛り上げる! |