展示室コード : GJ3M43263

NOVICE部門 1位
『天鈿女』
NOVICE部門 2位
『ioLite』
NOVICE部門 3位
『REMINISCENCE』
ADVANCED部門 1位
『JAMBUDDY』
ADVANCED部門 2位
『BAN FOOT』
ADVANCED部門 3位
『Ave』
JUN 【技術力】
【はじめに】
 Next Heroes West大会に出場された選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。まずは、保護者や指導者の皆様は選手たちに是非拍手を送ってあげてください。選手一人一人最後まで諦めず、ステージ上で輝きを放っていました!心からダブルダッチを楽しんでいる姿に僕自身も感激しました。
 さて、今回技術力の審査を行いました。審査内容はHPに記載の通りです。

【3つの役割について】
1.ジャンパー
 ロープの中で技を魅せるものだけが技術ではないと思います。
ステージに上がった瞬間からその人のオーラや解き放つ魅力が伝わり、ロープの中では更にかっこよく写るものだとおもいます。曲と合ったリズム感、安定感のあったチームは高得点に結びつき、その姿がスバ抜けていたと思います。得点に結びづらかったチームは、そのカウントでロープを跳ぶところ、跳ばないところをはっきりさせることや、ロープに入る前、抜ける時(抜けた後)にもこだわってみるといいと思います。下を向かず、ずっと客席を見て踊っている選手もいたのはすごくよかったです。

2.ターナー
 ターナーの魅せ方も近年では当たり前のように得点を伸ばすには必要とされてきました。ロープが綺麗にまわることが前提であり、ロープトリック、リリース等、派生されたものを成功させるには、お互いの距離間、移動速度、体の向きなどが基礎に合わせて身についていないとロープのたるみが目立ち、あわただしいターナーの姿として写ってしまいむしろ逆効果です。特に気になったところは、ターナーチェンジ、ロープを2本あげる時、ターナーが移動する際のロープのたるみがミスに繋がっていた気がします。高得点のチームは、そこのポイントをしっかり抑え、安定した綺麗なロープでした。

3.アクロバット
 近年Next Heroesでアクロバットを組込むチームが増えたと思います。そのため、必要な箇所にロープを絡めるところができているチームは他のチームとの差別化が図れていたと思います。単純にアクロをするだけに終わらず、ショーとして必要な魅せ場や流れの中でアクロバットをロープと絡めていくことがより、得点を引き上げる要素となったと思います。

【高得点をつけたチーム】
NOVICE部門:「ioLite」「天鈿女」
 音の取り方、ロープの安定感、そしてショーの流れにあったジャンパーのリズム感も最高でした。そして、観客を意識した目線がなにより余裕さもあり高得点をつけさせていただきました。
ADVANCED部門:「JAMBUDDY」「BAN FOOT」
「JAMBUDDY」:オープン部門顔負けの個々の解き放つオーラと全てのクオリティの高さに圧倒されました。ショーの流れに沿ったリズム感、統一感が体に浸透されて余裕すらある姿は唯一無二だとおもいます。
「BAN FOOT」:ミスの無さと勢いに加え、アクロバットやスピードステップの質の高さ、ロープの安定性が素晴らしかったです。持っている技術をショーケースで発揮し切れるところは圧巻でした。

5.最後に
 一貫して言えることですが、「ロープ」が綺麗で安定していると魅せる技がより洗練され、ミスの少ないものになると思います。そして、他の項目も高い評価が得られると技術力の点も高く付きやすいです。
今回の大会で悔しい結果となったチームも入賞されたチームもこの経験が次の挑戦の源となり大切な財産となって必ず成長させてくれると思います。
 一緒に過ごした仲間と今後もチャレンジ精神を忘れず、次の大会でもより一層成長したチームになっていって欲しいと思います。JAPANに出場されるチームの皆さん、心から応援しています!
 
AI 【表現力】
 本当にお疲れ様でした!表現力を見ましたAIです。

【高得点をつけたチーム】
◆NOVICE部門
 天鈿女/ ioLite
◆ADVANCED部門
 JAMBUDDY / BAN FOOT

【高得点とそうでないチームの分かれ目】
⚫表情への意識
 表情にこだわれているかが目立ちました。話している相手の表情が曇っていると自分まで不安になるように、表情が与える影響は他の要素に比べても大きいと思います。笑顔にもいろんな種類があるし、無表情にもいろんな種類があります。今一度表情だけに注目してパフォーマンスを見返すとアイデアが湧いてくるかもしれません。最高得点をつけた「天鈿女」と次いで高得点だった「BAN FOOT」はこの観点においても群を抜いていました。また上位チームに共通していることですが、内からでる感情を解放することがとても上手でした。

●ミスした時がパフォーマーの見せ所
 敢えて極端な言い方をしてみました。要素を満たしたパフォーマンスに言える話で、ノーミスがベストなのは大前提としても、ミスは『表現力の見せ所』だとも思う訳です。ノーミスを目指すのと同じくらい向き合うべきポイントだと思っています。それは他項目にも共通するところはあるはずです。本番というのは、毎回同じようにうまくいくことはかなり難しいです。ミスやイレギュラーなことが起きた時にも、いかにお客さんを安心させるか、むしろチャンスに変えて引き込めるか。また、逆を言えばミスにより1人でもテンションが下がってしまったり、集中力が途切れたり、急に表現の質が変わってしまう場面があると点数は低くなっています。 今回高得点をつけた『JAMBUDDY』は、ミスはあったものの、そこを流石だなと言わせるチャンスに変えた瞬間がありました。目線をお客さんに送るタイミングが絶妙で、心を掴んだままパフォーマンスを途切れさせない安心感を与えてくれました。

【最後に】
 今回点数に表すことはできなかったチーム、伸び悩んだチームも、各世代のその時代にしか出せない、ある意味未熟さも含めて唯一無二の魅力だと感じた部分もあります。技術のある大人でも真似できない表情や勢い、まっすぐに楽しむ姿。挑戦する姿は本当にとてもかっこよかったです。この時代がみんなの宝物になってほしいと願っています。また来年も輝く姿を楽しみにしています!

 JAPANへの切符を手にしたみんな、本当におめでとうございます!
 あなたたちならできると思います。怪我なくしっかりぶちかましてきてください★
 
Michael 【構成力】
【はじめに】
 お疲れ様です。Michaelです!
 今大会では構成力を審査いたしました。
選手の皆さんのお役に立てればと思いますので、ご一読いただけますと幸いです!

【総評】
 非常にレベルの高い大会だったと思います。
年々基礎スキルが上がっており、非常に見応えのあるパフォーマンスばかりでした!
選手の皆さんの日頃の努力の賜物だと思いますので、これからも自信を持ってダブルダッチを続けて欲しいなと思います。

【NOVICE部門】
・最高得点はioLiteです。
 序盤のソロでの音の取り方で心を掴まれました!その後もスピーディーに難易度の高い技が繰り出され、非常にまとまりのあるパフォーマンスでした!

【ADVANCED部門】
 最高得点はJAMBUDDYです。
最高得点をつけた大きな理由としては、
音の取り方のボキャブラリーの豊富さです。
 全体としてダンス要素が必要とされる選曲でしたが、アクロバットやダブルダッチならではの技をバランスよく使い、全体を組み立てていました。
また、音楽との融合性を感じさせる構成だったのも高得点である理由です。

 また、全体を通して今大会で気になったポイントを2つ記載いたします。
 1つめは「衣装」です。
衣装も構成点を獲得する上で大切な要素です。
他チームと被らないように試行錯誤をした結果、特徴的な衣装を選んでいるチームが複数ありました。明転後、一番最初に入ってくる情報は衣装です。その印象と1曲目の雰囲気に乖離がある場合、どうしても置いて行かれている感覚になります。最後まで、その衣装から連想される音楽を使っていない場合は、「その衣装である必要があったのか?」とハテナが残ってしまいます。

 2つめは、音楽のどの部分を使うかです。
有名な曲を使っているチームが多くあったかと思います。有名であればあるほど、「サビでどんな技を見せてくれるのだろう?」と期待を持ちます。しかし、サビ前で別の曲に変わったりすると、悪い意味での裏切りになってしまうことがあります。
加えて、なぜその音楽を使ったのだろう?というハテナも残ってしまいます。

「衣装」も「音楽」も構成において大切な要素です。是非ロープを使った技以外にも目を向けていただきたいと思います!

【さいごに】
 冒頭にも記載の通り、Next Heroes Westは毎年レベルが上がっているなと感じています。
今後もどんどん技術は上がっていく中で、全てを出し切るのではなく、技の取捨選択をして欲しいと思います!
今回のパフォーマンスで必殺技になった技が次も同じく必殺技になるかは分かりません。
前後の技とのバランスや、全体の組み立てによって見え方は変わります。

 上記のような視点を持って、更にかっこいいプレイヤーになってくれることを期待しています。
 皆さんの更なる成長を楽しみにしています!
 
MOCHAS 【オリジナリティー】
 選手、保護者指導者の皆様お疲れ様でした。
私は今回オリジナリティーを審査させていただきました。
今大会は2部門ともに非常にレベルの高い大会だったと感じています。
その中でも特に高得点を獲得したチームをピックアップして紹介いたします。

NOVICE部門
「Breathtaking」
 技の入れ方や所作が曲の雰囲気にマッチしており、他のチームには無いアプローチが出来ていました。

「ioLite」
 個として卓越したダンススキルに加え、他にはない技やフォーメーションの取り方が多く見られました。

「天鈿女」
 独特な世界観とスキルフルな技が見事にマッチしており、チーム全体として非常に完成されたパフォーマンスでした。

ADVANCED部門
「BAN FOOT」
 ロックダンスをダブルダッチパフォーマンスとしてこれほどまで落とし込めているチームは他にいないでしょう。
パフォーマンス自体のテーマ性に加え、個々人の動きのキレや卓越したダブルダッチスキルが随所に感じられ、高得点に繋がりました。

「JAMBUDDY」
 まさに王道かっこいい。今大会の最高得点を付けさせていただきました。
パフォーマンスそのものを深く理解したからこそ生まれる、一つ一つの技の余裕感・覇気を強く感じました。
特にスピードステップは今大会のベストムーブでした。JAPAN大会も期待しています。

 最後にオリジナリティ点を伸ばしたい皆様へ。
既存の技だとしても「ただ披露する」のではなく「独自のテイストを加える」事を意識しましょう。
 
日本のダブルダッチも30年弱の歴史があるので、既知の技がほとん
全く新しいもの(いわゆる0⇒1)は難易度が高いので、効率性の観点からオススメはしません。
かといって衣装や曲だけで独自の世界観を作り出し、他チームと差別化をするのは限界がきます。
より高得点を狙うためには、「そのチーム・個人でしか表現できない(と思わせる)技」が必要となります。

 既存のネタでもいいんです!見せ方・曲・衣装を工夫すれば高得点ムーヴに化けますし、プレーヤー個人のクセやダブルダッチスキルと融合させることで、独自のスタイルを生み出すことだって可能です。

 まだ次のデライト大会まで1年あります。
それまでにも色んなイベントや大会があると思いますのでぜひ色々試してみてください。
 
Kiccu 【完成度】
 完成度を担当したKiccyです。

出場された選手の皆さん、指導にあたった先生方、支えてくださったご家族の方々、本当にお疲れ様でした。

■審査について
 完成度はルールに記載された内容に基づいて、一つのパフォーマンスについて以下2点を中心に審査させていただきました。
なお、採点にあたってはルールに記載された通りですが、パフォーマンスの難易度に応じて評価しています。

・熟練度…演じられたある技術について、どれほど熟達しているかという程度。
・成熟度…パフォーマンスをしている意識、表現者としての意識が感じられる程度。

▪︎ 高得点を付けたチーム
上記を満たし高得点を付けたチームは、『ioLite』『BAN FOOT』『JAMBUDDY』『Ave』です。

『ioLite』は確実な個の強さと精緻なスキルを多く持ち合わせている中で、とてもクリーンな魅せ方をしていて好印象でした。
『BAN FOOT』は安定感があるのはもちろん、「この瞬間に懸けている」という感情が一瞬の隙もなく全員の表情からうかがえて、本当に感動しました。観ている人に想いを届けるってこういうことだよなと改めて再認識できたパフォーマンスでした。
『JAMBUDDY』は間違いない強さがありつつ、抜き感というか、いい意味で等身大でいてカッコよかったです。
『Ave』は高い身体性を武器に、気負わずダブルダッチを楽しんでいる様子がナイスでした。

 また、入賞ならずも印象に残ったチームとして、
『ストロベリーストロングボンバーズ』はそのルックスからは想像できない圧倒するオーラを終始抜けることなく放っていて、くらいました。
『Breathtaking』はメロウなムードからニュアンスを汲んだリリースの数々を巧みに扱う様が見ていてずっと気持ちよかったです。

 完成度において得点差が開いたポイントは、ミスについては言わずもがなですが、演技しているパフォーマンスへの解像度が高い状態であったかどうか、という点でした。

言い換えると、「この瞬間はどういう意図・狙いで何をしているのか?」を演者がいかに理解できていたかということです。いくら質の高い技が展開されてもその流れについてパフォーマンスのどの役割を担っているのかが理解できていないと、一つのパフォーマンスとしての完成度はイマイチでした。

▪︎ 最後に
 皆さんのパフォーマンスを1番の特等席で観させていただきありがとうございました。
自分を表現して人に何かを伝えたり、チームで何か一つを作り上げることの尊さをこの日を通して改めて感じました。

 JAPANへ出場する皆さん、存分にステージを楽しんできてください。良い結果を期待しています。



   



 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2024年08月05日(月)12:00 ~ 09月04日(水)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2024年09月02日(月)00:00 ~ 09月07日(土)23:59まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

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PLACE

パープルホール

〒583-0035 大阪府藤井寺市北岡1-2-3

アクセス
Mochas( MACKDADDY )

・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 2016 優勝
・2015,2018年 World Jump Rope Championships 総合優勝
・2016-2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門優勝
・2016,2020,2023年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN SENIOR部門優勝
Michael( 毘沙門天 / Monday Night Fever )

・2016年 Double Dutch Delight West 2016 一般部門 優勝
・2017年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2017年 Double Dutch Delight West 2017 一般部門 優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 優勝
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 一般部門 優勝
AI( NEWTRAD )

・2016年 AMERICAN DOUBLE DUTCH REAGUE 国際大会 2016 優勝
・2017年 Double Dutch Delight West/South 2017 GUEST SHOW
・2017年 Double Dutch Delight Japan 2017 GUEST SHOW
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2024 4位入賞"
Kiccy

・2019年 Double Dutch Delight West 2019 OPEN部門優勝
・2019年 Double Dutch Delight Japan 2019 OPEN部門優勝
・2019年 Double Dutch Holiday Classic Advanced Fusion 3rd place
・2020年 Double Dutch Delight West 2020 一般部門優勝
・2020年 Double Dutch Delight Japan 2020 一般部門第2位
Jun( MACKDADDY )

・2014年 DOUBLE DUTCH SUMMER FESTA 2014 優勝
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2016 優勝
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2016 優勝
・2016年 Double Dutch Delight Japan 2016 一般部門優勝
・2018年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN FINAL 4位
MC OHINA

プロダブルダッチチーム「NEWTRAD」のメンバーとして、MCも務めるOHINA!おしゃべり大好き愛嬌たっぷりの関西ガール!ステージでの様々な表現を経験した彼女だからこその視点を持ち、キッズ大好きなOHINAらしい優しさ溢れる言葉で、選手を送り出す!